2008年12月31日水曜日

12/31 2008年さいご・・

 
 今年最後の更新はやはり仕事中になっちゃいました。未だ3年目を迎えます初心者ですが、新しい趣味を持ててとても素敵な時間を過ごす事が出来る様になりました事、感謝しております。 瞬間の舞台を見せて頂ける価値は、チケット代が高騰する中でも、やはり減らす事が難しくなってきております。私の中では優先順位がかなり上がっている事も確かで、でもこの高騰ぶりはそろそろつらくなってきています。40公演/年ぐらいが限界かもしれませんし、時間的にもそれくらいがちょうど良いかもしれません。

 招聘企画は今年も観た回数は少ないですが、素敵なバレエ団を見つける事が出来ました。やはり第1番目には、シュツットガルト・バレエ団が挙げられます。初見のボリショイはとても素晴らしい息遣いがありました。また、ABT最後のニーナは今後グルジアでしか観れないのでしょうか。以前の記事で観ましたが、来日予定も数年後にはある様なので、とても楽しみです。新国立劇場バレエ・次期芸術監督・ビントレー振付のバーミンガムの『美女と野獣』の光の演出の衝撃は今も残っています。またABTではニーナの素敵な事。白鳥の湖・海賊と続けて拝見しておりましたが、彼女の輝きは永遠の様に感じます(フェリで感じた感覚と同じのような、自身で幕を引かない限り・・もしかして永遠かも)。でもなんと言ってもシュツットガルトの「眠れる森の美女」の総合力「オネーギン」の物語が、今思い浮かべても涙が溢れる位に悲しく残っております。相変わらず今年最後のTOPPAGEの画像はシュツットガルトです。意外と英国ロイヤルバレエは心に残っていないこと、今更ながら感じます。
 国内では、やはり新国立劇場バレエの「シンデレラ」のまゆみさん・西山さんの2演目と6月「白鳥の湖」でのひろみさんの渾身の演技。やっぱり私は新国立劇場バレエは大好きです。 あと国内のカテゴリの入れてみますが、レニングラードはこの時期欠かすことの出来ないバレエ団です。私は横幅を広くという見方が出来ない・・と言うより苦手なので、「愛すべきシェスタコワ」ばかり購入しています。出会いはジゼル。来年もジゼルが1回目の鑑賞となる予定です。

今年の書き込み数が → に出ています
特に忙しい月の書き込み回数が月3回みたいな事が無い様に、来年は気を付けたいと、今思いました。改めて回想できる楽しみ。 来年も浸りたいと思います
 

2008年12月27日土曜日

12/27 新国立バレエ4回目『シンデレラ』

 
今年最後のバレエ公演、新国立劇場バレエ「シンデレラ」を、観てまいりました。マエストロ・ガルフォースが指揮するプロコフィエフの素敵な楽曲に今日も包まれ、いい時間を過ごす事が出来ました。

【振 付】 フレデリック・アシュトン
【作 曲】 セルゲイ・プロコフィエフ
【監修・演出】 ウエンディ・エリス・サムス
【指 揮】 デヴィッド・ガルフォース

【シンデレラ】 西山裕子
【王子】 中村 誠
【義理の姉たち】  保坂アントン慶 堀 登
【仙女】 本島美和
【父親】 石井四郎
【春の精】 伊藤友季子
【夏の精】 湯川麻美子
【秋の精】 高橋有里
【冬の精】 厚木三杏
【道化】 八幡顕光
【ナポレオン】 伊藤隆仁
【ウェリントン】 小笠原一真
【王子の友人】 陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓  マイレン・トレウバエフ

今日は大好きな裕子さんで今年が締めくくられるので、昨日のまゆみさんと併せてとても良い舞台でした。期待通りのシンデレラ。何にも負けない芯の強さと、いつでもポジティブ。 いつも感じる事は、裕子さんには気遣いがある・・ってことです。この配慮がいつも楽しみ。実生活に近しい。まず相手をいつも見ている気がします。それが主役となると、別かもしれませんが、やっぱり何か好きなバレリーナです。

”大事件”がありました。1幕目最後とっても幸せそうなシンデレラがかぼちゃの馬車で舞台を風の様に走り去ります。このスピード感が見せ場ともっていますが、なんと上手から出てきてUターンし、再度上手付近で、方輪が浮いている。 いやな予感的中です。幕前、下手で馬車が転倒。
先日の事もあり、裕子さん他、特に引いていた方々・・怪我の無い様にと思いつつ、会場は拍手。 まるで何もなかったかの様な・・。あっけに取られていた私も場内アナウンスが無いことで安心しておりました。2幕無事に出てきた裕子さんを観て安心しておりました。(みなさん大丈夫だったでしょうか?)

保坂さん 堀さんのアグリシスターズは今日も楽しかったし、場数を踏んでとっても進化している(面白さ倍増していました)。王子の友人4人は少し疲れてきたかもしれません。また四季の精では、冬の厚木さんがとにかく氷までイメージさせる冷たさを醸していました。伊藤さんは新国立劇場バレエのスタイルにもう少しフィットすれば素敵に感じると思いますが、何となく疎外感があるのかな? 彼女はとってもシャイなのかもしれませんね(雰囲気は強そうですが・・ごめんなさい)。中村王子はもっと素敵と思っていましたが、やっぱりアシュトン版は男性も難しいのかな?(この辺私の無知によりうまく書けませんが)

それと、今日はコール・ドの中央で、大湊さんをやっとみつける事が出来ました。昨日2Fからオペラグラスで覗いていて、見当はつけていましたが、今日確認できました。彼女は美人ですね。でも今回の衣装より、オリエンタル調の役柄の大湊さんの方が美しさが映えます。コール・ドに埋もれる事の無い彼女のスタイルはこれから来年も観ていきます。

とにかくとても素敵なシンデレラ週間でした。
ダンサーのみなさん、今年もお疲れ様です。素敵な舞台をありがとうございます。
感謝♪

  

2008年12月26日金曜日

12/26 新国立バレエ3回目『シンデレラ』

 
本日は、まちに待っていた、まゆみさんタイトルロール『シンデレラ』を拝見してまいりました。随分前から楽しみにしてた公演・2F1列目が取れていたので、本当にゆっくり、またベストのポジションで観ることが出来ました。今年は仕事の関係で、お正月も仕事で忙しい中ですが、この時間(休息の時間)は大切にしております。

【シンデレラ】 寺島まゆみ
【王子】 貝川鐵夫
【義理の姉たち】 保坂アントン慶 堀 登
【仙女】 本島美和
【父親】 石井四郎
【春の精】 伊藤友季子
【夏の精】 西川貴子
【秋の精】 遠藤睦子
【冬の精】 寺島ひろみ
【道化】 グリゴリー・バリノフ
【ナポレオン】 八幡顕光
【ウェリントン】 小笠原一真
【王子の友人】 陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓 マイレン・トレウバエフ

 今回の最強シンデレラだったと思います。明日裕子さんの残り1回を残していますが、たぶん間違いないと思います。(って!) 彼女の人間性がやっぱり・・裏付けられた・・と感じる舞台。というのは、なにか、ほんわりした、なにか癒される、なにかやわらかい、なにか優しい、なにか幸せな、なにかわからないけど、雰囲気?オーラ?、やっぱり彼女、まゆみさんのほんわりしたステップが気持ち良かったです。貝川王子の優しさも本当に素敵に見えていますし、会った瞬間から恋におち、心からまた優しさ全開で、シンデレラへ手を差し出す仕草。 彼のヴァリエーションでの最後、バランスが取れないで手をついちゃったりとかすっかり忘れるくらいに、舞踏会で初めて2人が会い、エスコートする姿が素敵でした。
実に不思議ですが、まゆみさんはアグリーシスターそれぞれといる時と、王子をいる時、1人でのヴァリエーションの時、四季の精と踊っている時、また、ボロボロの衣装を着けている時、チュチュでキラキラ光っている時、いつでも周りと完全にシンクロします。まるで自分が全くと言っていいほど無いほど。でも違うんです。逆かもしれません。アグリーシスターズがいる時って、やっぱり1人で楽しみを見出す事が出来る事が生きる事だと思う。でも決していじけているとかでは無い、(自己犠牲的な)愛が感じられ、観ていて本当に人に優しくすることを、自分でもしたくなる程。 また王子とあった時は、惜しみない愛で包みこみ、決して卑屈にならない姿勢。 ・・ってやっぱり彼女にしか出来ない表現と感じます。 美帆さんは、王子と合っている時の本当と、右から左のアグリーシスターズの関係と言う感じが、今更ながら感じております。(でもうまさは美帆さんかな♪)

まゆみさんは人間性と演技がシンクロしているのかな?・・とっても自然に感じられましたし、いやな部分が無い舞台でした。ひろみさんが大好きな私でしたが、こんな優しさを持つまゆみさんがいて、ひろみさんがいる。このツインズは恐るべしです。

前置きが長くなりましたが、今日の劇場は子供、子供です。2幕目開始前では、お子様は静かに!というアナウンスが入っていましたが、まったくそのとおり。余韻に浸る時間も与えてくれませんでした。
1幕目サンドリヨン(っていう表現が合うかも)が、鏡の前に立ったり、姉達を横から覗きこんだり、絹のショールに憧れたりと色々な表情を見せてくれています♪ っでヴァリエーションが始まりますが、この環境下でこんな楽しく、美しく感じるのは少しやりすぎ?って思いまが、ストレートに感じてみるとそれがシンデレラなのかもしれません。
パンを差し出し、四季の精へつながりますが、本島さんはしっくりきませんね(今日も)。また、伊藤さんの春の精は、第1キャストの小野さんがあまりに素敵すぎてて、どうしても比べてしまい思わず・・あっ・・っておもいました。 冬の精・ひろみさんはラッキーなことに3回目。相変わらずですね♪
馬車にのったシンデレラを見逃さないとオペラグラスを準備していて、しっかりまゆみさんの変身した、笑顔を拝見する事ができました。 

いよいよ2幕目、宮廷でのシンデレラの登場です。ってその前に王子ですね。貝川さんは恵まれた容姿。長身で割りにがっちりしていますが、少し緩い部分を以前から感じていましたが、今日もヴァリエーションは期待しない・・ときめてましたが、やっぱりでした(ごめんなさい)。でも2人でのシーン(エスコート、パ・ド・ドゥ、コールドが合間ほか)は、とにかくこの王子のシンデレラに対する真っすぐな愛を、これほど出せる王子は天性のもの? 本当に観ていて心が洗われるほど、また優しくなれる姿でした。
コール・ドも今日はいい出来。メリハリの利いた難しさをこなし、場数を踏む毎にコンビネーションが安定して来て、本当に新国立の美しさを感じる事ができます。
ガラスの靴(tt siteで素敵な画像があります♪)をみつけた王子はサンドリヨン・・シンデレラと見つめ合います。アグリーシスターズはもう完全諦めモード。シンデレラだったのか、それならしょうが無いし、良かったのかも・・って言葉がきこえます。そのときでももちろん姉妹に対してはサンドリヨンだし、父に対してももちろんそう。 別れのハグはとってもいいシーンでした。 でも今日の姉妹はわきまえの良いシスターズでしたが、ここはもう少しアクが欲しい所ですが、ここ(この舞台)ではもちろん成立しています。(まゆみさんの”ちから”ですね♪)
最後、四季の精と、シンデレラ、まゆみさんとひろみさんのシーンはちょうどオペラグラスで入りました。(よこだったから) 完全に合っています。

良い舞台をありがとうございます。
とてもあたたかい気分で劇場を出る事が出来ました事に感謝♪

  


このプロダクション、アシュトンにすっかりはまっています。
今年あと、1回を残すだけとなりました。
明日裕子さんのシンデレラを楽しみに本日は就寝します。
あと、新国立劇場サイトのTOPページに下記の挨拶。(貼り付けておきます)




2008年12月22日月曜日

12/22 新国立バレエ2回目『シンデレラ』

本日は2回目、交代したさいとう美帆さんのソワレ公演、『シンデレラ』を観てまいりました。寒い雨の中、夕刻の光がとても素敵な新国立劇場の外見。今日も子供達の多いこと。相変わらずこの時期の風物詩、サンタと、中世宮廷の衣装を纏った女性が、トレーにガラスの靴を乗せて素敵な演出をしておられる。

【振 付】 フレデリック・アシュトン
【作 曲】 セルゲイ・プロコフィエフ
【監修・演出】 ウエンディ・エリス・サムス
【指 揮】 デヴィッド・ガルフォース

【シンデレラ】 さいとう美帆
【王子】 ヨハン・コボー
【義理の姉たち】 マシモ・アクリ,井口裕之
【仙女】 川村真樹
【父親】 石井四郎
【春の精】 小野絢子
【夏の精】 西川貴子
【秋の精】 遠藤睦子
【冬の精】 寺島ひろみ
【道化】 八幡顕光
【ナポレオン】 伊藤隆仁
【ウェリントン】 貝川鐵夫
【王子の友人】 陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓 中村 誠

 今日は比較的前列で観てたので、各キャストの表情まですっかり堪能しました。マシモ・アクリ+井口さんの意地悪姉妹の素敵な事。 フレデリック・アシュトンは大嫌いらしいですが、書いてられる様に、端整なダンス・クラシックとのギャップが対比的な幕となっている。本当にコミカルな部分と、4精霊を含むクラシカルな1幕はとても見ていて起伏がはっきりしていて面白い。極めつけは、あの馬車の速さ。今日は(シンデレラの)笑み一杯にしている美帆さんのお顔がとても幸せな気分にしてくれました。
今日は美帆さんにつきます。
 ・大きいオレンジを上の姉が、王子の前で横取りした時の「えぇ!?」って、驚きの顔
 ・時計が12時を打った時に「あらっ!」って顔
 ・ボロボロの服で目覚め、ホウキを相手に踊り、靴を発見したと時の「そうだったんだ!」って、幸せの顔
もうすごく素敵でチャーミング。以外と、と言うと大変失礼ですが、シンデレラは美帆さんにとっては、はまり役だと思いました。(またこの次西山さんと、まゆみさんも観て報告しますが・・) 他のキャストと比べても、華奢で小さいけど、コボーもバランス的にちょうど良い感じで、とても今日の舞台には満足しました。

 あと、今日は精霊たちが登場している時は、小野さんひろみさん2人に注目してて、結構見逃している場面も多かったと思います。冬の精ですが、持ち直した・・的な感じ。 最初は何となくポワントが安定してなく少し心配しましたが、やっぱり大丈夫ですし、とっても安心して観ていました。4人の中ではやはり違います。あとやっぱり小野さんは上手いと感じます。なにがってうまく(バレエ用語での)説明はできないのですが、音の取り方が素晴らしいダンサーは大好きです。全然1つ1つをごまかさない正確さがその理由かもしれません。うまくキャスティングするには、厚木さん、ひろみさん、小野さん等が今後主役を多く見せて欲しい気がします。

 あとダンス教師は吉本さんなのですね。やっぱりって感じです。小芝居の面白いこと。とっても気取っているけど、なにか変。 ダンスは上手いけどあか抜けない。小芝居が意味もなく上手い。みんなの反応がいい。 もうこんな印象しか書けませんが、大好きです♪

この時期のこの演目は好きです。本当に舞台全体がキラキラしててとても素敵な気分になります。

最後にマエストロ・ガルフォースの事を少し。
ミラノスカラ座「ロミオとジュリエット」DVDで、楽曲を指揮していたのがマエストロ・ガルフォースです。彼の顔を見るとつい、フェリの事を思い出し、また曲調もプロコフィエフの双璧をなすシンデレラ。
先日は1Fの後ろだったので顔もあまり見えなかったのですが、今日はまた少し思い出して最初少し悲しい思いに捉われていました。 彼は上手いですね。

今週末にあと2公演で今年最後となります。
しっかりスケジュールを空けておきます♪

2008年12月21日日曜日

12/21 新国立『シンデレラ』代替えキャストの告知

 
本日告知が下記、ありました
先日の本島美和さんの件と言い、来期のみチケットに魅力が無くなって来ています。というのは、牧さんが交替してからにまた期待をしているということ。年間の公演数、公演演目、キャストの配役ほか、多分来期も買っているとは思いますが、本当に一過性の集客しかできないことになりそう。底辺のキャパシティが広がらないと、ダンサーの待遇面がとても心配です。

新国立サイトでの発表内容:

2008年12月21日
『シンデレラ』12月22日(月)7:00、23日(火・祝)7:00の回のキャスト変更について

12月22日、23日(ソワレ公演)シンデレラ役のラリーサ・レジニナが、20日公演中の怪我のため出演できなくなりました。代わって、両公演ともさいとう美帆が出演いたします。(王子役のヨハン・コボーは変更ありません。)

変更後のキャストは以下の通りです。

[シンデレラ]   [王子]
21日    酒井はな   / 山本隆之
22日    さいとう美帆 / ヨハン・コボー
23日(マチネ) さいとう美帆 / マイレン・トレウバエフ
23日(ソワレ) さいとう美帆 / ヨハン・コボー
24日    酒井はな   / 山本隆之
26日    寺島まゆみ  / 貝川鐵夫
27日    西山裕子   / 中村誠

レジニナは、20日初日の第1幕のソロの踊りの最中、ジャンプで足をひねり、第2幕の途中で激しい痛みに耐えることが出来ず降板となりました。
本人自身、今回の出演を楽しみにしておりましたが、現在も状態は思わしくなく、残念ながら、出演を予定しておりました22日、23日夜公演も降板することとなりました。
初日にご来場のお客様から、多くのお見舞いのメッセージをいただきましたこと、心より感謝申し上げます。

さいとう美帆は、2003年12月、このシンデレラ役で主役デビューを果たしました。舞台の進行とともに、大きく成長していく姿を覚えている方もいらっしゃるかもしれません。
今回、さいとうは、初日に急遽代役として第2幕途中からマイレン・トレウバエフとともに舞台に立ち無事にこれを務め、お客様から大きなご評価をいただきました。これに続き、22日夜、23日昼、夜の二日間三公演を、ヨハン・コボー、マイレン・トレウバエフの二人の王子役を相手に、シンデレラ役を演じます。

キャストの交代につきましては、様々なご意見を頂戴しております。ダンサーも生身の人間でありますので不可避の部分がございますが、そのような場合でも皆様にご納得いただけるよう、劇場関係者一同、今後もなお一層の努力を図って作品づくりに努めて参りたいと存じます。
どうぞ今後も、末長くご支援ご愛顧くださいますようお願い申し上げます。

2008年12月21日 新国立劇場運営財団
*公演中止の場合を除き、チケットの払い戻しはございません。


と言うことでした。
美帆さんとコボーはバレエ団にとっても良い経験になると思います。
美帆さん頑張って下さい♪
  

2008年12月20日土曜日

12/20 新国立バレエ 1回目 『シンデレラ』


本日は、初見の新国立劇場バレエ『シンデレラ』を観てまいりました。
タイロルロールの記載も括弧書きにしておりますが、実は2幕途中で、レジニナの、怪我により、舞台も中断、代役での公演となりました。怪我の説明などはありませんでしたが、折角来日して怪我で帰るのは、さぞつらいのではないかと思います。それにしても、15分間の中断で代役の美帆さん、マイレンの2人はブラボーですし完璧なマイレンはすごいとおもいます。また会場の空気もとっても温かいものでした。

【振 付】 フレデリック・アシュトン
【作 曲】 セルゲイ・プロコフィエフ
【監修・演出】 ウエンディ・エリス・サムス
【指 揮】 デヴィッド・ガルフォース

【シンデレラ】  さいとう美帆(ラリーサ・レジニナ)
【王子】 マイレン・トレウバエフ(ヨハン・コボー)
【義理の姉たち】 マシモ・アクリ,井口裕之
【仙女】 川村真樹
【父親】 石井四郎
【春の精】 小野絢子
【夏の精】 西川貴子
【秋の精】 遠藤睦子
【冬の精】 寺島ひろみ
【道化】 八幡顕光
【ナポレオン】 伊藤隆仁
【ウェリントン】 貝川鐵夫

 2幕のシンデレラと王子のパドドゥの後に、多分楽曲があっていない、デヴィッド・ガルフォースの指揮棒がおりません。舞台を見続けて、王子のヴァリエーションを踊ろうとしたヨハン・コボーは、小声で「マエストロ」と言い、1回頷き、ガルフォースがページを捲り、ヴァリエーションの楽曲が始まりました。 ・・  順番を飛ばして、レジニナの様子を見ている様に感じました。(この演目をはっきり知らないので・・いい加減な事言っているかもしれません) コボーのヴァリエーションは素敵。そのあとの踊りの後に幕が突然下りて明るくなり、男性監督による「主役が怪我をしました。15分後の中断の後に代役によって続けます」というアナウンスがありました。 そこで数分してから、美帆さん、マイレンのアナウンスがありました。実はその前、レジニナのポワントが一度落ちました。その前後、川村さんの仙女が下手へ下がる時に、妙にゆっくり歩いているので実は彼女になにかあったのかな・・なんて考えていました。 再開したあとも、レジニナの事が本当に気になりました。こんなことは短いバレエ鑑賞歴の中で初めてなのですが、今日の空気は後で鑑みると重かった様に思います。なんとなくそのあとも心配で、「どうかこのまま終了しますように・・」なんて考えていました。 またコボーもとっても残念だったのでは?ないかと思います。

 それにしても美帆さん、マイレンの代役はこんなときでも安心して、また素晴らしい出来でした。また川村さんはとてもとても素敵で上品な雰囲気を醸し出しており、うつくしい舞台です。ダンサーの代役、それも主役での途中登板は、直ぐに入れるってすごいと思います。 美帆さんは笑顔全開で努めており、マイレンに至っては本当に「彼だったら大丈夫」って感じさせる、オーラ全開ですね。

あと2回の公演詳細は未だでておりませんが、このサイトの記載通りです。


大事に至らないように。

 

2008年12月10日水曜日

12/10 ボリショイ vol.5 『明るい小川』


 
 本日もボリショイ・バレエ、「明るい小川」2回目を観てまいりました。ボリショイも本日が最後、とっても楽しい時間を過ごすことが出来ました事、JapanArtsさん、ボリショイ・バレエ団、すべての方に御礼致します。

明 る い 小 川  2 幕 4 場  

音楽 : ドミトリー・ショスタコーヴィチ
台本 : アドリアン・ピオトロフスキー
     フョードル・ロプホーフ
振付  アレクセイ・ラトマンスキー
美術 : ボリス・メッセレル
音楽監督 : パーヴェル・ソローキン
照明 : アレクサンドル・ルプツォフ
振付助手 : アレクサンドル・ペトゥホーフ
指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団

ジーナ (ピョートルの妻) : アナスタシア・ゴリャーチェワ
ピョートル (農業技師) : イワン・ワシーリエフ
バレリーナ : ナターリヤ・オーシポワ
バレエ・ダンサー (バレリーナのパートナー) : セルゲイ・フィーリン
アコーディオン奏者 : 岩田守弘
初老の別荘住人 : アレクセイ・ロパレーヴィチ
その若作りの妻 : アナスタシア・ヴィノクール
ガヴリールィチ (品質検査官)  イーゴリ・シマチェフ
ガーリャ (女学生) : クセーニヤ・プチョールキナ
搾乳婦 : アンナ・アントロポーワ
トラクター運転手 : イワン・プラーズニコフ
高地の住人 : アントン・サーヴィチェフ
クバンの作業員 : バトゥール・アナドゥルジエフ
高地の住人たち :
 アントン・クズネツォーフ
  セルゲイ・ゼレンコ
  ロマン・シマチェフ
  ロマン・ツェリシツェフ
クバンの作業員たち :
  ユーリー・バラーノフ
  ワシーリー・ジドコフ
  セルゲイ・ミナコフ
  アンドレイ・ルィバコフ
ジーナの友人たち : 
 アナスタシア・メシコーワ
  クセーニヤ・ソローキナ
  ヴィクトリア・オーシポワ
  アンナ・ニクーリナ
  アンナ・オークネワ
  チナラ・アリザデ
  
(バレエ・ダンサー、アコーディオン奏者以外の)今日は第2キャスト、で観てまいりました。今日もとってもわらしました。キャストでだいぶ感じが違うと、ラトマンスキーのプレトークで仰っていましたが、まさにそのとおり。昨日の高いテンションで弾けるような楽しさの2回目を期待していましたが、今日はどちらかと言うとほんわかした楽しさの舞台でした。でも会場は当然の如く、というか見せ場の多さと、芸達者なボリショイキャスト陣が、魅せてくれました。アナスタシア・ゴリャーチェワは本当にほんわかした感じ。
ワシーリエフはやっぱり凄いジャンプ力を見せていて、本日がピョートル・デビューらしいのですが、とっても満足しました。 最後と言うこともあったのか、自分だけがオーケストラは昨日にも増して、良く鳴っていること。 本当に聞いていてドキドキします。1幕目で体が熱くなってくる感覚(プレトークの時はコートを被っていましたが・・)。それと楽しみにしていた、アコーディオン奏者の岩田さん。ガーリャの相手役として、またみんなの罠に気付いた時の、驚きと笑顔は、何とも可愛らしいと感じてしまいました。

本当に最後いい演目を観ることができたことに感謝です
ありがとうございます

 

12/10 ボリショイトピック


本日、開始前にスピーチがありました。説明が判りにくく、名前聞き逃したな・・と思っていましたが、JapanArtsさんのページ記載がありました


写真は岩田さんとイクサーノフ総裁。

ロシア大使館でのパーティがあったようです
かなり、政治的な話も多かったのですが、
一息ついて、これもありですね♪

12/9 ボリショイ vol.4『明るい小川』に絶倒





 本日は、ボリショイ・バレエ日本初演の『明るい小川』を観てきました。18:20からのプレトーク、実は楽しみにしていましたので、仕事を早くから抜けて、しっかり聞いてきました。 岩田さんも登場していて、彼とてもシャイさ露呈。 復活の本人ラトマンスキーも先日より、力が入っている事♪ とても19:00スタートとは思えない勢いで話していました。 初演からの躓き、再開の意味、登場人物の説明、明るい小川農場と言うこと、忘れていけないのがシェスタコービッチの事・・・他。


明 る い 小 川  2 幕 4 場  

音楽 : ドミトリー・ショスタコーヴィチ
台本 : アドリアン・ピオトロフスキー
     フョードル・ロプホーフ
振付  アレクセイ・ラトマンスキー
美術 : ボリス・メッセレル
音楽監督 : パーヴェル・ソローキン
照明 : アレクサンドル・ルプツォフ
振付助手 : アレクサンドル・ペトゥホーフ
指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団


ジーナ (ピョートルの妻) : エカテリーナ・クリサノワ
ピョートル (農業技師) : アンドレイ・メルクーリエフ
バレリーナ : マリーヤ・アレクサンドロワ
バレエ・ダンサー (バレリーナのパートナー) : セルゲイ・フィーリン
アコーディオン奏者 : デニス・サーヴィン
初老の別荘住人 : アレクセイ・ロパレーヴィチ
その若作りの妻 : アナスタシア・ヴィノクール
ガヴリールィチ (品質検査官)  アレクサンドル・ペトゥホーフ
ガーリャ (女学生) : アナスタシア・スタシケーヴィチ
搾乳婦 : アンナ・アントロポーワ
トラクター運転手 : イワン・プラーズニコフ
高地の住人 : アントン・サーヴィチェフ
クバンの作業員 : バトゥール・アナドゥルジエフ
高地の住人たち :
 アントン・クズネツォーフ
  セルゲイ・ゼレンコ
  ロマン・シマチェフ
  ロマン・ツェリシチェフ
クバンの作業員たち :
 ユーリー・バラーノフ
  ワシーリー・ジドコフ
  セルゲイ・ミナコフ
  アンドレイ・ルィバコフ
ジーナの友人たち :
 アナスタシア・メシコーワ
  クセーニヤ・ソローキナ
  ヴィクトリア・オーシポワ
  アンナ・ニクーリナ
  アンナ・オークネワ
  チナラ・アリザデ


 100%の抱腹絶倒です。明日も観に行きますが。チケット持ってて良かったです。多分フィーリンのシルフィードはもう見れないかもしれませんし、この初見でのインパクトは、とてつもなく大きいものでした。こんなエンターティメントがバレエに存在していた。ソ連と言う底の厚さがすごい♪ まず良くわからない配役名は、初演のキャストをもじってつけているそうです。~良く分からない! バレリーナ、搾乳婦、高地の住人、品質検査官、初老の別荘住人にその若作りの妻 でしょ。 名前らしい名前は4人だけ。 明る小川はソ連時代の農場の名前「明る小川農場」ですって。いいな♪・・ その中に1つの世界があって社会が存在する。当然いろんな職業人がいてその配役がストレートな名前となっている。 そんなちいさな社会に慰問(この言葉も古い)にきたバレリーナとバレエダンサーの浮気事件の物語です。 純粋にバレエとして見る事なんて意味をなさない楽しさ。ディヴェルティスマンの連続と主役級のソロ、早い音楽と一流の技術で笑わせる。とてつもないアレグロのパ・ド・ドゥなんて初めて見た気がします。なにしろさすがボリショイって感じで、ジーナ(オデットを観たのを忘れる位)とピョートル(メルクーリエフだから嬉しい)の息の合った所は、全てフィーリン・シルフィードの”一駆け”に持っていかれた気がします。(シルフィードをこんなに普通可愛いと思ったことないですから・・) またアレクサンドロワの男前さ、フィーリンとの掛け合い(と言いたいぐらい言葉が見える)が、素敵であと何回も観ていたいと思います。
 クリサノワとアレクサンドロワが、同じステップを踊るのですが、これがまた素敵。格の違いは確かにありますし、質自体も違います。重心がピタッと決まるアレクサンドロワはキトリ、オデット・オディール、バレエダンサー何を観ても関心します。またクリサノワは今回改めて、やっぱり好きになりましたし、彼女を今後観ていたいと思います・・が今日のインパクトが強すぎて、しばらくクリサノワは「明るい小川農場」のジーナです。

 これが本当にシェスタコービッチ?・・のプロローグから幕が開くと、これぞソ連・・みたいな幕。ベージュと黒で、中心に鎌と地球儀。黒抜き文字で、社会主義的スローガン「コルホーズの女性は偉大だ」「トラクターと託児所は新しい村の原動力だ」など、「バレエのまやかし(プラウダの書評←これは?)」が大きく書かれており、それが上がると、稲穂ではなく、小麦の園(っていうかわかりませんが・・)なんとも素敵なシチュエーションで、クリサノワが登場します。1幕目から全開のアレグロは、なんでここでこれかな・・なんて考える時間も与えず、ちゃんこそばの様に、素晴らしいダンサーの技術がみれます。この人数を集める層の厚さと、これだけのバカバカしいと思わない(本当にみんな楽しそう・・なので嬉しかった)一生懸命さは、今年のハイライトですし、今年観れて幸せです。でもこれ配役されて凄くうれしいと思います(って感じさせてくれました)
あと終盤でのアレクサンドロワとクリサノワの仮面の場面もなんとも素敵。

多分文化会館、ほぼすべての人が笑顔になっていたような気がします(あくまで気がします)
シェスタコービッチの楽曲は、信じられないくらいの陽気さとバレエでの相性を感じさせ、ボリショイ管弦楽には素晴らしい音量で聞かせて頂く事ができました。

最後は上の絵で終わってくれるのですから、幸せ倍増かも♪

明日もっと真剣に書きます。
今日は、少し遅くなってので明日に備えます
  

2008年12月7日日曜日

12/7 ボリショイ vol.3 『白鳥の湖』


 本日は、白鳥の湖2回目 グダーノフ・クリサノワを観てまいりました。あのグランフェッテを観れば怪我がない様なので安心しました。 本当に寒いです。珍しく早い時間からの公演(12:00~)です。私の家からはやはり1時間前に出ると慌ただしいので、少し早めに起きて寒い中、文化会館に向かいました。久し振りに時間が有ったので、アメ横に向かったのですが、ひとごみが凄く、200Mで心が折れた・・。そのまま公園を歩いて、会場に入り席に着くと、改めて12月の日曜で有ることを認識しました。


白 鳥 の 湖  2 幕 4 場  

音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本・改訂振付・制作 : ユーリー・グリゴローヴィチ
原振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ,アレクサンドル・ゴールスキー
美術 : シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督・共同制作 : パーヴェル・ソローキン
照明 : ミハイル・ソコロフ
指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団

オデット/オディール : エカテリーナ・クリサノワ
王妃 (王子の母) : マリーヤ・イスプラトフスカヤ
ジークフリート王子 : ドミートリー・グダーノフ
ロットバルト : ユーリー・バラーノフ
王子の家庭教師 : アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化 : 岩田守弘
王子の友人たち : アンナ・ニクーリナ,アナスタシア・ゴリャチェーワ
儀典長 : アレクサンドル・ファジェーチェフ
ハンガリーの王女 : ネッリ・コバヒーゼ
ロシアの王女 : オリガ・ステブレツォーワ
スペインの王女 : アナスタシア・メシコーワ
ナポリの王女 : アナスタシア・ゴリャチェーワ
ポーランドの王女 : エカテリーナ・シプーリナ
3羽の白鳥 : ネッリ・コバヒーゼ,ユーリヤ・グレベンシチコワ
         オリガ・マルチェンコワ
4羽の白鳥 : キナーラ・アリザーデ,スヴェトラーナ・グネードワ
         スヴェトラーナ・パヴロワ,アナスタシア・スタシケーヴィチ
ワルツ : オリガ・ステブレツォーワ,アナスタシア・シーロワ
      アレーシヤ・ボイコ,アンナ・オークネワ
      カリム・アブドゥーリン,デニス・サーヴィン
      ウラジスラフ・ラントラートフ,エゴール・フロムーシン

 以前から、楽しみにしていたエカテリーナ・クリサノワ、ドミートリー・グダーノフのペアリング。ドミートリー・グダーノフは現時点でのボリショイで王子としての一押し・と書かれています(ラトマンスキー、インタビュー記事から)。クリサノワは私自身、プリンシパル以外では余りよく知らない中、(ボリショイ・マリインスキー)合同公演で観た時からの好きなバレリーナ。また(いまごろ)発見なのは岩田さんの凄さです。道化で昨日のヴァチェスラフ・ロパーティンも超絶だったのですが。彼は面白い。小芝居も徹底していて一度でファンになりました。また入口のところには、彼の名前が入った花束の数が多かったです。

今日も昨日通り、オーケストラはとても感動的なものです。
以前観た時から、クリサノワは存在が好きです。 心震わせるとかと言うのでは無く「気になる」と言う方がいいかもしれません。また、インタビュー動画など観ていて飾らない、作りすぎない所、またとても前向きなところが彼女の個性です。そのままが本日の舞台でも出ている感じです。今日は1Fで観ていたのですが、普段は使わないオペラグラスを何度か覗き、表情を見ておりました。少年の様な彼女は悲劇的な白鳥では無く、ハッピーエンドなオデットを観てみたいな・・なんて勝手な事を考えつつ帰りました。
トピックは、2幕のオディールのグランフェッテでしょう。会場は割れんばかりの拍手、ブラボーです。シングル、ダブルほか本当に観たことの無いバリエーションを入れて32回転を見事に着地。今日はこれだけでも満足です♪
面白かったのは、決めのポージングです。とにかく大袈裟。・・なのですが可愛いいからOKって感じです。別の方向かもしれませんが、愛されるキャラクターの持ち主と私の感想です。

 あとやっぱり岩田さん。このボリショイでこの地位は納得です。日本仕様キャストではありません(たぶん)。道化の速さは超絶と昨日書きましたが、彼が一枚上と言う事を本日知りました。道化は彼以外には考えられません。最近仕事で疲れており、睡魔が至る時間に現れる毎日ですが、今日は彼のお陰で、充実した時間ですし、食い入るように見ることが出来、とても幸せでした。グダーノフは王子としては、正統派です。本当にきれいです。

書こうと思って過去2回書き忘れていましたが、足音が本当に少ないですね。それもコール・ドに至るまで。白鳥達の白のバレエでは、特に文化会館などは足音が気になるものですが、新国立とか柔らかい床以外での、これ程の徹底ぶりは見事♪

残りの演目は、『明るい小川』ですね。とっても楽しそうな演目なので、楽しみにしています。
もちろん初見ですが・・
 

2008年12月6日土曜日

12/6 ボリショイ vol.2 『白鳥の湖』にブラボー

 
アレクサンドロワ、2回目です。本日は、ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」を観てまいりました。

白 鳥 の 湖  2 幕 4 場  

音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本・改訂振付・制作 : ユーリー・グリゴローヴィチ
原振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
  アレクサンドル・ゴールスキー
美術 : シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督・共同制作 : パーヴェル・ソローキン
照明 : ミハイル・ソコロフ
指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団


オデット/オディール : マリーヤ・アレクサンドロワ
王妃 (王子の母) : マリーヤ・イスプラトフスカヤ
ジークフリート王子 : アルテム・シュピレフスキー
ロットバルト : パーヴェル・ドミトリチェンコ
王子の家庭教師 : アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化 : ヴァチェスラフ・ロパーティン
王子の友人たち : アンナ・ニクーリナ,アナスタシア・ゴリャチェーワ
儀典長 : アレクサンドル・ファジェーチェフ
ハンガリーの王女 : ネッリ・コバヒーゼ
ロシアの王女 : オリガ・ステブレツォーワ
スペインの王女 : アナスタシア・メシコーワ
ナポリの王女 : アナスタシア・ゴリャチェーワ
ポーランドの王女 : エカテリーナ・シプーリナ
3羽の白鳥 : ネッリ・コバヒーゼ,ユーリヤ・グレベンシチコワ
         ヴィクトリア・オーシポワ
4羽の白鳥 : チナラ・アリザデ,スヴェトラーナ・グネードワ
         スヴェトラーナ・パヴロワ,アナスタシア・スタシケーヴィチ
ワルツ : オリガ・ステブレツォーワ,ヴィクトリア・オーシポワ
      アレーシヤ・ボイコ,アンナ・オークネワ
      カリム・アブドゥーリン,デニス・サーヴィン
      ウラジスラフ・ラントラートフ,エゴール・フロムーシ


 まずは、書かなければいけない事は、グリゴローヴィチの思想と台本でしょう。プログラムに少し書いていますが(詳細は割愛しますが)、整理した台本はそれぞれの役の表情となり、意味付けとなって一貫性をもちます。配役された部分の不明感が無く(と書いていた)キチンとして、意識を共有できる部分は物語を舞台として魅せる手続きが気持ち良かったです。
 (誰の内部にも住みつく感情の悪魔)ロットバルトの意味付けは、象徴的でジークフリートの弱い部分を表し、王子を操る表現を感情と受け止めています(振付も影を表している表現が多かった事に起因しています)。 悪い意味での弱さと悪くない自分、少しの勇気と理性による意志でのフロンティア。相対する部分をこの本当の意味での悲劇の託している気がしています。 やはり因果応報とでもいいましょうか。少し言い方は古いかと思いますが、これ以上の言葉が浮かびません。かたや、2幕は花嫁(候補達)が、自身の自慢のダンサーを引連れ、王子にこれでもか・・と言うぐらいに自慢。 当然ディヴェルティスマンでの主役は自分。候補達は常に真中。後に主催である王妃のプロデュースの中、ワルツを踊ります。このワルツはとても好きな旋律ですが、コリフェの役柄的にいつも不満に思っていましたが、ボリショイソリストが、吹き飛ばしてくれました。一番のポイントはもちろんエンディング。紗の幕間から見えるオデットの死は、間違いの代償。
 ・・ と受け取ったストーリです。

 次に書きたいのは、前回も書きましたがパーヴェル・クリニチェフの緩急な指揮。いつもオーボエの音を目を瞑って聞いていますが、今日はその時間は当然ありません。やっぱりオケに向かうや否や、指揮棒を下しています。 2幕開始もそうですが、このオーケストラは好き。ハープ、管が特に素晴らしいです。(今日ハープの人を少し観察していました。ロシアの典型的なおばちゃんでした。感覚は素晴しいし、幕間25分もチューニングメータでの調整をしてられました)バイオリンソロは、王子とオデットの会話そのものですし、オディールのフェッテは超高速で盛り上げ、エンディングでは本当に震えます。

最後になりましたが、これは絶対書きたいこと♪
アレクサンドロワのオデットにブラボー。もちろんオディールにはブラボーではともて足りない状態です。キトリが最高と先日書きましたが、今日は世界一のオディールは彼女で決まりです。(ってほんと自分の性格を疑います ^^;; )
彼女のオデットは、兎に角丁寧です。オーケストラに遅れる訳ではなく、しっかりと魅せ、人間臭さの感情を詰め込みます。今回アレクサンドロワを3演目で購入したのは良かったと思います。この版でのオデットは儚さ、弱さ、逃げ場所、空想そのほか、ネガティブな部分の象徴なのでしょうか。 無機質な白鳥(オデット)とは全くの別次元での情景を表現しているかのうようなアレクサンドロワでした。
一方の明日のキャスト・クリサノワは2年前から、踊っているが古典で最も難しい役・・と解説されています。 また解釈は”あくまで鳥。手は羽”です。 ・・実はこれを今日読んでいて笑いました。意図は本当に翻訳者に伝わっているのか疑問ですが、明日報告します。

 スペインの一部男性陣のおとなしさが気にかかりました。ここは男前を最高に押し出す部分。遠慮はダメもったいないね。 特に目立ったのはハンガリーの王女、ネッリ・コバヒーゼと、ロシアの王女、オリガ・ステブレツォーワです。何ともきれいでうっとり。3羽でもコバヒーゼは目立っていました。観ていてキチンを踊る方が好きです。よく音符に遅れて最期をしりすぼみする事を見かけますが、彼女はしっかり音を取って刻んでいる感じがします。道化ヴァチェスラフ・ロパーティンは超絶でした。でも厭味では無く軽くこなしている事が、とっても好印象です。

こんなに言って最後ごめんですが、少し衣装古臭いです。台本が良いのに・・もったいない!
明日も「白鳥の湖」を観ますので、時間があれば報告します。
 

2008年12月5日金曜日

12/3 ボリショイ vol.1 『ドン・キホーテ』


 
ドン・キホーテ  全 3 幕  
2008年12月3日(水) 18:30~21:10

【スタッフ】
    音楽 : ルートヴィヒ・ミンクス
    台本 : マリウス・プティパ
    振付 : マリウス・プティパ,アレクサンドル・ゴールスキー
    振付改訂 : アレクセイ・ファジェーチェフ
    ファジェーチェフの助手 : ミハイル・ツィヴィン
    美術 : セルゲイ・バルヒン
    衣裳復元 : タチヤーナ・アルタモノワ,エレーナ・メルクーロワ
    音楽監督 : アレクサンドル・コプィロフ
    照明 : ミハイル・ソコロフ
    美術助手 : アリョーナ・ピカロワ
    指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
    管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団
    
【キャスト】
    キトリ/ドゥルシネア : マリーヤ・アレクサンドロワ
    バジル (床屋) : ドミートリー・ベロゴロフツェフ
    ドン・キホーテ (さすらいの騎士) : アレクセイ・ロパレーヴィチ
    サンチョ・パンサ (ドン・キホーテの剣持ち) : アレクサンドル・ペトゥホーフ
    ガマーシュ (金持ちの貴族) : デニス・サーヴィン
    フアニータ (キトリの友人) : ヴィクトリア・オーシポワ
    ピッキリア (キトリの友人) : オリガ・ステブレツォーワ
    エスパーダ (闘牛士) : アンドレイ・メルクーリエフ
    ルチア (街の踊り子) : アナスタシア・メシコーワ
    メルセデス (踊り子) : マリーヤ・イスプラトフスカヤ
    ロレンソ (キトリの父) : イーゴリ・シマチェフ
    ロレンソの妻 (キトリの母) : アナスタシア・ヴィノクール
    公爵 : アレクサンドル・ファジェーチェフ
    公爵夫人 : エカテリーナ・バルィキナ
    居酒屋の主人 : イワン・プラーズニコフ
    森の精の女王 : アンナ・ニクーリナ
    3人の森の精 : ユーリヤ・グレベンシチコワ,ネッリ・コバヒーゼ
              オリガ・マルチェンコワ 
    4人の森の精 : アレーシャ・ボイコ,スヴェトラーナ・パヴロワ
              チナラ・アリザデ,スヴェトラーナ・グネードワ
    キューピッド : アナスタシア・スタシケーヴィチ
    スペインの踊り : クリスチーナ・カラショーワ
                アンナ・バルコワ,エカテリーナ・バルィキナ
    ジプシーの踊り : アンナ・アントロポーワ
    ボレロ : アンナ・バルコワ,エフゲーニー・ゴロヴィン
    グラン・パの第1ヴァリエーション : エカテリーナ・クリサノワ
    グラン・パの第2ヴァリエーション : チナラ・アリザデ

本日は、ボリショイ・バレエ『ドン・キホーテ』を観てまいりました。以外と最近18:30という時間が速く感じられます・・夜がとてつもなく長いと感じます。最近外はすっかり寒くなり、また街も美しくデコレートされてますが、私は日曜も休日も無く仕事の毎日。唯一この時間だけが休息の時間です。今日久しぶりに六本木ミッドタウンに寄りましたが、やはり周りは華やかでした。上野はと言うと、これが結構地味目。でも「フェルメール展」(http://www.tbs.co.jp/vermeer/)等は、80万ってかなりの集客があったこと、TVで見たような気がします。すっかり長くなりましたが、ボリショイ1日目です。特にアレクサンドロアの舞台をとても楽しみにしていた私ですし、フィーリンのいない穴を埋められる男性陣に期待しておりました。

文化会館に入るなり、館内放送でプレトークのアナウンスが・・そう今日はラトマンスキーがインタビュー形式で時間を取っている事すっかり忘れていました。さっそく席につきました。
・各演目キャストの違いによる面白さ
・明るい小川と言うバレエ
・ドン・キホーテ、初キャスティング・ロンドン公演の話題(辛口批評家が多い中、5点満点で6点ついた舞台)
   ⇒この時、オシポア、ワリーシエフの2人が舞台登場
初のキトリ・バジル主演GETの感想などインタビューに答えていました
私服の2人はとても、好印象です。

私にとってボリショイ・バレエ団は初見です。(まだまだ初心者マーク全開でした)プロローグ後の1幕の眩しいこと、またロシア/ボリショイバレエの美しさとエネルギーを十分に感じ取れる1幕。今回の舞台はとても明るく、暖かくなりました。っていうよりキャスト陣のエネルギーで蒸し暑いくらいでした。 (いつもより3度位、館内気温が上昇していたように思います)。
楽しみにしていた、アレクサンドロワの音の取り方と蹴り上げるタイミングの素晴らしさに完璧に1幕目ではまりました。一人で”ニヤニヤ”していて・・、傍から見たらさぞ、変人の様に見えていたと思います。
ただ全体を通して残念だったのが、ベロゴロフツェフのサポート。アレクサンドロアがかわいそうな位にアイコンタクトの多さが気になり、また2幕居酒屋ではぶつかったり・・それはもう・・って感じ。でもレベルが高い中での不満。ソロでの美しさは彼のスタイルと併せてとても美しく、もちろん満足のいく(ってもの失礼ですが)ものです。(とっても贅沢な意見です^^;) 空中での待機時間の長さは観ていてドキドキする位にきれいですし、それでもって珍しい位の足の細さ。
グラン・パの第1ヴァリエーションのクリサノワは、白鳥の湖を楽しみにしていますが、今日観れて本当に幸せです。また。ネッリ・コバヒーゼは以前、ジゼルで観てから今回もやはり素晴らしかったです。明日(土曜日)は白鳥の湖を見にいきます。 昨日から更新出来ずにいたこと、仕事の関係でまた遅れるかもしれませんが、無理せず書いていきたいと考えています。

 先日このサイトでも書いた”マリインスキー公演”のチラシがやっと出ていましたが、白鳥のロパートキナとキトリはやはりアレクサンドロワが私的なNo1ではないかと思えるくらいの、今回はまり役に思っております。 とっても印象的なのが、バジルが足を掴み損ねるシーンがあるのですが、アレクサンドロワのすました笑顔の可愛かった事。細かな演技は大変面白く鑑賞することができました。 当然の事ですが、アレクセイ・ロパレーヴィチのドン・キホーテは幕が上がった瞬間、3M以上の人間離れした感覚に捉われ、アレクサンドル・ペトゥホーフのサンチョは、この上ないコミカルさ。総合的な質の高さ・・もちろん帰りはとっても幸せな気分で帰りました。

今回は、オーケストラも ボリショイ劇場管弦楽団が参加、 やっぱりそう・・管が素晴らしいと時々眼を瞑った時の音が何とも言えない気持ちよさを感じることができます。(もちろんバレエでの話ですが・・)
特筆すべきは、パーヴェル・クリニチェフさんの速さと、平気なダンサーのバランス。 感じる事の出来る人たちがあれほど揃っているって素晴らしいと感じます。
決して、1.2.3のリズムだけではないような・・・
 

2008年11月29日土曜日

11/28 『奇跡的な舞台』 オネーギン

 本日、仕事もそこそこにして楽しみにしていた初見の「オネーギン」を観てまいりました。

「オネーギン」
 ジョン・クランコによる3幕のバレエ
 アレクサンドル・プーシキンの散文小説原作

振付:ジョン・クランコ
音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー
編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
世界初演:1965年4月13日、シュツットガルト
改訂版初演:1967年10月27日、シュツットガルト

オネーギン:イリ・イェリネク
レンスキー:フリーデマン・フォーゲル
ラーリナ夫人:メリンダ・ウィサム
タチヤーナ:アリシア・アマトリアン
オリガ:カーチャ・ヴュンシュ
乳母:ルドミラ・ボガード
グレーミン公爵:ダミアーノ・ペテネッラ
親類、田舎の人々、サンクトペテルブルクの貴族たち:シュツットガルト・バレエ団


先日に引続き、奇跡の様な舞台。 スタンディングで拍手してしまいましたが、余りにも入り込んでしまった私は、周りの迷惑も考えずに、3度目のカーテンコールから立ち上がってしまいました。それも涙目いっぱいで。 少し恥ずかしさもありましたが「素晴らしいでは全然足りない」。

レンスキーがオネーギンとオリガの遊戯に真剣に怒りだす場面、タチヤーナとオリガが決闘を止める願いも聞かずにオネーギンの弾丸に倒れる所から、奇跡が始まった気がします。でも今思うと「鏡のパ・ド・ドゥ」も素晴らしいし、チャイコフスキーの楽曲が何倍にも増幅します。今日は少し遠い席でだったので、オペラグラスを手放さずに観ている2幕終了・・目を押さえながら必死で観ていました。

イリのオネーギン、アリシアのタチヤーナは1幕は本当に苛立ち、また少女の彼女を鬱陶しく思う、男性の傲慢さが噴出し、気が向いた時の気持ちの表現、観ていて苛立つぐらいに入っている自分が有りました。このキャスティングでの舞台はもうほとんど現実と夢の世界の狭間です。そうかと思うと、レンスキーとオリガの愛が溢れるパ・ド・ドゥは心打たれますし、フォーゲルのソロの素晴らしさは、先日の「眠れる森の美女」でも発揮されていました。 3幕が始まり、目を疑ったのがアリシア・タチヤーナの変貌。女性としてとてつもなく素敵になっていました。これは確かにオネーギンが後悔するのもわかります。この美しさはグレーミン公爵に愛されている証しであり、またタチヤーナも心が平和で暮らしていたと思います。ところが、オネーギンの訪問から一変するタチヤーナ。アリシアの顔が全然変わり、グレーミン公爵と私室へと下がる瞬間の、ほんの少しの時間に物語を感じさせる後姿は、凄かった。(3秒ぐらい氷りついた様) タチヤーナはオネーギン観ることが出来ません。 「手紙のパ・ド・ドゥ」はタチヤーナの人間性を見せて頂きました。

このあとのタチヤーナは想像の範囲を超えませんが、平和に愛されて暮らせる家庭を守る為、ベールに隠す事は容易に想像できます。ぜひこうであって欲しいと考えます。心を解き放つ事が、一度の恋で出来なくなる苦しみ。また書いていしまいますが、このキャストで見れたことを幸せに思います。 文化会館を出てからもチャイコフスキーの楽曲が鳴り続けています。 初見でしたがこれほどのショックは初めてかもしれません。

まだまだ書き足りません。
 1幕の村人の男女のアンサンブル・・、2回単純に1列に横切るだけですが、楽曲との一体感。
 レンスキーの疾風と純粋。
 乳母がもう寝なさいと言うが、胸いっぱいのタチヤーナが手紙を書いている表情。
 タチヤーナの後ろから手紙を破るオネーギンの傲慢。
 オネーギンの手紙を破る去るタチヤーナの決意。
キャストでは
 フォーゲルの足さばきの美しさ
 アリシアの変貌と、高い技術に裏打ちされた抒情性
 イリ・イェリネクのすべて
舞台ですから、舞台スタッフ、舞台・演技ほかキャスト全ての積み重ねが作ったのは頭では理解できますが、さも現実の様に、舞台スタッフの事を忘れるくらい、またオーケストラが少し外していることなど、忘れてしまう位に、入ることが出来る奇跡的な舞台でした。
 
   

2008年11月25日火曜日

11/25 続き・・シュツットガルト・バレエ スタッフ

 
シュツットガルト・バレエの美術・衣装について記載してみます。
覚えている範疇なので、間違っていたらごめんなさい

舞台は完全な固定装置を使用しています
セットは概ね1つ。上手・下手側と舞台正面奥に、コの字型の回廊と舞台中央へ続く階段が左右2方向に準備されており、ベースは白。床の白と、光量の多さと相まって、とても清潔感のある第1幕、2幕は春の淡いグリーンとピンク、コの字型の回廊には、桜色の花とが散りばめられており、また3幕は(森の中なので)木々生い茂り、バックの空も合せたコーディネート、完全なブラウンな世界感。 このシンプルな構造しか持たない巨大な装置を2階建にし、見事に使い切るアイディアです。

衣装は、しっかりした意味を色に持たせてるいる事が判ります。幕が開いたとたん、藍・インディゴ、花紺、青、パールブルー、スカイブルー、ブルー系生成りと思いつく青は全て、ドレスから、インナーに至るまで、統一されており、ライティングがイエロー系と、ピンで、とても奥行き感をかもし出し、陰影が見事。 衣装には、所々ピンクがあしらわれており、かわいさと同時に大人感もしっかり出しています。(この辺が好きです)。 2幕では写真にあるワルツの場面、コール・ドは当然、生成りをベースにした、明るめのモスグリーン、サーモンピンクのアクセントと、ロイヤルバレエとパリオペラ座(どちらも現地での鑑賞歴はないのでただの感覚ですが・・^^;; )の中間の色合い。私的には、ロイヤルバレエの色彩の押さえた、また表現し難い、日本的な、色合いが好みですが、このカンパニーはとても好きな彩度をもっている事に気がつきました。 3幕目は登場人物のキャラクタもあり、舞台がブラウンなので、アクセントはやはり赤を中心とした原色系。 全体のコーディネーションでは、彩度の統一感を私はよく見ていますが、完全に幕でのメリハリと、意味付けがなされた舞台は初めてかも知れません。新国立の色合いは以前は結構好みでしたが、最近は少し呆け過ぎ感が否めない。・・など思ってりましたところ、この舞台♪

 とっても驚いたのは、ライティングの効果。プロローグではNBSの写真紹介があった、「部分」にびっくりしました。なんとスナップ写真の様に2次元的効果をもたらす濃いイエローのライトと、ピンの自然光を当て続け躍動感のカラボス。静止と激動の対比。このコントラストは劇的です。 なかなかNBSさんの写真でつたわらない種類の絵ですね♪

プロローグと1幕の幕間の記事を先日いたしましたが、この表現はとても素敵です。
幕が降りる少し前から日食の様に、中央全面から幕が少しずつ落ちてきます。これの意味は・・なんて考えてたことろ、完全に幕が降り、通常の幕と2重に重なった状態になり、カラボスの登場。黒幕を使い、オーロラが成長する場面を、悪意を籠めて見ています。舞台1/3の黒幕を開けて、リラとオーロラの姿(ライティングは勿論ナチュラル)を見せ、また今度は逆サイドと、カラボスの激しい動きと実際に操る黒幕、相対する、清潔感の白をベースにしたリラとオーロラ。全く対照的な、白と黒を見事に幕間の短い時間に凝縮させる手法は見事♪

 美術自体の完成度は、3幕へ続き、今度は同じコの字の回廊に、枯れ木等の装飾を施し、舞台全体を1幕の白と青の清潔感から、ブラウン系の色彩に染めます。日本では、秋、夕暮れ、夜会、を想像させる色彩です。あまり例自体の相関は無いのですが、受け取り方次第で、見え方が変ります。これはあらゆる色とのコーディネート可能としているようでした。3幕の登場人物は、原色系の、
シェヘラザード、アラジン、中国の王女・官吏。 対比的な白雪姫、カエルの王子ほか、ディヴェルティスマンでは、アリババ、宝石たち、長靴を履いた猫と白い猫、赤ずきんと狼、青い鳥と王女‥とこれでもかと言うぐらいの色の洪水を、バックの少し暗めの木々の茶色が十分に受け取っています。王と王女もこの時は、1幕での白ではなく、赤とグリーンと黄金の衣装でインパクトを弛めていません。

長くなりましたが、まだまだ書きたい事ありますが、次のオネーギンまで取っておきます。
最後に 装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ、照明:ディーター・ビリーノにブラボーをお贈りしたいと思います。
素晴らしいです

 

2008年11月23日日曜日

11/23 追加情報


シュツットガルト・バレエ団のサイトを初めて見てみました

Dornröschen (Gastspiel Tokyo, Japan)
Ballett mit einem Prolog und drei Akten nach der Erzählung 
"La Belle au bois dormant" von Charles Perrault
Besetzung
Prinzessin Aurora Maria Eichwald
Prinz Desiré Friedemann Vogel
Carabosse Jason Reilly
Änderungen vorbehalte


この記事は良いのですが、アリシアの素敵な写真がありました。

11/23 シュツットガルト・バレエ団 『眠れる森の美女』

 
 本日は、シュツットガルト・バレエ団 2008年日本公演『眠れる森の美女』を観てまいりました。上野恩賜公園をゆっくり歩きながら、お天気を楽しみました。大道芸等も出ており、時間にも余裕があったのでとても幸せな気分で文化会館へと向かいました。

眠れる森の美女
シャルル・ぺロー『眠れる森の美女』に基づく全3幕プロローグ付きバレエ

【スタッフ】
振付:マリシア・ハイデ(マリウス・プティパの原典に基づく)
演出:マリシア・ハイデ
音楽:ピョートル・I. チャイコフスキー
装置・衣裳:ユルゲン・ローゼ
照明:ディーター・ビリーノ
世界初演:1987年5月10日シュツットガルト・バレエ団

【キャスト】
オーロラ姫: マリア・アイシュヴァルト
デジレ王子: フリーデマン・フォーゲル
カラボス: ジェイソン・レイリー
リラの精: ミリアム・サイモン
王: ヘルマー・ポーロカット
王妃: メリンダ・ウィサム
カタラビュット: トーマス・ダンヘル
乳母: ブリギット・デハルデ

キャスト詳細は NBSサイトから こちら

まず本日言いたいのは、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団にブラボー。
ジェームス・タグルが随分頑張って居られたのでしょう。こんな鳴り方は初めてかもしれません。

 舞台観た方も多いと思いますが、余り説明するとダメですね。まずは、マリシア・ブラボーでした。思わずスタンディングしてしまった程、今日は素晴らしい舞台でした。セピア色の写真に一瞬で変化するとか、カラボスが素敵とか、などなど話したいこといろいろありますが、当たり障りのない程度に書きたいと思います。

オーケストラが鳴り出し、いつもの前奏が終了するころになっても、幕が上がりません。って思っていると、文化会館では見たことの無い光量で、また舞台を白に張ってある為、相乗効果で明るい始まりです。
美しいブルーが、色違いで50色以上にも見える舞台。・・衣装の事です。オーロラの命名式はこの様に始まりました。
 澄んだ泉の精、黄金のつる草の精、森の草地の精、歌鳥の精の5人が招待されています。
カラボスはやはり忘れてます。お付きの騎士が同色の衣装ですごく奇麗。きちんと整理された装置とダンサーの並びは、統制が聴いていて、観てて美しさいっぱいです。とにかくこの舞台はライティングとアイデアのオンパレードです。幕間と記載のある時間の上手いこと。またカラボスはオペラ座・ロットバルトのように素敵で、いやあれ以上のインパクトと、ジェイソン・レイリーの魅力(支配力)に完全に参りました。
王子、フリーデマン・フォーゲルは以前観た時より、素敵に感じましたし、オーロラ:マリア・アイシュヴァルトは気の強い、でもやんちゃなプリンセスです。このコンビネーションが今日はとてもはまっていたと思います。とにかく、色と光と音と整理された装置と数多いダンサーがとてつもない完成度で鑑賞出来たこととても幸せに思います。
 併せて、カンパニーの完成度の高さは、今日仕事がなかったら、夕方の公演も思わず買っていたと思いますし、明日の観てみたかった。 ・・です。あと「オネーギン」をアリシアで観ます。
とても楽しみになってきました。
こんなに幸せになれたこと、シュツットガルト・バレエ団 に感謝します。

マリシア・ハイデは何といっても、DVD「椿姫」でしか見たことが私はありませんが、彼女のコメントで、古典全幕「眠れる森の美女」は、誰よりも私が知っているし踊っている・・という記載がありました。男性のパートも、ヌレエフ版程では無いにせよ、十分に見せ場があるし、また女性のソロパートはとにかく振り付けに品があります。 どのスナップでも美しく感じられ、楽曲との流れが素敵に合致。 マリアも音の取り方が素敵で、何とも気持ちのいい舞台。
1つだけ・・ローズアダージョは感動でした。(この場面で感動したのは初めてです)

奇跡の舞台に出会う事が出会えた様な気持ちです♪

 

2008年11月21日金曜日

11/21 ボリショイほか

JapanArtsのボリショイブログで、

の記事が載ってました。 ⇒ こちらから
東京公演を前にプログラムをご購入できます!
是非、この機会に公演の予習をしてみては?

とありあますがこの企画いいですね。
実は、11/25から順次お届けと書いておられますが、もう少し早い時期からの購入を希望します(初回なのでしょうがないと思いますが・・)
1回目の公演で読みきって観るのと感覚的な違いが大きいともいますので(内容にもよりますが)この企画は面白いと思います。早速申し込みます。また数回公演に行く時等、買いそびれた時の合間とか、有効かもしれませんね♪

 

11/20 アラジン 3回目

 
本日「アラジン」の3回目、目的は小野絢子さんでした。 こんな平日の14:00開演の舞台・・新国立サイドも、学生を入れて頑張っておられましたが、すぐに彼女の舞台は、観客を呼べる舞台になる気がします。でも今回のアラジンといい、今シーズン最後のスワニルダと言い、大変楽しみになってきました。

スタッフ
【振付】デヴィッド・ビントレー
【作曲】カール・デイヴィス
【指 揮】ポール・マーフィー
【舞台装置】ディック・バード
【衣 装】スー・ブレイン
【振付】デヴィッド・ビントレー

キャスト
【アラジン】八幡顕光
【プリンセス】小野絢子
【魔術師マグリブ人】冨川裕樹
【ランプの精ジーン】中村誠
【アラジンの母】難波美保
【サルタン(プリンセスの父)】イルギス・ガリムーリン
【オニキスとパール】大和雅美/伊東真央/寺田亜沙子
          福田圭吾/泊 陽平/陳 秀介
【ゴールドとシルバー】川村真樹/西川貴子
           貝川鐵夫/市川 透
【サファイア】湯川麻美子
【ルビー】寺島ひろみ/マイレン・トレウバエフ
【エメラルド】高橋有里/さいとう美帆/古川和則
【ダイアモンド】西山裕子
新国立劇場バレエ団
 
 仕事がはねないままでしたが、とりあえず劇場へ向かいました。今日は朝から少し寒さもありましたが、なにしろ天気がよく、気持のいい時間を朝から過ごすことが出来ていました。既に主役デビューしている、小野さん、八幡さんコンビでの舞台。デビューも気にはなっていましたが、2日務めるのは新国立バレエでは珍しいので、(いつも講演回数の少なさが気になっています)2日目を今回は選択してみました。 初日は判らないのですが、少し失礼な言い方をすると、八幡さんのサポートが小さく、纏まり過ぎていて、彼女のダイナミックさが半減。主役を得て、初見で観させて頂きましたが、以外と(というと失礼ですが)妖艶な雰囲気と、あどけなさを併せ持っている方とお見受けしました。表情を作り過ぎている時も時々感じましたが、技術は強いし、表情感が兎に角素晴らしいし、舞台オーラを感じさせます。口角を上げて、口を噤む表情と、緩めて柔らかい表情。 的確な演出をしておられました。(そうなんだ・・って感じです) 
浴場のシーンでは、やはり湯川さんが本当に可愛く、初めて愛を見つけた表現が好きでしたし恥ずかしさの表現、一方彼女はそれを内に秘めて嬉しさに変えておられるよう見受けました。でもやはり迷いがあるのか、時々引きつつ前向きなプリンセスだった気がします。あと、サルタンがプリンセスに気持ちを確かめえるシーンがあるのですが、そこでの衣装が気になりました。小野さんは金色の装飾を多く散りばめた、白のワンピースでしたが、昨日の湯川さんはオフ白の、シンプルな衣装だった気がします。小野さんはどちらかと言うと童顔なので、この衣装が大変あっていました。またチェスのシーンではすっかり打解け、にこやかにさせてくれる、本日のキャスティングでした。
先に書きましたが、彼女が別の人とペアリングした時を想像してみたくなりました。素敵なプリンスとペアになる・・観れる時期を待ちたいと思います。
今後、芸術監督が代わられた時を楽しみにしつつ・・ですね

肝心のルビーですが、今日はひろみさんです。相手はマイレン・・現最強大好コンビと位置づけています。厚木さんのインパクトが初日に強すぎた関係で、引用が多くなりますが、毒のない、ひろみさんらしい(?逆にマイレンらしくない?)ルビーに上がっていました。マイレンの仕切りの強さはここでも観られ、負けていないひろみさん、この2人にブラボーです。

ビントレーのアラジン はバレエとして、云々より、今後育ててほしい演目です
3組それぞれに楽しませて頂きました今週でした。
  

2008年11月20日木曜日

11/19 アラジン 2回目

 
本日も新国立劇場バレエ「アラジン」を観てまいりました。仕事がぎりぎりだったので、開演数分前です。今日も危ういところ、・・ そういえば、tt サイト寺島さんのサイト)に、”1幕目がいいので、くれぐれも遅刻ないいでね!”というダイアリ(2008.11.19)がありましたが、本当に危ないところ・・!

スタッフ
【振付】デヴィッド・ビントレー
【作曲】カール・デイヴィス
【指 揮】ポール・マーフィー
【舞台装置】ディック・バード
【衣 装】スー・ブレイン
【振付】デヴィッド・ビントレー


キャスト
【アラジン】芳賀望
【プリンセス】湯川麻美子
【魔術師マグリブ人】マイレン・トレウバエフ
【ランプの精ジーン】吉本泰久
【アラジンの母】難波美保
【サルタン(プリンセスの父)】イルギス・ガリムーリン
【オニキスとパール】高橋有里/さいとう美帆 /寺田亜沙子
          江本 拓/グリゴリー・バリノフ/佐々木淳史 
【ゴールドとシルバー】川村真樹/丸尾孝子/貝川鐵夫/市川 透
【サファイア】西山裕子
【ルビー】遠藤睦子/冨川祐樹
【エメラルド】寺島ひろみ/寺島まゆみ/中村 誠
【ダイアモンド】西川貴子
新国立劇場バレエ団



今日もマイレンの怪しい魔術師マグリブ人を見ることが出来てよかったです。
また、サファイヤの裕子さんは、相変わらず大好きだし、奇麗でした。・・でも少し今日は不安定だったかもしれませんね♪ あとエメラルドの中村さん・・この人だんだんと変わってきています。最近は若さプラスαの、雰囲気”を出してきています。今日もアームスなんかも、コルプを思わせる軟らかな動き、寺島さん2人をよくサポートされて居る所は、とっても観ていて気持ちが良かったです。し、もちろんひろみさん、まゆみさんは言うまでもなく素敵でした。 少し残念なのは【ルビー】遠藤さん/冨川さんコンビ、プルミエの2人とは対照的な、怪しげな光を感じさせるルビーと、控え目なルビー、キャラット数の違いを感じました。
明日も観に行きますのでまた報告します

少し楽曲が耳に付いてきました。

2008年11月15日土曜日

11/15 アラジン プルミエ



2008/2009 Season Ballet
David Bintley's ALADDIN

 本日は、「デヴィッド・ビントレーのアラジン」を観てまいりました。最近はだいぶ寒くなっており、出掛けることが億劫になってきております。が、やはり久しぶりの公演は心が弾みます。今回の「アラジン」は3組のキャストを観てみることにしました。

スタッフ
【振付】デヴィッド・ビントレー
【作曲】カール・デイヴィス
【指 揮】ポール・マーフィー
【舞台装置】ディック・バード
【衣 装】スー・ブレイン

本日のキャスト
【アラジン】山本隆之
【プリンセス】本島美和
【魔術師マグリブ人】マイレン・トレウバエフ
【ランプの精ジーン】吉本泰久
【アラジンの母】難波美保
【サルタン(プリンセスの父)】イルギス・ガリムーリン
【オニキスとパール】高橋有里・さいとう美帆・遠藤睦子
             江本 拓・グリゴリー・バリノフ・佐々木淳史
【ゴールドとシルバー】川村真樹・西川貴子,貝川鐵夫・市川 透
【サファイア】湯川麻美子
【ルビー】厚木三杏・陳 秀介
【エメラルド】寺島ひろみ・寺島まゆみ・中村 誠
【ダイアモンド】西山裕子
新国立劇場バレエ団


1幕
・[1場] 昔むかしのアラビアの市場
・・ マグリブ人がアラジンに財宝を説得
・[2場] 砂漠への旅
・・ マグリブ人がアラジンが逃げ出しそうになった時に美女の幻影を見せて説得
・[3場] 財宝の洞窟
・・ ランプを渡さないアラジンを洞窟に閉じ込めるマグリブ人
・[4場] アラジンの家
・・ アラジンが魔法で家に着き、なにげにランプを擦ると、ランプの精ジーンの登場
・[5場] 王宮の外
・・ 美女の幻影である、プリンセスに一目で恋に落ちるアラジン
2幕
・[1場] 浴場
・・ アラジンが浴場のプリンセスを覗き見している
・[2場] 宮廷
・・ 死刑確定直後、アラジンの母が助け、ランプの精の助力でプリンセスに求婚
  でも、マグリブ人は改めて、策略を練りだす
3幕
・[1場] 王宮の一室
・・ マグリブ人がランプを横取りして、プリンセスを誘拐する
・[2場] 魔術師マグリブ人のハーレム
・・ ハーレムで油断しているマグリブ人邸へアラジンがプリンセスを奪還に
  空飛ぶ絨毯が登場
・[3場] 再び家で
・・ プリンセスを離さないことを誓うアラジン

 という内容でした。まず「バレエ公演」というより、エンターティメントに近いと思いました。とっても幸せな気分になれる、全幕という感じではなく、ここまでに舞台(エンターティメント)を作り上げているビントレーにブラボーですね。彼の振り付けは、「美女と野獣」での素晴らしさを期待していましたが、方向の違う舞台で、少し残念でした。 ・・が、もちろん嫌いというわけではありません。特に1幕[3場] 財宝の洞窟、での宝石達のディヴェルティスマンの美しさは、新国立バレエとのコラボの結果としてとても素敵なのもでした。振り付けがとても素晴らしく、ルビーの厚木さん、陳さんのペアは期待通り。裕子さんのダイヤモンド、またサファイアの湯川さん。ひろみさんまゆみさんの2人でのペアでのすっかり、今日は心を掴まれた舞台でした。それと、いい味を出しているのが、【アラジンの母】難波美保さん、彼女はまだコ-ル・ドなのに、すっかりキャラが立っており、なかなか面白い役造りをしておりました。
新国立きってのプリンス・山本さんは、やはり後半の役柄がピッタリ♪
1幕の彼は、余りにも役柄とのギャップが私の気持ち的にありましたが、・・素直に、入り込めたのは、彼の芸達者な部分全開でした。(実は初め彼とは気がつかない位の変貌でしたよ♪)
今日の一番は、何といっても【魔術師マグリブ人】マイレンです。主役を完全に奪還する位の・・でも【ランプの精ジーン】吉本さんと足すと、完全に、この2人が本日の印象に残る役柄でした。
先に書きましたが、とにかく楽しめる演目でした。

肝心の楽曲ですが、始まりは、2001年宇宙の旅・・みたいって思っていたら、ライティングは、スターゲイトばり。それぞれの場面では、とても良い感じでした。これCD欲しいぐらいです。
衣装はこの物語にすると、綺麗過すぎた様におもいます。原色系とライティング、スモークを多用して欲しい位の物語なのに、いつものパステル系で彩度を抑えた色合いは、この美しいライティング技術には少しインパクトが足りないようにさえ思われました。

今週の水曜・木曜の2回目の公演を観てまいりますので、また気がついたことの続報を記載します。

それとアラジンの情報がありましたので、ついでに・・
 

2008年11月12日水曜日

11/12 明るい小川

 
JapanArts
さんのページに大変面白い記事がありました
  → こちらから
タイトルは「音楽の荒唐無稽とウソ〜ショスタコーヴィチ「明るい小川」をめぐって」です
ぜひ、一度お読みください

2008年10月27日月曜日

10/27 DVD「ジゼル」


 amazonから英国ロイヤルバレエ団の 「ジゼル」がやっと届きました。

キャストは
  • Giselle  : Alina Cojocaru
  • Albrecht: Johan Kobborg
  • Myrtha  : Marianela Nuez
  • Hilarion : Martin Harvey



詳細はこちらから →

DVDをセットして、長い間TVを見ており、気がつきませんでしたが、ウィリ達とスモークの世界からの始まりです。舞台は英国ロイヤルの象徴的な色遣い、先日の来日公演の時も書きましたが、期待とおり、とっても素敵な色をもった舞台に仕上がっており、片田舎の貴族と、農民(という書き方がピッタリくる)が繰り広げる、事件。
ジゼルでは初めてプロローグを見ました。
とっても気に入った場面は4つあります

ジゼル母の小芝居、ヒラリオンの役造り、ジゼルの放心、ミルタのソロ、ウィリ達の迫力です。

ジゼル母の小芝居: 
 こんなに演技のある母さんを初めて見ました。「ウィリになるから・・みたいに」、ジゼルを気遣うというより、一度やってみたかった的な母上。この演技に村人は、本気で怖がっている様子がとても楽しい。 って言うか、意表を突かれて言葉が出ませんでした。
サンドラ・コンリ(と読むのでしょうか?)のベルタは絶品でした。

・ヒラリオンの役造り:
 いや、とても素敵な衣装(忠実という意味)と、これでもか・・と言うぐらいの田舎っぽさ。 でもこれだけジゼルに対しての愛情はアルブレヒトの軽さと相まって、好きになります。多分この後のストーリがあるとすれば、ジゼルはヒラリオンに根負けする位の押しの強さに、結婚しているかも知れない。 って感じさせます。

・ジゼルの放心: 
ジゼルが髪を解いた時の、放心。 少しずつ、少しずつ遠退いてく、意識を見事にコジョカルは演じきっています。もちろん、その前の可愛さ、反面ジゼルのもつ強情な位の一途な気持ちは一貫しており何処を切ってもジゼルのエッセンスを放っておりました。 彼女は技術面での強さをいつも感じおりましたが、今回のジゼルは少しだけ見方が変わる演目♪

・ミルタのソロ: 
ヌニェスの身体能力抜群の、また安定した演技に見惚れました。
少しメイクも女王の雰囲気を醸しており、怖い系のヌニェスです。バックが墓地という黒な世界で、白のジョーゼットの衣装とスポットライト。 しなやかな残像が怖さを倍増しておりました。

・ウィリ達の迫力:
とっても怖いです。英国ロイヤルバレエのコール・ドがここまで迫力が有ることを知りませんでした。
これは見る価値あります。

コジョカル・コボーのパートナーシップは素晴らしいです。・・やはり♪
これ舞台で観たいですね。私自身ジゼルは、未だ2回しか見たことがありません。
シェスタコワ・ルジマトフ、先日の小出・マラーホフ どちらも素晴らしいパートナーでしたし、この演目はバヤデールと同等に大好きです。

それと、ついでに先日発売になっている、英国ロイヤルバレエの「眠れる森の美女」も併せて購入しておりました。そういえばこれもコジョカルでした。「シルビア」は少し前の内容でしたが、今回の国ロイヤルバレエのシリーズはとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。

しばらくバレエ公演を購入していないので、少し行きたい病が顔を出してきている様に思います。
11月は新国立の「アラジン」からとなります。
 

2008年10月11日土曜日

10/11 ついでに

 
2008年10月07日付けの JapanArtsさんの「ボリショイバレエ2008・ブログ」に「プレトーク開催のお知らせ」の嬉しいお知らせです。今回はアレクサンドロアを集中してみたいと思い、3演目とも、彼女で購入しております。 「白鳥の湖」は、エカテリーナ・クリサノワも楽しみにしていたので、今回のボリショイバレエは、全5回の強攻に及んでいます。

プレトーク開催のお知らせ
12月3、9、10日の開場時に、プレトークを行います! 
会場(東京文化会館)のステージ上から、芸術監督のラトマンスキー氏とダンサーが、公演のみどころなどをお話する予定です。 
どのダンサーが登場するかは当日のお楽しみです。 
プレトークは、公演チケットをお持ちの方でしたら、どなたでもお聞きいただけます。

 ★12/3「ドン・キホーテ」 17:50ごろから  「今年の公演はここに注目!」 
 ★12/9「明るい小川」 18:20ごろから  「明るい小川」のみどころ 
 ★12/10「明るい小川」 18:20ごろから  「明るい小川」のみどころ 

良かった♪
 
  

10/10 『ザハーロワのすべて』


 
JapanArts サイトに『ザハーロワのすべて』の詳細は出ていました
サイトからの抜粋です


古典作品では知ることのできなかった新しいザハーロワ
[日時]  
4月29日(水・祝)16:00 神奈川芸術協会 【Aプロ】 神奈川芸術協会
5月1日(金)18:30 東京文化会館 【Bプロ】ジャパン・アーツぴあ
5月2日(土)18:00 東京文化会館 【Aプロ】ジャパン・アーツぴあ
5月2日(土)18:00 東京文化会館 【Bプロ】ジャパン・アーツぴあ

[チケット]
S\16,000 A\13,000 B\11,000 C\9,000 D\7,000 E\5,000

ボリショイ・バレエからの予定来日ダンサー 
[出演]  
スヴェトラーナ・ザハーロワ 
アンドレイ・ウヴァーロフ 
ニーナ・カプツォーワ 
アンドレイ・メルクーリエフ 
アルテム・シュピレフスキー 
イワン・ワシーリエフ

[第1部]
≪カルメン組曲≫
(音楽:ビゼー/シチェドリン 原振付:アロンソ 改定演出:A&A.プリセツキー)
出演:ザハーロワ、ウヴァーロフ、シュピレフスキー、キエフ・バレエ
[第2部]
≪Revelation≫(振付:平山素子)ザハーロワ
≪ヴォイス≫(振付:パストール)ザハーロワ
≪「ドン・キホーテ」からパ・ド・ドゥ≫
≪「海賊」からパ・ド・ドゥ≫ 他

発売は、
① 10月24日(金) 10:00a.m.~発売  夢倶楽部ネット会員 インターネットでお申込
② 10月25日(土) 10:00a.m.~
発売  夢倶楽部会員 電話でのお申込
③ 10月27日(月) 10:00a.m.~
発売  ジャパン・アーツぴあネット会員 インターネットでお申込
④ 11月09日(日) 10:00a.m.~
発売  一般 電話でのお申込 インターネットでお申込


です。やっぱり買ってみたいと思いますね♪
全くタイトルにある様に、この作品群での彼女の素敵さを是非確認したいです。

2008年10月5日日曜日

10/5 ちょっと得した気分

 
というサイト、ご存知の方もいるかもしれません。私も、以前どちらかのサイトで見て登録だけしておりましたが、久しぶりに休日で検索して見ました結果 世界のプリマバレリーナたちVol.2 ロパートキナのヴァリエーションレッスンのDVDのコピー版があるようです。
また、ヴィシニョーワのヴァリエーションレッスンも併せて、置いてます。ヴィシニョーワが好きな私は、このDVDは持っていましたが、さすがにはロパートキナは美しい。

最近、検索するといろいろな物が、出てきそうですが、いいのかな? YouTubeなどは、「英国ロイヤル・バレエ」用にサイトを開いていたり、探せばかなり楽しいサイトが多い様ですが、全編が見れるのは、拙い検索能力では、ここだけだと思います。(間違っていたらごめんなさい)

先日のロイヤルの「眠れる森の美女」もありなど、とても楽しめます。
ところで、アマゾンからGiselle (Ws Dts) (2008)の発売のメールが来ていました。
コジョカルの「ジゼル」です。

商品の詳細は


形式: Classical, DTS Stereo, Widescreen, Import
言語 英語
リージョンコード: リージョンフリー(全世界共通) (DVDの仕様。)
画面サイズ: 1.77:1
ディスク枚数: 1
販売元: Opus Arte
DVD発売日: 2008/09/01
時間: 112 分
ASIN: B001E08TDA


となります。在庫などのインフォメーションは、随分先になっている様ですが、今年中に購入できそうですね♪ 
11月の新国立バレエ団「アラジン」までバレエ公演のチケットはありません。少し寂しい思いをしそうですが、11/15から1月までで、過密なスケジュールですので力、貯めておきます。
   .....

2008年10月3日金曜日

10/3 盛り上がりのないサイト

 
ジャパンアーツさんのサイト『ボリショイ』ですが、もう少し時期が近づかないと盛り上がりに欠けますね。
久し振りに見に行ったら、「明るい小川」の、ショートストーリーが出ています。
この演目は2回とも観る機会に恵まれたので、楽しみにしています。

2008年9月14日日曜日

9/14 新国立劇場 バレエ研修所

 
 本日は、3連休の中日、新国立劇場 バレエ研修所 『第4期生・第5期生 合同発表会』を観てまいりました。 今年2月の『4期生・1年次発表会』から、楽しみにしておりました。今回は第5期生の参加も併せて、2月に気になっていた、山田さん、間辺さんの進化を楽しみにしておりました。
  第4期生  →  写真付き詳細
  第5期生  →  写真付き詳細
今回は、2部構成となっておりました
  プロローグ: 演劇部の方からの今回の演目など紹介
  一部: ヒストリカル・ダンス
      - 映像によるレッスン風景(15分)
  2部: クラシカル・バレエ 『眠れる森の美女 ハイライト』
第5期生の感想はまた、この次にしたいと思いますが、少しだけ・・
加地 暢文さんは王子役にピッタリの方と感じました。
あとちょっと得したのは、マイレンと、大湊さんが参加してた事です。
『眠れる森の美女 ハイライト』だけ、少し紹介します
出演;
  優しさの精: 加藤明子
  元気の精:  岡本真由
  鷹揚の精:  朝枝尚子
  吞気の精:  広瀬碧
  勇気の精:  丸沢芙由子
  リラの精:  中村菜穂
  戦士:    加地、高橋、宝満
  長靴をはいた猫と白い猫: 野崎哲也、山田蘭
  フロリナ王女と青い鳥のパ・ド・ドゥ: 間辺朋美、江本拓
  オーロラ姫とデジレ王子; 益田裕子、マイレン
  国王: ゲンナーディ・イリイン
  王妃: 大湊由美
  貴族: 井倉、今井、今村、岡崎、柴田、鈴木
クラシカル・バレエの青い鳥の間辺朋美、江本拓は素晴らしい出来でした。
一番前回から成長した感じがしたのは、やはり間辺さんでしたし、山田さんもとっても素敵でした
特に間辺さんはオーラがあり、半年後、新国立バレエ団に入団した時を見守っていたいと思います
益田さんは前回の感想と変わりはありません。やはり分らないというのが意見です
体幹が弱く、くにゃくにゃしている感じが、とっても見ていて残念でした
4期生の方もあと半年ありますので、みなさん頑張ってほしいものです
 

2008年9月11日木曜日

9/11 ジゼル・東京バレエ団

 
本日は、東京バレエ団「ジゼル」を観てまいりました。以前NHK「芸術劇場」でルグリ・コジョカルを見ましたが、東京バレエ団の舞台での「ジゼル」は初見となります。
やっぱり今日も、到着は10分前。忙しい中でしたが、行けただけ感謝です♪




「ジゼル」キャスト

◆主な配役◆
ジゼル: 小出領子 
アルブレヒト: ウラジーミル・マラーホフ 
ヒラリオン: 後藤晴雄 

―第1幕― 
バチルド姫: 川島麻実子 
公爵: 木村和夫 
ウィルフリード: 野辺誠治 
ジゼルの母: 橘静子 
ベザントの踊り(パ・ド・ユイット): 高村順子‐中島周、乾友子‐長瀬直義、佐伯知香‐松下裕次、吉川留衣‐平野玲 
ジゼルの友人(パ・ド・シス): 西村真由美、高木綾、奈良春夏、田中結子、矢島まい、渡辺理恵 
―第2幕― 
ミルタ: 井脇幸江 
ドゥ・ウィリー: 西村真由美-乾友子 

◆オーケストラ◆
指揮: アレクサンドル・ソトニコフ 
演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 

◆タイムテーブル◆
【第1幕】 19:00 - 19:55  【休憩】 20分 【第2幕】 20:15 - 21:10 



 小出さんは先日の、「スプリングアンドフォール」から、久しぶりの姿です。ここでも以前書きましたが、マラーホフ、ルグリとの共演、おめでとうございます。本日初日とっても楽しめました。最近、東京バレエ団をリーダーを使用してチェックするようにしました所、ブログで下記の様に紹介されています。

■小出さんインタビューの記事です
―――本番を前にした今の心境は?
7月に海外ツアーから戻ってからは、8月の「ドン・キホーテ」と「ジゼル」のリハーサルを同時進行で行ってきました。限られた時間の中で音楽を聞きながら、自分なりのジゼル像を創り上げてきました。ジゼルの純粋な少女らしさを表現できるように仕草やふるまい、肩の使い方などを意識しています。「ジゼル」は、小さい頃から憧れていて、ずっと踊ってみたいと思っていた作品です。もう踊ることはないかもしれないと諦めかけていたところに、このような素晴らしい機会をいただき、とても光栄に思っています。


少し意味深です。何故だろう? と思いつつ、発売後直ぐにチケット購入していた事、結果的にとてもよかったと思っております。マラーホフは、グレーのタイツ濃紺の上衣で登場。ブラウン系を想像していた私をいきなり裏切り、彼にとってももっとも引き立てる無機質なトーン。また2幕ブルーの照明にも、もちろん美しいコントラストを放っていました。
 なんと美しいサポートでしょうか。1幕目から、リフトでもトゥがつくまでの優しさは、数秒に思われるくらいの丁寧さです。2幕パ・ド・ドゥでは小出さんの体はもはや無重力状態で、宙を舞っていました。本当に羽の様な、ふわりとしてジゼル。 
 小出さんというバレリーナは不思議です。スプリングアンドフォールでの姿は、ぴったり役に嵌り、今回もそう。遊びが全くなく、自分を消し、完全な・・ほどの「なりきる」勇気さえ、感じます。 彼女の姿には、何となくですが悲壮感があり、今回の「ジゼル」2幕の彼女の魅力を十分に発揮した舞台と感じておりました。多分女優になったとしても成功してたよね・・なんて帰り際考えていました。
 1幕目は日ごろの疲れで、少し眠たくなっていましたが、2幕目は感涙状態です。この演目は好きです。今日は2Fからの席でしたし、全体を見てみたいと思っておりましたが、やはり彼女の舞台は1Fで観ていたい気がします。 ・・が、ここは”ゆうぽうと”なので、ウィリー達でさえも少し狭い感じを醸していました・・ように、満足して今日は終了です。