2008年12月7日日曜日

12/7 ボリショイ vol.3 『白鳥の湖』


 本日は、白鳥の湖2回目 グダーノフ・クリサノワを観てまいりました。あのグランフェッテを観れば怪我がない様なので安心しました。 本当に寒いです。珍しく早い時間からの公演(12:00~)です。私の家からはやはり1時間前に出ると慌ただしいので、少し早めに起きて寒い中、文化会館に向かいました。久し振りに時間が有ったので、アメ横に向かったのですが、ひとごみが凄く、200Mで心が折れた・・。そのまま公園を歩いて、会場に入り席に着くと、改めて12月の日曜で有ることを認識しました。


白 鳥 の 湖  2 幕 4 場  

音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本・改訂振付・制作 : ユーリー・グリゴローヴィチ
原振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ,アレクサンドル・ゴールスキー
美術 : シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督・共同制作 : パーヴェル・ソローキン
照明 : ミハイル・ソコロフ
指揮 : パーヴェル・クリニチェフ
管弦楽 : ボリショイ劇場管弦楽団

オデット/オディール : エカテリーナ・クリサノワ
王妃 (王子の母) : マリーヤ・イスプラトフスカヤ
ジークフリート王子 : ドミートリー・グダーノフ
ロットバルト : ユーリー・バラーノフ
王子の家庭教師 : アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化 : 岩田守弘
王子の友人たち : アンナ・ニクーリナ,アナスタシア・ゴリャチェーワ
儀典長 : アレクサンドル・ファジェーチェフ
ハンガリーの王女 : ネッリ・コバヒーゼ
ロシアの王女 : オリガ・ステブレツォーワ
スペインの王女 : アナスタシア・メシコーワ
ナポリの王女 : アナスタシア・ゴリャチェーワ
ポーランドの王女 : エカテリーナ・シプーリナ
3羽の白鳥 : ネッリ・コバヒーゼ,ユーリヤ・グレベンシチコワ
         オリガ・マルチェンコワ
4羽の白鳥 : キナーラ・アリザーデ,スヴェトラーナ・グネードワ
         スヴェトラーナ・パヴロワ,アナスタシア・スタシケーヴィチ
ワルツ : オリガ・ステブレツォーワ,アナスタシア・シーロワ
      アレーシヤ・ボイコ,アンナ・オークネワ
      カリム・アブドゥーリン,デニス・サーヴィン
      ウラジスラフ・ラントラートフ,エゴール・フロムーシン

 以前から、楽しみにしていたエカテリーナ・クリサノワ、ドミートリー・グダーノフのペアリング。ドミートリー・グダーノフは現時点でのボリショイで王子としての一押し・と書かれています(ラトマンスキー、インタビュー記事から)。クリサノワは私自身、プリンシパル以外では余りよく知らない中、(ボリショイ・マリインスキー)合同公演で観た時からの好きなバレリーナ。また(いまごろ)発見なのは岩田さんの凄さです。道化で昨日のヴァチェスラフ・ロパーティンも超絶だったのですが。彼は面白い。小芝居も徹底していて一度でファンになりました。また入口のところには、彼の名前が入った花束の数が多かったです。

今日も昨日通り、オーケストラはとても感動的なものです。
以前観た時から、クリサノワは存在が好きです。 心震わせるとかと言うのでは無く「気になる」と言う方がいいかもしれません。また、インタビュー動画など観ていて飾らない、作りすぎない所、またとても前向きなところが彼女の個性です。そのままが本日の舞台でも出ている感じです。今日は1Fで観ていたのですが、普段は使わないオペラグラスを何度か覗き、表情を見ておりました。少年の様な彼女は悲劇的な白鳥では無く、ハッピーエンドなオデットを観てみたいな・・なんて勝手な事を考えつつ帰りました。
トピックは、2幕のオディールのグランフェッテでしょう。会場は割れんばかりの拍手、ブラボーです。シングル、ダブルほか本当に観たことの無いバリエーションを入れて32回転を見事に着地。今日はこれだけでも満足です♪
面白かったのは、決めのポージングです。とにかく大袈裟。・・なのですが可愛いいからOKって感じです。別の方向かもしれませんが、愛されるキャラクターの持ち主と私の感想です。

 あとやっぱり岩田さん。このボリショイでこの地位は納得です。日本仕様キャストではありません(たぶん)。道化の速さは超絶と昨日書きましたが、彼が一枚上と言う事を本日知りました。道化は彼以外には考えられません。最近仕事で疲れており、睡魔が至る時間に現れる毎日ですが、今日は彼のお陰で、充実した時間ですし、食い入るように見ることが出来、とても幸せでした。グダーノフは王子としては、正統派です。本当にきれいです。

書こうと思って過去2回書き忘れていましたが、足音が本当に少ないですね。それもコール・ドに至るまで。白鳥達の白のバレエでは、特に文化会館などは足音が気になるものですが、新国立とか柔らかい床以外での、これ程の徹底ぶりは見事♪

残りの演目は、『明るい小川』ですね。とっても楽しそうな演目なので、楽しみにしています。
もちろん初見ですが・・
 

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