2009年3月28日土曜日

3/28 BALLET THE CHIC - 第1回目

 

 
本日は、新国立バレエ「BALLET THE CHIC」を観てまいりました。久しぶりの中劇場、今日はセレナーデ用にオーケストラが入り、6列目が最前列です。

- BALANCHINE, THARP, DUATO-
ジョージ・バランシンの 『セレナーデ』
井口裕之         『空間の鳥』
ナチョ・ドゥアト      『ポル・ヴォス・ムエロ』
トワイラ・サープの    『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』

【振付】
ジョージ・バランシン(『セレナーデ』)
トワイラ・サープ(『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』)
ナチョ・ドゥアト(『ポル・ヴォス・ムエロ』)
井口裕之(『空間の鳥』)
【指 揮】渡邊一正(セレナーデ)
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団(セレナーデ)

キャスト
<セレナーデ>
西山裕子、寺島まゆみ、寺田亜沙子、マイレン・トレウバエフ、冨川祐樹
<空間の鳥>
前田新奈、貝川鐵夫、江本拓、八幡顕光、高木裕次、佐々木淳史、末松大輔、
アンダーシュ・ハンマル、泊陽平、清水裕三郎、野崎哲也、原健太、三船元維
<ポル・ヴォス・ムエロ>
湯川麻美子、遠藤睦子、西川貴子、本島美和、丸尾孝子、小野絢子
吉本泰久、 貝川鐵夫、陳 秀介、冨川祐樹、山本隆之、古川和則
<プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ>
福田圭吾、湯川麻美子、小野絢子、さいとう美帆、中村誠
ほか 新国立劇場バレエ団

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いや~~西山裕子さんに”惚れてしまった” 状態です。特に髪をほどいてからの裕子さんの美しさといったら、前列にいた私はすっかり参ってしまいましたし、顔はニコニコというより、ニタニタしてたと思います。時々彼女の素晴らしい側面が見えます。
 チャイコフスキーの「弦楽セレナード・ハ長調・作品48(バイエルン放送交響楽団)」、この楽曲を聞くだけでも幸せな気分になります。以前、「10周年ガラ」で初めて「セレナーデ」を見てから、早速アマゾンでこのCDを買いました。今日は初めて衣装、息遣いを意識して見ることの出来る席についていました。

 白のクラシックチュチュは、思っていたよりオーガンジーを思っておりましたが、どちらかと言うと、もっと柔らかい、ジョーゼット的なとても薄い軽さがあります。
私は第3楽章の「ロシア」 テンポが上がってきてからの幕と最後の「エレジー」がとても気に入っています。裕子さんもそうでしたが、まゆみさん、美帆さん、それに”マイレン”・・私にとって、新国立劇場でのベストキャスティングですね。

明日はひろみさんで観ます。とても楽しみですが、マイレンが居ないのが寂しいかもしれません♪

あとの3演目は全くの初見です
空間の鳥 ・・ 何人かもう少し「入り込んで欲しい」と思う人もいたのが残念かもしれません。先日NHKの芸術劇場で見た「モーリス・ベジャール -愛、それはダンス」に出てきた衣装にとてもよく似ていた事・・ほかはよく理解できませんでしたが、もう少し強い息遣いを感じたいが、新国立劇場の行儀のよさからは無理かもしれません。(不得意系の演目と思います) 次の演目、もちろんポル・ヴォス・ムエロもそのカテゴリでしょう。『あなたのために死ぬ』という心情を、強いステップと、早い舞台展開と、とてつもなく奇妙なライティングで、効果的につなぎます。 意味が分らない私にとって、少し退屈でした。

やはりこの手の演目は私、苦手です。(ごめんなさい) でも湯川さん、山本さん、吉本さんなどとても素敵な、「入りきった」パフォーマンスを見せて頂けた方もいます。湯川さんのかっこよさはここでも光っています。小野さんではやはりこの役は上品過ぎて物足りない・・って感じます。確かに正確だとは思いますが・・ 。 一番残念だったのは、『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』でしょう。福田さんの演技に粋さと、品を感じない。 もっとコミカルに、もっと上品に、って。頑張っている様子がひしひし。

 今回とても難しい演目ではないかと思います。もちろん新国立劇場バレエにとっても良い経験になる舞台とおもいますが、合う合わないがはっきりでています。「セレナーデ」以外の演目では、今の新国立劇場バレエを生かしきることの難しさを感じました・・。
  

2009年3月22日日曜日

3/22 ジゼルの一場面

ジゼルの大好きな場面を比較してみました。ディアナは「クラシックバレエには、「ジゼル」の2幕より優れた振り付けはないと思います」と収録の中で言っています。本当に何度観ていても飽きないし、私も購入した中で一番多い作品です。
たぶん一番見ているのは、スカラ座の映像かな♪ (ウィリとなった美しさとロベルトは絶品です)


パリ・オペラ座のシーン [レティシア・プジョル]

ロイヤルのシーン [アリーナ・コジョカル]

ミラノ・スカラ座のシーン [スヴェトラーナ・ザハロワ]

ディアナのレッスン

「ジゼルがウィリとなる」 場面です。ここからとても大好きな、素晴らしく洗練された振り付けが続きます。版がいろいろありますが、どれも素晴らしい2幕目です。
自分的には、ジゼルは、シェスタコワが一番ですが、こうみるとどのバレリーナも素敵ですね♪
今後ジゼルダンサーとして期待したいのは、マリインスキーのエフゲーニャ・オブラスツォーワあたりかと思います(まったく勝手な想像です)し、是非観舞台としてみたいのはディアナです。
でも、来年も、ミハイロスキーはシェスタコワのジゼルが有れば絶対観に行きたいローテでしょう♪


追記:きちんと調べないとだめですね。(すみません) ・・ エフゲーニャはレパートリ(Repertoire includes:)の中で、ジゼル既に踊っていました。
  → こちら 

2009年3月21日土曜日

3/21 アンナ・カレーニナ三昧

 先日から、新潮社; 改版版 (1972/02)『アンナ・カレーニナ』(3巻)を読み終わり、DVDを購入して見てみました。バレエ以外のDVDを久しぶりに購入しました。
アンナ:ニコラ・パジェット
カレーニン:スチュワート・ウィルソン
ヴェロンスキー:エリック・ポーター
・・トルストイの名作が、世界的にも有名なBBC(英国放送協会)の専門技術によって完全映像化・・とアマゾンの説明の記載されています。本当に面白かったです。
レフ・トルストイの文学作品は、実はまったくの初めてでしたし、今まではあまり触れたことの無いジャンルだったので、あっと言う間に引き込まれました。 よく原作を読んで映画を見ると、残念な結果になるといいますが、これは別でしたね。本当にBBCはよく作ったと思います。 忠実な言葉使いは元言語でないとわからない部分は多いと思いますが、フランス語(小説では、使用人に聞かせたくないために使いあわけていたとある)も織り交ぜたものでした。

解釈にはいろいろあるかとおもいますが、「あとがき」にある部分を書いてみます。
アンナ・カレーニナのモデルは、詩人プーシキンの娘マリア・ガルトゥング夫人で、細面の冷たい感じの美女。ニコラ・パジェットにぴったりでした。 

もう一つはDVDから
ロシアの呼び名について面白いおまけがDVDについていました。
ロシアの姓名は、名(クリスチャンネーム)+父称+姓のようです。
アンナの夫、カレーニンはアサクセイ・アレクサンドロウッチ・カレーニン
アンナ(女性)女性形に変化する。アンナ・アルカディエウナ・カレーニナとなるそうです。

DVDは是非本を読んでから見ることをお勧めしますが、DVD2枚組でとても長い作品です。アマゾンによると。367分とありますが、あっと言う間でした。 ゆっくり時間をとれる時しか見るのは無理かも・・・♪

3/21 パリ・オペラ座 ジゼル DVD

 
パリオペラ座『ジゼル』のDVDが届いていました。やっとお本日ゆっくりと見ることができました。

《キャスト》
●ジゼル:レティシア・プジョル
●アルブレヒト:ニコラ・ル・リッシュ
●ミルタ:マリ=アニエス・ジロ
●ヒラリオン:ウィルフリード・ロモリ
●ペザント・パ・ド・ドゥ:ミリアム・ウルド=ブラーム、エマニュエル・ティボー
●ドゥ・ウィリ:エミリー・コゼット、ローラ・エケ
他 パリ・オペラ座バレエ

●原振付:ジャン・コラリ、ジュール・ペロー
●振付:マリウス・プティパ
●改訂振付:パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ
●音楽:アドルフ・アダン
●美術:アレクサンドル・ブノワ
●演奏:ポール・コネリー指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
●収録:2006年12月 パリ・オペラ座ガルニエ宮

プジョルのジゼルは、とても悲劇的でした。 アルブレヒトの正体が判り王妃との間に入るシーン。それから徐々に心が壊れていく様が、オペラ座特有のカメラワーク(アップでの表情)により、とてもリアル。
ペザントではミリアム・ウルド=ブラーム、エマニュエル・ティボーです。ティボーのヴァリエーションは少しゆるい感じですが、私は好感が持て大好きです。ミリアムは相変わらず可愛いダンサーでした。
ニコラ・ル・リッシュのアルブレヒトは、とても洗練された王子です。というより、とても開放的な、現代的な『ジゼル』でした。
2幕でやっと登場するマリ・アニエスですが、やはりこのDVDのポイント。なんと美しい姿でしょう。
彼女を見たかったので購入したかいがありました。


2009年3月20日金曜日

3/20 NBSからのメール

 
NBSからのメール内容ですが・・・・、
やはりWEBでの登録、購入が始まってから面白い企画でいっぱいです


<キャンペーン期間>
2009年3月20日(金)10:00~4月4日(土)18:00

<キャンペーン内容>
上記期間中に東京バレエ団創立45周年記念<スペシャル・プロ>(4/18,19)の
S~C席チケットをNBSWEBチケットでご購入いただいた方の中から、抽選で100名様(※)を
“フリーデマン・フォーゲル、レオニード・サラファーノフを囲む会”にご招待。
期間中にご購入いただいた方すべてが対象となりますので、あらためてイベントへのお申込みを
していただく必要はございません。
※別途開催しております「バレエの祭典特別鑑賞会」会員の方に向けてのキャンペーンと合わせて
100名の方を抽選の上ご招待させていただきます。

<抽選結果発表>
当選された方にのみ、4月10日(金)に登録されているメールアドレスに、
参加方法等をご連絡いたします。

<“フォーゲル&サラファーノフを囲む会”開催概要>
□日時:2009年4月19日(日)18:00~19:00
□会場:東京文化会館4階大会議室
□内容:トークショー、写真撮影などを予定

■注意事項:イベントには当選されたご本人様(※)のみご参加頂けます。
当選の権利を他人に譲渡することはできません。
※当選者様が2枚以上チケットを購入されている場合、
チケット購入1枚に付き1名様が参加可能です。


1.明日、NHK「芸術劇場」にて<ベジャール・ガラ>放映

すでに東京バレエ団のホームページ、NBSのホームページではお知らせしておりますが、
明日3月20日(金)に、NHK「芸術劇場」で今年の2月に上演されました東京バレエ団
<ベジャール・ガラ>が放映されます。
放映内容は、以下のとおりです。

□番組名:NHK「芸術劇場」(NHK教育テレビ)
□放送日:2009年3月20日(金)
□放送内容
22:30-22:45 情報コーナー
「ボレロ」に主演したシルヴィ・ギエム、<ベジャール・ガラ>の振付指導ため来日した
ジル・ロマン、そして現在東京バレエ団でベジャール振付「ルーミー」を指導中の小林十市
ら、ベジャールゆかりの人々のインタビューと過去の映像で、現代バレエ界に偉大な足跡を
残したベジャール氏の業績を振り返ります。
ジル・ロマンが指導した<ベジャール・ガラ>のリハーサルの様子も放送される予定です。

22:45-23:40 公演コーナー
<ベジャール・ガラ>
「中国の不思議な役人」、「ボレロ」
(2009年2月9日収録)

23:40-24:45 公演コーナー
「ベスト・オブ・ベジャール - 愛、それはダンス」ハイライト
(2005年パリ/パレ・デ・スポール)

皆様、明日の放映をお見逃しなく!

2009年3月9日月曜日

3/9 新作DVD

 アマゾンからのメールで、しりましたが『真夏の夜の夢』が出るようです
ミラノ・スカラ座バレエ団「真夏の夜の夢」(全2幕) 
大好きなアレッサンドラ・フェリとても楽しみです。


また、オペラ座の『ジゼル』も出ましたね
キャストの記載も出ておりますので備忘録としておきます

《キャスト》
●ジゼル:レティシア・プジョル
●アルブレヒト:レティシア・プジョル
●ミルタ:マリ=アニエス・ジロ
●ヒラリオン:ウィルフリード・ロモリ
●ペザント・パ・ド・ドゥ:ミリアム・ウルド=ブラーム、エマニュエル・ティボー
●ドゥ・ウィリ:エミリー・コゼット、ローラ・エケ
他 パリ・オペラ座バレエ

●原振付:ジャン・コラリ、ジュール・ペロー
●振付:マリウス・プティパ
●改訂振付:パトリス・バール、ユージン・ポリャコフ 
●音楽:アドルフ・アダン
●美術:アレクサンドル・ブノワ 
●演奏:ポール・コネリー指揮 パリ・オペラ座管弦楽団
●収録:2006年12月 パリ・オペラ座ガルニエ宮

書いてみて気付きましたが、アマゾン記載ミスですね
アルブレヒトはニコラ・ル・リッシュです
双方とも、早速ですが3/18で注文してみました。

2009年3月2日月曜日

3/2 ひろみさんおめでとう


中川鋭之助賞を受賞されたそうです
久しぶりに、パソコンを触って、とりあえず見たのが、寺島姉妹のサイトです
過去の受賞者はすごいです。(敬称略)

平成20年 齊藤 拓 
平成19年 島添 亮子 
平成18年 平山 素子 
平成17年 川野 眞子 
平成16年 島田 衣子 
平成15年 山本 隆之 
平成14年 上野 水香 
平成13年 佐々木 大 

平成12年 志賀 三佐枝 
平成11年 宮内 真理子 
平成10年 小嶋 直也 
平成 9年 酒井 はな 
平成 8年 下村 由理恵 
平成 7年 吉田 都 

本当におめでとうございます
明日の新聞かな?
受賞の一報が届いたのは2週間ほど前。 ・・とありました
また、この受賞が過去の栄光とならないよう ・・とありますが、もちろんそんな事はないと思いますし、
またこれからもがんばってほしいと思います

2009年2月21日土曜日

2/21 ハンブルグブログ

私にとってのハンブルグバレエの公演はとうに終了していますが、相変わらず『椿姫』の旋律が鳴り続けています。ブログに余りにも素敵な写真が有ります。あと私もその夕方食事したのですが、中華街(朝陽門)から入りましたが、久しぶりに横浜だったので、なにげに嬉しかったりして・・




»Die Kameliendame«, Bühnenprobe Carsten Jung,
 Miljana Vracaric und Joëlle Boulogne / © Holger Badekow

(Hamburg Ballet)

2009年2月19日木曜日

2/18 ハンブルク・バレエ『椿姫』


ハンブルク・バレエ『椿姫』
Die Kameliendame

音楽:フレデリック・ショパン
演出・振付:ジョン・ノイマイヤー
舞台美術・衣装:ユルゲン・ローゼ

マルグリット・ゴーチェ: ジョエル・ブーローニュ
アルマン・デュヴァル: アレクサンドル・リアブコ

デュバル父: カーステン・ユング
オランピア: カロリーナ・アギュエロ
プリュダンス(デュヴェルノア):レスリー・ヘイルマン (慎重なデュヴェルノア)
ガストン: アルセン・メグラビアン
ナニーヌ:ミヤナ・フラチャリッチ
伯爵:ヨロスラフ・イヴァネンコ
N伯爵:ヨハン・ステグリ
マノン:エレーヌ・ブシェ
デ・グリュー:ティアゴ・ソアレス
ジュリー・デュプラ:今回も参加なし


 小説では、マルグリットは20歳の小柄な女性、痩身を粋な着こなしでカバーする、貴族の雰囲気を持ったと記されていたと思います。田舎への遠征が数か月間続いたと言うことも含めると、21歳での終焉と考えます。そのあと、アルマンはマルグリットの妹に、墓の移動許可を貰い、彼女の棺桶を見て、初めて死の現実を受け止めます。 特に原作にオペラより近いと言うことは多分ですが正しいと考えますが、本当にノイマイヤーはこの大規模な場面設定を簡単に幕1枚で変えるし、人間の苦悩をある時はパ・ド・ドゥに仕上げ、ある時は硬直した女性をリフトし、いかにもこの世界で変わらない物は無い「諸行無常」を訴え、またある時は対比によって追い落とし切る徹底ぶり。 

 本当に幸せな気分には人間は絶対になり切る事が出来ないのかも・・って。 私なんかでも確かに楽しい時は、「一生このまま続く訳は無い」っと不安を感じたりしたことがあります。(先日の人魚姫で、生まれ育った環境で感覚が違うと思ったのはこの部分です。心配性、臆病、陰気などの感覚とその正対する部分)正負・陰影があるとすると、必ずいつもノイマイヤーの振付けには、本質的な人間感情が存在します。 本当に恰好をつけないで、「ありのままを表現すること」で、この感覚(では収まりませんが・・)は生まれるものだと信じたい。 
 小説との絶対的な違いは、マルグリットの存在です。読み進める中で自分のマルグリット像が出来上がって来るかと思います。もちろん妄想的に女性像を思い描き、またアルマンはあくまで正当で美しい男性像とが、互いの境遇ではどうする事も出来ない、また最大限の努力をしても壁は越えられない「宿命」。 人魚姫も越えられない「運命」。 決意する高潔さ、悲恋の結果としての死とその潔さ。私の幸せなバレエ鑑賞を徹底的に突き落とす作品でした、でも実は文学作品が大好きな事に改めて気付かされた舞台でした。(今日はアルマンがとても感動的でしたが)
素敵でした。
もちろん2公演とも・・・・

さて、「椿姫」はシルビア・アッツォーニでも、観たかったと言うのが正直な感想です。もちろん人魚姫の舞台を見てからですが・・・
私、この演目はDVDでしか見たことが無く、20歳のマルグリットを、マリシア・ハイデが演じており、好き嫌いで言うと、やはり演技の上手い若すぎない方が好きです。いろいろYoutube等で調べて、ジョエル・ブーローニュの公演を選びました。またアレクサンドル・リアブコは以前「エトワールの花束」で観た以来です。
 なんと言っても、忘れられない場面は、白のPDDと、その後に続くアルマンの父とマルグリットとのPDD、あまりにも切ない。ブーローニュをオペラグラスで観ていましたが、レンズが曇りました。本当にこの女性の演技力の素晴らしをここで認識(実は、はじめは少し違和感がありました)。 最初ブーローニュの演技が神経質過ぎると感じていました。でも実はマルグリットはこの堕落した生活を習慣化してたのは、そう”生きていく為” だった事を思い出しました。 パリの劇場のどこを回っても、パーティで踊ってても、高価なプレゼントで飾っても、アルマンとのはじめての食事でも、常に無理にはしゃぎ、また浪費することは、自身への証なのです。私(の勝手な思い込み)が気づいてからはブーローニュは、細やかなと言う”思い”に変り、3幕目のお金を払いのけるところでピークを迎えました。素敵でした。
公園の中で行きかう人の中に、アルマンがマルグリットに出会います。オランピアの誘惑のシーンでは、あれっ・・変わったのかな・・って思ったより後に、絶妙のタイミングでアルマンの腕に滑り込ませます。オランピアのこの楽しみかたって何? ・・ 心底娼婦のオランピアを観た様な気持ちになり、アギュエロの上手さでした。
 その他で大きな拍手を送ったのは、やはりマノンのエレーヌ・ブシェ。 なんとも迫力があり、死に逝く運命をデ・グリュー(ティアゴ・ソアレス)と力尽きるまで踊り切ります。心が震えました。最後はマルグリットとトロワになるのですが、この優しさは贖罪したマノンを天使に変えていました。この対比を一般的に見る気にはなれない演技です。愛する人の腕の中で逝く事と、思い出の中で逝くこと・・・対比しているようですが、この日ばかりは私の中で対比に見えなかったのも事実です。
 一方、コール・ドのみなさんは、あまり綺麗ではありませんが、この規模の演目をするには、役者が十分な仕事をし、その中で世界的に育っていくのでしょう。 この仕組みを生み出しているハンブルグ市(行ったことが無い私ですが)に憧れます。官僚の言いなりの日本。ダンサー=芸術家の生活をキチンと保証して欲しいと思います。
 それとナニーヌが妄想で思ってた以上に、奇麗すぎです。まだ会場全体が明るい中、場内放送で5分後に始まります・・とアナウンスがあって暫くした後、ナニーヌがオークション部屋に入って行きます。一番すなおなマルグリットを理解しているかも知れません。上品な所にいたのかもしれませんし、そうでないかも知れません・・が、ミヤナ・フラチャリッチのナニーヌはとても品がありましたし、田舎の家での弾けようは素敵でした。

 ”全体を通して少し違和感”が有ったのも事実です。キャストが妙にシリアスになり過ぎ、テープの音も小さくて1幕は、あれれって思う事が多かった様に思います。・・・民音さんへ・・・椿姫は、神奈川県民ホールでしたかったのか、しょうがなかったのか、あのホールはとても合っていたと思います。 私にとっても、とてもと良い1日でした。 少し寒かったのですが終了後ゆっくりと歩いて帰りました。頭の中を整理しながらにはちょうど良い時間になりました。電車にのってから少し頭痛がし、帰って温まりBLOGもUPしないで眠ってしまいましたが、上に書いた通り、とても疲れた・・と言うのが感想です。 1演目(人魚姫)が日曜で良かった気がします。

私が感じたマルグリットとの心の動き「ジョエル・ブーローニュ」版を書いて見たいと思いましたが、後日にします。
素晴らしいでは語れない舞台でしたし、民音さんを含め、感謝ですね♪

    

2009年2月18日水曜日

2/17 追記2ハンブルグ・バレエ

 
Cover-Storyが BLOGに出ていました。
素敵な写真が多くあり、明日の神奈川での「椿姫」が楽しみです

Alexandre Riabko und Joelle Boulogne als Models: Für die Zeitschrift »Dance Magazine« standen sie in den Kostümen des »Black Pas de Deux« aus »Kameliendame« heute Nachmittag vor der Kamera. Das Magazin wird die beiden auf den Titel einer der nächsten Ausgaben bringen und dort ausführlich über das Ballett und die Japan-Tournee berichten.

とあります。ダンス・マガジンなのでしょう。
3月はザハロワ・キトリの表紙なのですが、「黒のパ・ド・ドゥ」の発売を楽しみにします。