本日は渋谷まで・・ 「ライモンダ」を観てまいりました。
【キャスト】
ライモンダ オクサーナ・シェスタコワ
騎士ジャン・ド・ブリエンヌ マラト・シェミウノフ
アブデラフマン アレクサンドル・オマール
伯爵夫人シビラ・ド・ドリス アンナ・ノヴォショーロワ
ハンガリー王アンドレイ二世 アンドレイ・ブレクバーゼ
侍従 パーヴェル・シャルシャコフ
ライモンダの友人:クレメンス タチアナ・ミリツェワ
ヘンリエット イリーナ・コシェレワ
ベランジェ デニス・モロゾフ
ベルナール アンドレイ・マスロボエフ
夢の場面ヴァリエーション マリア・ドミトリエンコ/オリガ・グローモワ
サラセンの踊り ナタリア・クズメンコ/アレクセイ・クズネツォフ
パナデロス エレーナ・モストヴァーヤ/アンドレイ・カシャネンコ
ハンガリーの踊り エレーナ・フィールソワ/ロマン・ペトゥホフ
3幕ヴァリエーション ユリア・チーカ
【オーケストラ】
指揮:ミハイル・パブージン
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦楽団
鳴りやまない拍手、主役の2人、シェスタコワとシェミウノフの贈られたブラボーでした。何度も何度も、登場した2人へ惜しみないカーテンコールでとても感動的な終幕♪ (シェスタコワも少しだけ嬉しそうな微笑み とても幸せな気分にしていただけます) ミハイロスキーの定番にしてほしい素敵な演目と大好きなシェスタコワ。衣装もとても素敵ですし、まだまだバレエ団自体が『新・ライモンダ』に慣れていない感は否めませんでしたが、大事に踊り継いで頂きたい演目と・・・と改めて思います。澁谷オーチャードホール、少し苦手な会場へ向かう中は雨でした。相変わらず、ぎりぎりの時間に入り、キャスト表を確認してから、すぐにミハイル・パブージンの登場です。 アレクサンドル・グラズノフの『ライモンダ』の序曲。 やっぱり先日も感じましたが、レニングラード国立歌劇場管弦楽団の安定感に難ありです。美しい旋律なので不安定感が如実に響きます。・・がそんなこと思っている間に登場です。先日のジゼルでも思いましたが、少し不調なのかな? それとも疲れ?何となく今年は体調管理が上手くいっていないのか、シェスタコワは少しふっくらした感じがします。 それとコールドがぶつかり合う、省略している、・・完全に振りを覚えていない?・・なんて事が見て取れる感じがしました。 でも、先に述べた、衣装がとても素晴らしいし、1幕ハンガリーの城内でのエンジに金色とスパンコールの刺繍(って見えた)は、とても美しくライトに映えます。男性陣のマントは1幕終了まで外すことなく、とても男前な雰囲気がありました。 王妃の袖のラウンドカットはとても素敵ですし、王の色彩も、これぞ・・と言う感じがします。とてもゴージャスで、ミハイロスキーと言うことを忘れてしまう位にきれい。だたオーチャードの手狭な舞台なのが可哀そう!
ライモンダは、ジャン・ド・ブリエンヌに本当に恋してました。でもシェスタコワとシェミウノフのパートナーシップが少し不安定なのが残念。視線がいつもサポートを気にしているし、今日も舞台から近い為少し気になりました。 これじゃ逆の相乗効果です。来年は本当のパートナーシップで観てみたい。
やっぱり今日もミリツェワ、コシェレワは安定感抜群で、拍手はすくなかったけど「ブラボー」をお送りしたいと思います♪
2幕目でやっと慣れてきた(尻上がりに良くなっていく・・♪)パートナーシップ。リフトしている時も少しドキドキしましたが、入りこみました。
夢の場面で想像していたのは、オマールがシェミウノフよりマッチョでいてほしかった事かな♪ ・・ アブデラフマンはより野性的でエキゾチックであってほしいし、あれだけ細い線は無いんじゃないの? 特に決闘シーン・・刀を合わせるとき、(オマールがシェミウノフが正対したとき) 上から見られているアブデラフマンでは少し物足りない!^^ でもでも彼のソロヴァリエーションが非常にきれいです。 アブデラフマンが恋した、ライモンダは一瞬受け入れそうになるのかな・ って考えてましたが、終始拒否した、愛し方を演じていました。 これは彼女のライモンダの表現として嬉しいと感じました。 愛されているジャン・ド・ブリエンヌはとっても幸せ者です。 ピアノ演奏のソロヴァリエーションが圧巻でした(3幕)。
あと、「ライモンダの家(伯爵家)の守護神」 白の貴婦人は出ていませんね。
http://www.leningrad-ballet.jp/performance/raymonda/index.html
を読んでいて、前準備は出来ていましたが、全然違う・・でも許せる。
それと今日は酷い話があります。それは隣に座っていた老夫婦。尻にコートを敷いて座高を高くし、先ほどまでの座高を2倍ぐらい背伸びして(こんなにのびるんだ!)、体を前に20度、左右に90度、おまけに私の腕に当たってくるし、視界にまで入り込む動き。 + おしゃべり。 (前の紳士は注意していました。) もう閉口でした。 何となく今回1幕目は気になりもったいなかった。 また3幕目はとなりが開いているので勝手に移動して、その理由が「前の男性が邪魔」と大きい声で言ってました。 そんなアホな・・・
オーケストラが鳴り始めても何となく今日はざわざわした日。 せっかくですからマナーを覚えましょうね。
今年も1月が終わります。2月は新国立劇場の「ライモンダ」が続けてあります。私は初見なのですが、ひろみさんの舞台は久し振り。今回は3回を予定していますが、この更新頻度を見てわかる通り、仕事がとても忙しい状態。大丈夫かな?2月は劇場通いを楽しみにしていたのに、仕事のスケジュールが伸びたせいで、危なくなってきました。