2009年11月28日土曜日

11/28 Arabesque No.13

 
グルジア・トビリシ州立バレエ(またまたニーナねたですが・・)から
No.13 The periodical Magazine of the Ballet of Tbilisi Opera & Ballet Theatre.
がリリースされていました。


ABTでの Farewallにともなって、各関係者、友人?からのカードの掲載があります。
でも、No.12が無くなっているし、なにか差し替えがあったのかもしれませんね。
その中( 2009 No.13)の、
NINA ANANIASHVILI: “SWAN LAKE WAS THE FIRST AND THE LAST”
FOUR EVENTS AT THE AMERICAN BALLET THEATRE で

    Nancy Ellison(バレエ・シアター取締役?)
    Kevin McKenzie(美術監督)
    Maria Rizetto
    Natalia Osipova
    Irina Kolpakova,
    Vladilen Semenov
    Paloma Herrera
    Japan Arts Corporation




などの名前がみえます。みなさん、大好きなニーナにコメントされています
その中で、KAMPAIの文字が・・・ Japan Arts Corporation ですね♪
グルジア語で書かれた寄せ書き?、やっぱり寄せ書きに見えます。

11/27 白鳥の湖 2回目

本日は、マリインスキーバレエ、『白鳥の湖』2回目の公演です。 




初見である、ロパートキナ&コルスンツェフはとっても観たかったペアリング。開始までぎりぎりに時間に会社を抜け出したのですが、上野迄の電車を1駅乗り過してしまい少し焦った 焦った^^;;  楽しみにしていた舞台ですし、そんな・・・なんて思いながら急ぎ足です。おかげで少し体が温まりました。 もぎりを通った時は、まだ人が多く少し安心して席へ向かい準備完了♪ 


白鳥の湖
    音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
    振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
    改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
    台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル
    装置 : シモン・ヴィルサラーゼ
    衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ
    指揮 : パーヴェル・ブベリニコフ
    管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

≪出 演≫
     オデット/オディール : ウリヤーナ・ロパートキナ
     ジークフリート王子 : ダニーラ・コルスンツェフ
     王妃 (王子の母) : エレーナ・バジェーノワ
     王子の家庭教師 : ソスラン・クラーエフ
     道化 : グリゴーリー・ポポフ
     悪魔ロットバルト : コンスタンチン・ズヴェレフ
     王子の友人たち : ヤナ・セーリナ/ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/マクシム・ジュージン
     小さな白鳥 : エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ
              ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ
     大きな白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/ユリアナ・チェレシケーヴィチ
              アナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク
     2羽の白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/オクサーナ・スコーリク
     スペインの踊り : アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ
                イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアン
     ナポリの踊り : ヤナ・セーリナ/マクシム・フレプトフ
     ハンガリーの踊り : ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフ
     マズルカ : アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ
            スヴェトラーナ・シプラトワ/ドミートリー・プィハチョーフ
            カミーリ・ヤングラゾフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ

その前に小ネタを少し
・昨日11/26に『白鳥に湖』キャスト詳細がバレエBLOGに出ておりました。http://ja-ballet.seesaa.net/article/133986757.html  エフゲーニヤ・オブラスツォーワが出演するみたいです。王子の友人たちとして、トロアを踊るみたいですが、この日取ってなかったのです・・とても残念です。・・がディアナの日『眠れる森の美女』、ガラ公演で観る事が出来ると思うと少し嬉しいかな。 
・それとアンケート用紙いつも書かないので内容を見ていませんでしたが、先日書いた「ボリショイ・マリインスキー合同公演」の他に「ABT」「ボリショイ」の記事がありました。なんとABTは「椿姫」「ドンキホーテ」「オールスターガラ」らしいです。またボリショイは「白鳥の湖」と「希望の演目は?」の質問形式。 もう思わず「ラ・バヤデール」と書きたくなりましたが、今度また考えて出す事としました。
一応の予定:
  2010年10月  ボリショイ&マリインスキー合同公演
  2011年07月  アメリカン・バレエ・シアター 「椿姫」「ドンキホーテ」「オールスターガラ」
  2012年02月  ボリショイ 「白鳥の湖」ほか未定
となっていましたが、遠い先の話のようです。

 孤高の存在、ロシアの至宝、世界一の白鳥と言われる、ロパートキナ。 こんなに静かな『白鳥に湖』に心うたれました。パ・ド・ドゥ~コーダまでを全て平常心で観れた方はいないのでは無いでしょうか? それ位アダージョで心奪われるコルスンツェフ&ロパートキナの奇跡の名舞台でした。小さな白鳥、その後、大好きなコーダが鳴り出しても、全然前の見えない位。オデットのヴァリエーションも概ねそう。もちろん、布石として、やさしさで舞台を包むシーンがありました。それはロットバルトが白鳥の群舞を呼び寄せたあと、ジークフリードにクロスボウガンを下げる様に懇願(手をあわせてお願いしているマイム)するオデット。 舞台全体が彼女の紡ぐやさしさで包まれ、また彼の答える姿で、完全に造形されました。オデットの唯一の願いはジークフリードにより聞き届けれら、人間に戻る約束も、一瞬の恋で”叶った” かのように・・・。 やさしい時間は直ぐに落胆。 ロットバルトが王子を跳ねのけ、オデットは自身の運命を受け入れます。去り際のロパートキナの演技が凄い。
 一舜一舜の演技が、今日はチケット争奪を頑張った甲斐があり、ベストな席で観れて幸せでした。 
 また、2場ではいつも書くことに決めている、ジークフリードがオデットの手を取る場面です。静寂な湖畔でオデットは、見知らぬ男性を正視する事がまったく出来ず、このまま何度も逃げ出したい気持ちの裏腹に、王子のアタックに控え目に手をとります。(オデットの視線の微妙さが見事です)先日のコンダウーロワとは全く対照的な役作り。もちろんどちらが好き嫌いと言う訳ではありえません。 このパ・ド・ドゥが終わって拍手が鳴りやまないのは本当に初めて。 再度2人は登場しました。

 コルスンツェフを今回見たいと思っていただけに、前回と2回目になりますが、ロパートキナとの舞台は、2人にとって相乗的なオーラを作り出す事が自然に出来るように感じます。彼の少し頼りない表情と美しいステップ。決してペアの女性よりも目立たない存在感。悲しげな雰囲気。 などロパートキナのポテンシャルを十分に”引き出すサポート” をする素質満点。 彼のヴァリエーションでは、まるで空中を走る・・って言葉(しか思いつかない)がぴったりですし、なんとも不思議な存在と感じます。


 グリゴーリー・ポポフの道化、自分ではなかなか理解できません。なぜなら、控え目と、上品な役作りが微妙でした。家庭教師が回り、道化が回る所は素晴らしい出来♪ もちろん2幕でもそうです。なんとなく好きも嫌いも無く印象が薄いと言うのが今のわたしの理解力でした。 トロアですが、前回はかなりぼろぼろに書きましたが、今日の3人は、まる。マクシム・ジュージンは前回同様にとっても素敵ですし、可愛いダンサーです。 ただ文化会館での彼の方が10倍素敵に見えた事は付け加えたいと思います。 ほか、2幕では以外だったのは『ハンガリーの踊り』のボリス・ジュリーロフは普通でした。こちらは県民ホールの方が5倍良かったです。


 オディールは、オデットの時よりも顎の線を少しだけ上げて雰囲気を造ります。またパ・ド・ドゥでオディールは、(何度か)うっすら笑顔をつくっておりました。表裏を見抜けないジークフリードがじらされ、騙され、母に駆け寄る最後まで一貫した物語を作っておりました。(この楽曲部分、バイオリン・ソロがとっても意味深♪で大好きです) オディールは王子に対して、たいがい花束と一緒に大笑いも投げつけるパターンが多いのですが、ロパートキナの選択は、冷静です。 まさに冷たく静かの表情で去っていきます。 この王子に対しては、非常に効果的? まいってましたよ! またその姿が美しすぎだよコルスンツェフ♪ 

 3幕はコール・ドの美しさが光ります。幕が開いた瞬間から拍手したくなる程の情景を創る、セルゲーエフ版は大好きですね。また黒鳥と白鳥のコントラストはとっても愛らしいし。何といっても胸から腕、首のラインの美しさを持ったコール・ドはロシアバレエの醍醐味でしょ!


書けば書く程、陳腐になりそうなのでこれ位にします。今度書きたくなった時に記します。
最後の最後まで、やさしい舞台でした。 何度も何度も2人はカーテンコールに現われてくれた事に感謝♪

今日は本当に久しぶりに出待ちしました。(グルジアバレエ・ニーナ以来、会いたい人が居なかったせいですが・・)
今日の舞台を紡ぐ事の出来るロパートキナに会いたい気分の高まりでした。ついでにJAさんに貸与頂いていたDVD(イワンと仔馬の資料映像)も返したかったので、タイミングが合ったこともあり、サインと3本指握手(とても可愛い女性と感じました♪)をしていただく事が出来ましたし、笑顔を向けて頂けたことに、帰り道嬉しさも併せて持って帰る事が出来ました。

JAさんに感謝ですね、また舞台を見せて頂けた事、とても楽しかったです♪
土日はゆっくりして来週月曜は、ディアナの『白鳥の湖』から始まります。
    

2009年11月23日月曜日

11/23 白鳥の湖



 昨日から、いよいよマリインスキー2009公演が始まりましたね。私は、ダニーラ・コルスンツェフ & エカテリーナ・コンダウーロワが最初の鑑賞となります。2006年の訳が分からないまま観た舞台を確認する意味でも、とても楽しみにしていました。しっかりと今回はそれぞれの舞台を楽しみたいと思っております。白鳥の湖を3回と、眠れる森の美女2回、イワンと仔馬1回、ガラ2回の予定です。もちろん以前書いた、ディアナの舞台が一番の楽しみにしております。今日のコンダウーロワは、シーモア版『(DVD)くるみ割り人形』の雪の精でしか見たことは無いのですが、楽しみにしている1人。 名古屋公演でのコンダウーロワの記事がJAサイトに掲載されておりますが(http://ja-ballet.seesaa.net/article/133597252.html)、稟とした表情が(一番上の写真です)、写真1枚に完全に写っている感じがしました。(JAバレエBLOGには、時々いい写真があります・・ね♪)

 久しぶりの横浜。昼間の移動はいつもの夜の雰囲気とは違います。逆に今日は、時間もあるので馬車道から、レンガ倉庫を横目に、しばらく歩いて県民ホールに入りました。以外とゆっくり時間のある時のコース取りとしては良いですよ♪ 山下公園付近からやっと県民ホールがみえてきて、楽しみな時間が始まります。


キャスト詳細: こちらから

白鳥の湖 3 幕 4 場 (神奈川県民ホール)

   音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
   振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
   改訂振付 : コンスタンチン・セルゲーエフ
   台本 : ウラジーミル・ベーギチェフ,ワシーリー・ゲーリツェル
   装置 : シモン・ヴィルサラーゼ
   衣裳 : ガリーナ・ソロヴィヨーワ
   指揮 : パーヴェル・ブベリニコフ
   管弦楽 : 東京ニューシティ管弦楽団

≪出 演≫
     オデット/オディール : エカテリーナ・コンダウーロワ
     ジークフリート王子 : ダニーラ・コルスンツェフ
     王妃 (王子の母) : エレーナ・バジェーノワ
     王子の家庭教師 : ソスラン・クラーエフ
     道化 : ラファエル・ムーシン
     悪魔ロットバルト : イワン・シートニコフ
     王子の友人たち : イリーナ・ゴールプ/マリーヤ・シリンキナ/マクシム・ジュージン
     小さな白鳥 : エリザヴェータ・チェプラソワ/ヤナ・セーリナ
              ヴァレーリヤ・マルトゥイニュク/エレーナ・ユシコーフスカヤ
     大きな白鳥 : ダリア・ヴァスネツォーワ/ユリアナ・チェレシケーヴィチ
              アナスタシア・ペトゥシコーワ/リリヤ・リシューク
     2羽の白鳥 : イリーナ・ゴールプ/オクサーナ・スコーリク
     スペインの踊り : アナスタシア・ペトゥシコーワ/ヴァレーリヤ・イワーノワ
               イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアン
     ナポリの踊り : アンナ・ラヴリネンコ/マクシム・フレプトフ
     ハンガリーの踊り : ポリーナ・ラッサーディナ/ボリス・ジュリーロフ
     マズルカ : アリサ・ソコロワ/オリガ・ベリク/ナターリア・ドゥゼヴリスカヤ
            スヴェトラーナ・シプラトワ/ドミートリー・プィハチョーフ
            アレクサンドル・クリーモフ/ニコライ・ナウーモフ/セルゲイ・サリコフ

   【上演時間】 約3時間 【終演予定】 17:00


 ブラボー! エカテリーナ・コンダウーロワ 「荒削りですが、スター誕生」だった気がします。 カーテンコールでは、ほかのダンサーであればNOを出したい位でしたが、何故か彼女は別♪ 技術もいま一つの処も見えておりますし、完璧な舞台ではなかったのでしょうが、久しぶりに1幕2場の場面では、涙ぐむ位・・感情移入してしまったり、また、2幕オディールは気持ち良い位に、悪魔チックで、高笑いが似合うし、3幕では、悲壮感を漂わせ、ジークフリートと寄り添うシーンに、とても感動した舞台。 そう表現力は持って生まれた才なのでしょう。 かと言って技術がダメと言うわけではまったく無く、アチチュードの美しさは絶品ですし、たぶん緊張しながら入った32回グランフェッテは2回転を常時入れながら、やや舞台中央の後ろでこなしていました。(もちろん完璧にこなしております) やや楽曲の緩急が多く、少々遅れる部分が見受けられました。本日指揮者も変更されてた事も影響しているのでしょう。(ボリス・グルージンからパーヴェル・ブベリニコフへ)

 ダニーラ・コルスンツェフは、やはり思ったとおりのサポートで、王子です。美しい男性♪ この2人は、やはり目立ちます。コルスンツェフも体躯は大きい方と思いますが、コンダウーロワも負けず劣らず、肩幅もしっかりあり、腕も細すぎない。 マリインスキーダンサーとしては珍しく大きいペアでした。なにせ県民ホールの小ささが今日の一番残念な部分でしょうか。素晴らしいコールド(以前よりかなりパワーアップしている感じがしますし、とにかくきれいです。もちろん揃っているだけでは無く)の美しさもを十分に生かせていない・・・ 動き自体がきつそうでした ・・・ のは、やはりこの舞台では不足ですね! ほんとうに勿体ない日。

 トロアはイリーナ・ゴールプはダリア・ヴァスネツォーワ/マリーヤ・シリンキナ/マクシム・ジュージン に変更です。イリーナ・ゴールプは怪我の為、と掲載がありました。(お大事に) がマクシム・ジュージンがとても素敵です。好みと言ったら良いのでしょうかは・・分りませんが、とにかく可愛いダンサーです。 稚拙なわたしは、ダリア・ヴァスネツォーワとマリーヤ・シリンキナの区別はつかないのですが、第1がイリーナだとすると、ダリア・ヴァスネツォーワはこの人だって思っておりました。
って特にコメントすることもありませんが、マリインスキーのトロアは中だるみの無いと、思い込んでいた私でしたが、今日は少し物足りない! また今後を楽しみにします♪

 パ・ド・ドゥからコーダですが、冒頭にも書きましたが、コルスンツェフ & コンダウーロワの、パ・ド・ドゥは何はともあれ絶対的に素敵でした♪ アラベスクなどでは、足が90度までしっかりと上がっていない所など‥、比べるのが、ロパートキナになるので、少しきつくなりますが、物語を紡ぐ事が出来る数少ないダンサーと感じます。 もちろん2人で・・です。オデットのソロも、指揮の緩急でも対応できていたのでは無いでしょうか? 本当に美しいと感じました。ジークフリードと最初に許す場面では、オデットは両手を握りません。・・またこの感覚が好きでした。 残念ながらですが今日の舞台を見てて、大きな白鳥から、次のオデットは出るのでしょうか? 等と思いながら2幕へ続きます

 『ハンガリーの踊り』の ボリス・ジュリーロフのジャンプが素敵でした。空中で0kgになっている感覚♪ ふわっ・・って言う比喩がぴったりの彼。ハンガリー自体は、さして特別ではありませんが、一瞬の彼にまいりました。 やっぱり今日は『スペインの踊り』でしょう。以外とおとなし目でしたが、イスロム・バイムラードフ/カレン・ヨアンニシアンの2人のかっこ良さは抜群♪ ・・やっぱり評判通り
コンダウーロワのオディールですが、出てきた瞬間から、ジークフリードはへろへろ♪ (うまい)って感じ。観客への眼力の強さと、舞台を引っ張る力が相まって、舞台が引き締まります。意外とバランス感覚のセンスを感じます。 もう少しオディールをきつい目に演じるのかな・・って1幕を観て思いましたが、そうではありません。少し抑え気味に、強い眼力で、悪役的な間抜けさは全く感じず、むしろ知的なオディールを魅せて頂けた様に思います。 これが彼女の解釈なのかもしれませんね♪
花束をジークフリードに投げ、高笑いと共に逃走するシーンは、全くもって迫力。
またコルスンツェフのジークフリードの情けなさの比較で、この物語が成り立ちます。
よかったです。

 いよいよマリインスキー・セルゲーエフ版でわたしの1番好きな3幕です。この場面何回見ても、可愛いし、また柔軟なコール・ドのフォーメーションは大好きです。オデットがジークフリードにリフトされて、ロットバルトに立ち向かう部分(ポイント)は、エスプリがとっても必要な要素♪ コンダウーロワはこの感覚を十分に持っている事を確認できたことがうれしかった舞台でした。

白鳥の湖はあと2回 ロパートキナ、ディアナで観ます。
楽しみの次に臨みます。

それと今日はサイン会あった気がしますが、ソーモアを見る事が出来ませんでした。・・が、まっさして興味なしです。

パンフレットに、記事がありました。2010年10月に合同公演です

2009年11月5日木曜日

11/5 『イワンと仔馬』 雑感

 日本初となる「イワンと仔馬」資料映像を、ジャパン・アーツさんのお陰で、見る事が叶いました。
ラトマンスキーの作品は、記憶に新しい所で言うとNYCB「コンチェルト DSCH」 でしょうか。
ドミトリー・ショスタコーヴィチのピアノコンチェルト2番で、ここでも彼独特のコミカルで屈託の無い、明るさを振りまいていました(以外と最後、感動してたりしました)。ジャパン・アーツさんと言う事では昨年の「明るい小川」でしょうね。
 どちらにせよ、稚拙な思いですが、考えることなく感じる事が大切と感じますね、この手の作品は。 (今回の楽曲はロヂオーン・コンスタンチーノヴィチ・シチェドリーンらしいです)

(写真提供:ジャパン・アーツ 撮影:瀬戸秀美)

結果的に言うと、楽しい ・・それだけですが、以外と難しい感性です。この ”楽しさ” 

 妙に終わり際にシリアスになる様な事もなく、一貫したこの楽しさは本当に貴重♪
 もちろん、内容詳細はネタばれになるので思いのすべてを書くことができませんが、シンプルな舞台と、ビビットな色彩はよき時代のヴィヴィアン・ウエストウッド(って少し古いですが)的な世界感を感じますし、奇をてらう事無く、素直なまた高度なラトマンスキーの思想を、マリインスキーのダンサーは見事に現実化しています。 幼稚になる事もなく、しっかりとしたストーリと定義が感じされるという意味において、初見からでも、十分に理解出来る「楽しい作品」と思います。
 もちろん・・単に明るいだけでは無く、デフォルメ部分に於いてフォルムの本質をついており、理解する時間があれば、とっても素敵に見え出します(私も数回見ております)。彼のエッセンスが最も感じられるのは、”仔馬と若い雄馬” のディティールが、回数を重ねる度に”俊敏な馬”に見えてくる不思議さを感じましたね。もちろん当たっているかは不明ですし、意見は違うと思いますが・・・。 またキャラでは、姫(テリョーシキナ)の我ままな奔放さ、演技の上手さは逸品(これでなきゃ)。(マリインスキーではディアナの次に好きな彼女)。また滑稽なのは、畑にやってきたガヴリロとダニロが火の鳥を捕まえるシーン。と、(寝殿?)神殿侍従官の衣装とキャラ。しっかりしないと全体が弛む役回り。などなど、これも数え上げればきりがない位に、散りばめられたもの。
 時折見せる、パ・ド・ドゥでも、バレエのステップがしっかりと生きておりますので、コンテンポラリを見ている時程の、切羽つまる・・感がありませんし、逆にエンターティメント的な、一過性の感じも有りません。たぶん、日本ではあまり育っていない、または無い「舞台ジャンル」かもしれませんが、上に書いた様にやっぱり、「楽しい」という感覚です。わたしはロブーヒン&テリョーシキナの舞台を観に行く予定です。演技の上手いのがポイント♪ (サラファーノフはちょっと気がかりですが) この冬の神奈川・上野の公演を楽しみにしていますし、世界一素敵なバレエ団を心待ちにしております。


(写真提供:ジャパン・アーツ 撮影:瀬戸秀美)

 これは私だけかもしれませんが、JAさんのサイト記事「「イワンと仔馬」のあらすじ」をよく理解してから、見ないと私の場合は訳が分からない状態で、1回目を終了しまいました。

(写真提供:ジャパン・アーツ 撮影:瀬戸秀美)

内容はこちらから http://ja-ballet.seesaa.net/article/123612954.html
ここを参照  http://ja-ballet.seesaa.net/article/120448544.html

「この作品はシチェドリンが後に結婚するマイヤ・プリセツカヤに恋をしていた時に、彼女の願いによって書かれたものですから、バレエのための音楽、バレエにぴったりの曲です。シチェドリンのプリセツカヤへの想いが、音楽の中にみなぎっています!」 とありました。 わたしなど、まだ4年目の鑑賞歴で、「せむしの仔馬」の事も知りませんでしたし、先入観なしの感想です。
ちなみに(wikiによれば)手塚治虫が原案・監督を務めたアニメ作品青いブリンクの原案である。 ・・ということでした。 知れば知るほど、面白い♪

2009年11月4日水曜日

11/4 K-Ballet ロミオとジュリエット


 今日は特別な公演。本日は、「ロミオとジュリエット」を観てまいりました。今日は仕事が早い時間からはねているので、ゆっくりとした時間の中で、過す事が出来たのはとっても幸運。天気も良いし、寒くはなってきましたが、昨日までと比べると今日は暖かですし、外気が気持ち良い数少ない日ですね。

 なんと私は、K-Ballet(併せて熊川氏も)は、初見です。 もちろんこれには理由があり、最初まず好きなバレエ団を、2006年当時、決めたいと考えていました・・ 特に国内ではまず1つをキチンとみてみてから、色々なバレエ団をって気持ちがあり、初めて見たのが、価格的に安い事も併せて、新国立劇場バレエ(これが私の間違いだった気がする)。 それがあっと言う間に、ほかを見ないまま3年が過ぎ、たまに東京バレエ団も観たことはありますが、実は新国立劇場バレエ以外全く知らない私。 もちろん、海外のバレエ団となれば、なおの事・・です。これが自身を初心者と思っている原因と理由です。他に目を向けられる日が来るかどうかは、今は何とも・・・。

[スタッフ]
   ●演出・振付 Production/ Choreography 熊川哲也 Tetsuya Kumakawa
   ●音楽 Music セルゲイ・プロコフィエフ Sergei Prokofiev
   ●演奏 シアター オーケストラ トーキョー THEATER ORCHESTRA TOKYO
   ●指揮 Conductor 福田一雄 Kazuo Fukuda
   ●舞台美術・衣裳 Set and Costume Design ヨランダ・ソナベンド Yolanda Sonnabend
   ●照明 Lighting Design  足立恒 Hisashi Adachi
   ●舞台美術・衣裳アソシエイト Associate Set and Costume Design マシュー・ディーリーMatthew Deely
   ●衣裳アソシエイト Associate Costume Design アラン・ワトキンス Allan Watkins

[キャスト]
  ジュリエット :    東野泰子
  ロミオ :        熊川哲也
  マキューシオ :   浅田良和
  ティボルト :     遅沢佑介
  ロザライン :     浅川紫織
  ベンヴォーリオ :  伊坂文月
  パリス :       N.ヴィユウジャーニン

  キャピュレット卿   スチュアート・キャシディ
  キャピュレット夫人  ニコラ・ターナ
  乳母          樋口ゆり

  僧ロレンス ブレンデン・ブラトーリック
  僧ジョン 小林由明

  モンタギュー家の若者たち Montague young men
      ビャンバ・バットボルト / 西野隼人/奥山真之介
  キャピュレット家の娘たち Capulet young women
      浅野真由香 / 木島彩矢花 /松根花子 / 岩渕もも/三井英里佳
  キャピュレット家の若者たち Capulet young men
      ニコライ・ヴィユウジャーニン/ 内村和真 / 福田昂平 / 合屋辰美 / 高島康平 /浜崎恵二郎
  ヴェローナの娘たち Verona girls
      白石あゆ美 /中島郁美 / 副智美 / 井上ともみ /中村春奈/松岡恵美
  ジュリエットの友人たち Juliet Friends
      日向智子 / 渡部萌子 / 梶川莉絵 / 中谷友香 / 山口愛
  マンドリンカップル Mandolin couples
      神戸里奈 / 湊まり恵 / 荒井英之 / 長島裕輔

 大好きな文学作品のロミオとジュリエット。プロコフィエフの楽曲を聞く事が出来るのも、この舞台の大切な要素だと思っております。でも一番の期待と問題は、(これ、冒頭に書いた様に、K-Balletを初見なのでダンサーの事、全然知らないで書いてます。) 東野さんが『ジュリエット』なのかどうかと言うことでした。たぶんとても難しい役だと思います。既に、福岡サンパレスホテル&ホール(福岡)、アルファあなぶきホール(香川)で2回キャスティングされているものの、表現力と正確なステップを難解な楽曲にのせる必要性。逆な言い方をすると音楽性と表現力が(大切な要素)気になっていました。

・・・・見事に上の「一番の期待と問題」よりも、そもそも監督・熊川さんの解釈でした。今まで当たり前と思っていた事が見事に裏切られ、また好きなシーンが、やっぱりありって具合です。
ロミオと言う登場人物像が、まるっきり変わっています。どちらかと言うとロミオは優柔不断、流されやすく、でも大切な運命を背負い、苦悩し、早とちり的に自殺します。ロミオ(って言うか熊川版)の理性的かつ男前さ♪・・ こんな流れもあるの? 彼はしょっぱなから、少し大きなマンドリン(?)を手に取り出てきますが、本当に10周年記念と打つだけの事は感じ入りました。

 ティボルトの遅沢さん、ロザラインの浅川さんに代表されるキャピュレット色が強烈で(かなりフォーカスしている)、モンタギューは少し影が薄過ぎる感じがありますが、いつものことか! 街での喧騒~ヴェローナ大公登場で収まるシーンだけが少し物足りなかったものの、とにかく洗練された、多分カンパニーとして最上の効果が出せてた様に感じます。「騎士の踊り」は新しく観る版では、一番の楽しみなシーンの1つですが、ここでも彼のセンスが光り輝いておりました。 普通モンタギューの3人が、キャピュレット家に侵入し、暗転してから、荘厳な楽曲に合せて・・って展開を疑って無かったのですが、なんとマキューシオ,ベンヴォーリオが仮面を纏い、続けて正面を向いたロミオがゆっくりと仮面をつけたと同時に、「騎士の踊り」が始まります。この展開素敵過ぎです。2人が剣を持った所から・・、赤く染まったライティングと、窓の影の落とし方が素敵(足立さんって方だ・・ブラボー♪)。 こんな色に「騎士の踊り」はもうドキドキもの。そのあとも、ロミオがジュリエットを凝視しているシーンが忘れられません。すべてを止めるオーラを持った熊川さんはやっぱり凄い。一瞬舞台が止まりました。
 多分、あっさりしてて、かつ本当に納得できるのが、ジュリエットが乳母に仮病と頼み、上手く追返すシーンからティボルトがロミオを発見するシーンですが、ここはバレてから即逃げ出しす台本です。 → やっぱりこの方が自然です。っで「バルコニー」につながります。2人がぎこちなく、また複雑でした。良し悪しがわかりませんが、東野さんのジュリエットは、私にとってのジュリエットではない様に感じます。純真なジュリエットは上手く表現されていたと思いますが、運命に翻弄される所からが、特に好きになる事が出来ません。こんなにいつもへこんでいるだけのジュリエットは初めて。って少しきつい様ですが、熊川さんの1人舞台的な感じが否めません。
 パ・ド・ドゥでは、楽曲に乗り切り、恋人たちが将来を語り、寝室では将来を悲観し、1人になったジュリエットが決意し、パリスに嘘を付き、死ぬかもしれない薬を飲込み、ロミオの死に嗚咽します。最後に命を絶つ壮絶な物語を楽曲が後押しする大切な演技。いつも「寝室のパ・ド・ドゥ」での楽曲を聞くと胸が締め付けられる思いを感じます。 が今日は、ジュリエットにでは無く、楽曲にのみ感じてしまった。 カーテンコールでの熊川さんの気の使いようは凄く感じ入りましたが、少しだけジュリエットに消化不良な舞台。

 でも、問題ありません。このシーンに感謝と言う場面が、いっぱいでした。中でも、ロザラインへの注目(とっても濃く素敵でした)、マキューシオとティボルトの死にざまとロザライン っでついでに夫人、ロミオへの使者の殺害シーンとか、ジュリエットについては、構成的に素敵と思われるシーンは凄く多く、このDVDが出るそうですが、当然の事ながらチェックです。(Blu-rayでもいいよ♪)
それと、始り方が大好き。ヌレエフ版もそうですが、楽曲はそこからが素敵。 ついでになりますが、福田一雄さんの指揮は、少し微妙でした。

 つまらないことをいろいろ書きましたが、バレエ団を10年間引っ張り続けている才能は大切にして欲しい日本の宝ですね。

熊川版 『ロミオとジュリエット』 の詳細はこちら