amazonから英国ロイヤルバレエ団の 「ジゼル」がやっと届きました。
キャストは
- Giselle : Alina Cojocaru
- Albrecht: Johan Kobborg
- Myrtha : Marianela Nuez
- Hilarion : Martin Harvey
DVDをセットして、長い間TVを見ており、気がつきませんでしたが、ウィリ達とスモークの世界からの始まりです。舞台は英国ロイヤルの象徴的な色遣い、先日の来日公演の時も書きましたが、期待とおり、とっても素敵な色をもった舞台に仕上がっており、片田舎の貴族と、農民(という書き方がピッタリくる)が繰り広げる、事件。
ジゼルでは初めてプロローグを見ました。
とっても気に入った場面は4つあります
ジゼル母の小芝居、ヒラリオンの役造り、ジゼルの放心、ミルタのソロ、ウィリ達の迫力です。
・ジゼル母の小芝居:
こんなに演技のある母さんを初めて見ました。「ウィリになるから・・みたいに」、ジゼルを気遣うというより、一度やってみたかった的な母上。この演技に村人は、本気で怖がっている様子がとても楽しい。 って言うか、意表を突かれて言葉が出ませんでした。
サンドラ・コンリ(と読むのでしょうか?)のベルタは絶品でした。
・ヒラリオンの役造り:
いや、とても素敵な衣装(忠実という意味)と、これでもか・・と言うぐらいの田舎っぽさ。 でもこれだけジゼルに対しての愛情はアルブレヒトの軽さと相まって、好きになります。多分この後のストーリがあるとすれば、ジゼルはヒラリオンに根負けする位の押しの強さに、結婚しているかも知れない。 って感じさせます。
・ジゼルの放心:
ジゼルが髪を解いた時の、放心。 少しずつ、少しずつ遠退いてく、意識を見事にコジョカルは演じきっています。もちろん、その前の可愛さ、反面ジゼルのもつ強情な位の一途な気持ちは一貫しており何処を切ってもジゼルのエッセンスを放っておりました。 彼女は技術面での強さをいつも感じおりましたが、今回のジゼルは少しだけ見方が変わる演目♪
・ミルタのソロ:
ヌニェスの身体能力抜群の、また安定した演技に見惚れました。
少しメイクも女王の雰囲気を醸しており、怖い系のヌニェスです。バックが墓地という黒な世界で、白のジョーゼットの衣装とスポットライト。 しなやかな残像が怖さを倍増しておりました。
・ウィリ達の迫力:
とっても怖いです。英国ロイヤルバレエのコール・ドがここまで迫力が有ることを知りませんでした。
これは見る価値あります。
コジョカル・コボーのパートナーシップは素晴らしいです。・・やはり♪
これ舞台で観たいですね。私自身ジゼルは、未だ2回しか見たことがありません。
シェスタコワ・ルジマトフ、先日の小出・マラーホフ どちらも素晴らしいパートナーでしたし、この演目はバヤデールと同等に大好きです。
それと、ついでに先日発売になっている、英国ロイヤルバレエの「眠れる森の美女」も併せて購入しておりました。そういえばこれもコジョカルでした。「シルビア」は少し前の内容でしたが、今回の国ロイヤルバレエのシリーズはとても楽しい時間を過ごさせて頂きました。
しばらくバレエ公演を購入していないので、少し行きたい病が顔を出してきている様に思います。
11月は新国立の「アラジン」からとなります。
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