2010年12月4日土曜日

12/4 新国立劇場 『シンデレラ』 3回目

 本日は休日ということもあり、CDを探しに新宿へ、かなり早い時間から出かけておりました。そう、今日は楽しみにしていたまゆみさんの舞台。やはりひろみさん同様、貝川さんがパートナー、なんとかならないかな? 彼のこの配役 ・・・何故良いって思えるのかな? 確かに芳賀さんはシンデレラの王子とは、いかないのかもしれませんが、彼の方がよっぽど適役でる事と思います。またほかの男性陣も、十分に充実してきているのに、同じようにチャンスを与えてほしいと思いますね♪  なにはともあれ、今日も舞台を楽しむことと致しましょう ・・って思ってたのです。


今わたしたちが一般的に知っているヨーロッパのシンデレラのルーツは
1 イタリア バジーレ 灰かぶり猫 ( La Gatta Cenerentola (1634))
2 フランス ペロー サンドリオン ( Cendrillon (1697))
 3 グリム 灰かぶり ( Aschenputtel (1812)) の様です
あまり意味のある記載ではありませんが、忘備録として。
なおルーツは、中国・唐時代の段成式(文人、詩人)と記載されていますね・・知らないのですが・・!


それはそうと余談ですが、本日探してたCDを買うことができました。バッハ:前奏曲とフーガ-変ホ長調 BWV552です。とても聞くことを楽しみにしておりましたオルガン曲です。(アマゾンでは探すこと出来なかったです) 今このバッハを聞きながら書いています!

スタッフ:
    芸術監督:  デヴィッド・ビントレー
    振付:   フレデリック・アシュトン
    作曲:   セルゲイ・プロコフィエフ
    装置・衣裳製作: 英国ロイヤルバレエ
    指揮:   デヴィッド・ガルフォース
    管弦楽:   東京フィルハーモニー交響楽団
Artistic Director : David Bintley
Choreography : Frederick Ashton
Music : Sergei Prokofiev
Scenery and costumes : Production of The Royal Ballet at the Royal Opera House
Conductor : David Garforth
Orchestra : Tokyo Philharmonic Orchestra

キャスト:
【シンデレラ】  寺島まゆみ 
【王子】  貝川鐵夫
【義理の姉たち】 保坂アントン慶 井口裕之
【仙女】  湯川麻美子
【父親】  石井四郎
【春の精】  丸尾孝子
【夏の精】  本島美和
【秋の精】  米沢 唯
【冬の精】  寺田亜沙子
【道化】  福田圭吾
【ナポレオン】  八幡顕光
【ウェリントン】  小笠原一真
【王子の友人】  芳賀 望 江本 拓 菅野英男 輪島拓也

 楽しい♪
「シンデレラが12時を打った時計の音のシーン」が最高潮
こころの中は、もう・・言い様の無い、感覚に包まれ、まゆみさん・・やったよ・・って感じです。もう説明なんて出来ない面白さと、演技の冴えと、ある意味感動♪ 彼女の新境地がこの演技で開花?したのは間違いない感じ。それは、鐘が鳴った瞬間の出来事。会場の何人が、この素敵極まりない演技に釘付けになってたかは定かではありませんが、お笑い芸人以上の「やってもうた~・・12時超えてるし」って言葉だった。もうシンデレラと、彼女の手、表情、周りの清ました衣装を来た人々の狭い隙間で、一瞬ではありますが、まゆみさんだった気がするし、愛らしいし、お茶目だし、美人だし、この演技有っての生の舞台。
返す返すもやっぱり、楽しい♪
本題です
まず、このレベルで演目が”観れる幸せ”を提供して頂ける事を望みます
本日の貝川鐵夫、思ってたよりも、サポート頑張ってたし、安心しました。安堵安堵。上でずいぶんな事・・書きましたが、今回は良かったって感じなのですが、やはり王子であのソロはいただけませんね~~^!! 今後も見守りますか! さて過去2回報告してきた、オープニングのシンデレラの様子でございますが、3人の役を見た中では、まゆみシンデレラが、一番の働き者。ちゃんと掃除もしてたし、雑巾がけも手抜いてないし。
新国立劇場の画像です
まゆみさんが違う
随分と練習頑張ったんだろうな♪ こんなキレているまゆみさんを見たのは初めてかもしれないですね。 
いつもは少しホワっとした音のとり方が独特で、うつくしい踊り、「たおやか」って言葉が似合うキャラクタであり、今まで長い間、疑うことをしなかったし、当然の如くにそう思って来てた。だが今日のまゆみさんは、「たおやか」なんて言葉じゃ弱い気がする位に役を消化し、タイトルロールを精一杯で魅せてくれてた様に感じられた。 
なにか変わってた。でも上に書いた様に、全編に渡り、楽しいし、わたしを幸せにしてくれた事は間違い無い。



また書くことがズレましたが本題です
1幕途中からです
シンデレラは、姉妹の妹に少し好かれてるみたい。もちろん姉に逆らうことが出来ない妹は、うかつにシンデレラに優しくできないでいるが・・・、多分この妹、シンデレラが嫌いではない気がした。ってストーリーも良いかな? でも井口裕之演じる義妹はちょっと優しい目を投げかけてたし。 そんな中、お城での舞踏会の準備が始まる。教師たちが部屋に入ってくる。ダンス教師は吉本さんですね♪ ここ、父とシンデレラも横で真似てみるのですが、いきなり上手いのです。それぞれでここ観てたら面白いのですが、今日のシンデレラは、少し控え目。一度退席してからのシンデレラのヴァリエーションは今までのまゆみさんイメージを覆す出来だった。実は少しびっくりしてたわたしがいる。気のせいだと少しのあいだ思ってた。 でも凛としてた。今まで無かった。 それから、2回目の退席で、いよいよ仙女の登場から、魔法の世界へインする。 湯川麻美子、今回はさすがに川村真樹に持って行かれてた感がある。 あの真樹オーラは凄かった・・忘れようにも無理。 でも今日の仙女は踊りだけでも抜群にうつくしいのです。次々に登場する精霊たちを誘い入れる母の様な湯川は、確りとしてて舞台に一本筋を通してくれる。 なかだるむ時、彼女が中心で踊ると締まるし、やっぱり必要な人で有ることを再認識してしまう。
2幕
シンデレラ登場シーンが待ちきれないが
でもその前、グランド・ワルツの楽曲が心地良く響きだし、新国立劇場・群舞の小気味よさと相まってきもちはどんどん盛り上がる。それ迄の不思議なテンポはこの為にわざと仕組まれたプロコフィエフの意図とさえ思ってしまう程、完璧な楽曲と振付。それまでは紫と臙脂色を基調とした色彩の洪水から、チュチュをきたパステルと白の純粋が入ってくる。 そのあと精霊・仙女、豪奢な魔法の衣装で現れるのですが、息を飲むくらい・・・きれい♪
もうダメです・・ こんなに美しい姫。 こんな演目なのに・・少し涙ぐんでしまった♪
そこからのシーン、ヴァリエーションも凄かった。1幕で魅せて頂けた事は気のせいでない事をほんとうに理解した。先日、さいとう美帆の進化!って書きましたが、いや・・今日目撃したものは私などが言う次元では無くなってた。
アシュトンも新国立劇場の群舞の出来は満足してくれるかな? 多分これ以上は無いでしょ♪
先日から大湊さんが気になるって書きましたが、今日もガンガン観てしまった。はやく・・はやく・・って感じです。 とっても気品のある容姿を早くね♪
もう1つは王子の友人、芳賀 望 江本 拓 菅野英男 輪島拓也ですね。よくよく見るとみんな素敵でした。わたしあまり人を覚えるの苦手なのですが、輪島さん覚えたかもしれません。(芳賀さん、江本さんはもちろんひろみさんつながりなのでした)
ここから、12時の鐘ですね それは上に書いたとおりなので省略
3幕
ポケットの靴を見つけて、夢と思ってた世界が現実世界としてシンデレラに直面した時の演技、少し意味不明だった。(ごめんなさい) 惜しかった。今までうまかったのに・・・って思ってしまった。(ごめんなさい)でも、その後の笑顔が素敵過ぎる。帳尻があってしまってた。 主体性のなさです!
すべてが、まゆみさんのシンデレラを中心に回っている。幸せ。また最低2年以上は見ることの出来ないキャストですが、ほんとうにしあわせを頂きました。ありがとう♪
突然ですが、
寺田亜沙子が気になっています。長田さんのシンデレラ・タイトルロールに続き、ラ・バヤデールのニキヤ抜擢です。もしかして1/23はっておもいましたが、ダメだったのです。 ショパンガラ・コンサートなのでした。いつか機会があえばって楽しみにする事と致しましょう♪  今回の、新国立劇場バレエ 『シンデレラ』は3回違うキャストでみせて頂きました。主役の方等しか感想はのせてませんが、とてもみなさんの進化に驚きました。前回の、書いた内容は間違いであった事、確かに理解出来ましたし、今後とも楽しみにしておりますね♪
それでは、1月のラ・バヤデール、楽しみにしております ・・ ありがとうございます

0 件のコメント:

コメントを投稿