2008年12月26日金曜日

12/26 新国立バレエ3回目『シンデレラ』

 
本日は、まちに待っていた、まゆみさんタイトルロール『シンデレラ』を拝見してまいりました。随分前から楽しみにしてた公演・2F1列目が取れていたので、本当にゆっくり、またベストのポジションで観ることが出来ました。今年は仕事の関係で、お正月も仕事で忙しい中ですが、この時間(休息の時間)は大切にしております。

【シンデレラ】 寺島まゆみ
【王子】 貝川鐵夫
【義理の姉たち】 保坂アントン慶 堀 登
【仙女】 本島美和
【父親】 石井四郎
【春の精】 伊藤友季子
【夏の精】 西川貴子
【秋の精】 遠藤睦子
【冬の精】 寺島ひろみ
【道化】 グリゴリー・バリノフ
【ナポレオン】 八幡顕光
【ウェリントン】 小笠原一真
【王子の友人】 陳 秀介 冨川祐樹 江本 拓 マイレン・トレウバエフ

 今回の最強シンデレラだったと思います。明日裕子さんの残り1回を残していますが、たぶん間違いないと思います。(って!) 彼女の人間性がやっぱり・・裏付けられた・・と感じる舞台。というのは、なにか、ほんわりした、なにか癒される、なにかやわらかい、なにか優しい、なにか幸せな、なにかわからないけど、雰囲気?オーラ?、やっぱり彼女、まゆみさんのほんわりしたステップが気持ち良かったです。貝川王子の優しさも本当に素敵に見えていますし、会った瞬間から恋におち、心からまた優しさ全開で、シンデレラへ手を差し出す仕草。 彼のヴァリエーションでの最後、バランスが取れないで手をついちゃったりとかすっかり忘れるくらいに、舞踏会で初めて2人が会い、エスコートする姿が素敵でした。
実に不思議ですが、まゆみさんはアグリーシスターそれぞれといる時と、王子をいる時、1人でのヴァリエーションの時、四季の精と踊っている時、また、ボロボロの衣装を着けている時、チュチュでキラキラ光っている時、いつでも周りと完全にシンクロします。まるで自分が全くと言っていいほど無いほど。でも違うんです。逆かもしれません。アグリーシスターズがいる時って、やっぱり1人で楽しみを見出す事が出来る事が生きる事だと思う。でも決していじけているとかでは無い、(自己犠牲的な)愛が感じられ、観ていて本当に人に優しくすることを、自分でもしたくなる程。 また王子とあった時は、惜しみない愛で包みこみ、決して卑屈にならない姿勢。 ・・ってやっぱり彼女にしか出来ない表現と感じます。 美帆さんは、王子と合っている時の本当と、右から左のアグリーシスターズの関係と言う感じが、今更ながら感じております。(でもうまさは美帆さんかな♪)

まゆみさんは人間性と演技がシンクロしているのかな?・・とっても自然に感じられましたし、いやな部分が無い舞台でした。ひろみさんが大好きな私でしたが、こんな優しさを持つまゆみさんがいて、ひろみさんがいる。このツインズは恐るべしです。

前置きが長くなりましたが、今日の劇場は子供、子供です。2幕目開始前では、お子様は静かに!というアナウンスが入っていましたが、まったくそのとおり。余韻に浸る時間も与えてくれませんでした。
1幕目サンドリヨン(っていう表現が合うかも)が、鏡の前に立ったり、姉達を横から覗きこんだり、絹のショールに憧れたりと色々な表情を見せてくれています♪ っでヴァリエーションが始まりますが、この環境下でこんな楽しく、美しく感じるのは少しやりすぎ?って思いまが、ストレートに感じてみるとそれがシンデレラなのかもしれません。
パンを差し出し、四季の精へつながりますが、本島さんはしっくりきませんね(今日も)。また、伊藤さんの春の精は、第1キャストの小野さんがあまりに素敵すぎてて、どうしても比べてしまい思わず・・あっ・・っておもいました。 冬の精・ひろみさんはラッキーなことに3回目。相変わらずですね♪
馬車にのったシンデレラを見逃さないとオペラグラスを準備していて、しっかりまゆみさんの変身した、笑顔を拝見する事ができました。 

いよいよ2幕目、宮廷でのシンデレラの登場です。ってその前に王子ですね。貝川さんは恵まれた容姿。長身で割りにがっちりしていますが、少し緩い部分を以前から感じていましたが、今日もヴァリエーションは期待しない・・ときめてましたが、やっぱりでした(ごめんなさい)。でも2人でのシーン(エスコート、パ・ド・ドゥ、コールドが合間ほか)は、とにかくこの王子のシンデレラに対する真っすぐな愛を、これほど出せる王子は天性のもの? 本当に観ていて心が洗われるほど、また優しくなれる姿でした。
コール・ドも今日はいい出来。メリハリの利いた難しさをこなし、場数を踏む毎にコンビネーションが安定して来て、本当に新国立の美しさを感じる事ができます。
ガラスの靴(tt siteで素敵な画像があります♪)をみつけた王子はサンドリヨン・・シンデレラと見つめ合います。アグリーシスターズはもう完全諦めモード。シンデレラだったのか、それならしょうが無いし、良かったのかも・・って言葉がきこえます。そのときでももちろん姉妹に対してはサンドリヨンだし、父に対してももちろんそう。 別れのハグはとってもいいシーンでした。 でも今日の姉妹はわきまえの良いシスターズでしたが、ここはもう少しアクが欲しい所ですが、ここ(この舞台)ではもちろん成立しています。(まゆみさんの”ちから”ですね♪)
最後、四季の精と、シンデレラ、まゆみさんとひろみさんのシーンはちょうどオペラグラスで入りました。(よこだったから) 完全に合っています。

良い舞台をありがとうございます。
とてもあたたかい気分で劇場を出る事が出来ました事に感謝♪

  


このプロダクション、アシュトンにすっかりはまっています。
今年あと、1回を残すだけとなりました。
明日裕子さんのシンデレラを楽しみに本日は就寝します。
あと、新国立劇場サイトのTOPページに下記の挨拶。(貼り付けておきます)




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