2008/2009 Season Ballet
David Bintley's ALADDIN
本日は、「デヴィッド・ビントレーのアラジン」を観てまいりました。最近はだいぶ寒くなっており、出掛けることが億劫になってきております。が、やはり久しぶりの公演は心が弾みます。今回の「アラジン」は3組のキャストを観てみることにしました。
スタッフ
【振付】デヴィッド・ビントレー
【作曲】カール・デイヴィス
【指 揮】ポール・マーフィー
【舞台装置】ディック・バード
【衣 装】スー・ブレイン
本日のキャスト
【アラジン】山本隆之
【プリンセス】本島美和
【魔術師マグリブ人】マイレン・トレウバエフ
【ランプの精ジーン】吉本泰久
【アラジンの母】難波美保
【サルタン(プリンセスの父)】イルギス・ガリムーリン
【オニキスとパール】高橋有里・さいとう美帆・遠藤睦子
江本 拓・グリゴリー・バリノフ・佐々木淳史
【ゴールドとシルバー】川村真樹・西川貴子,貝川鐵夫・市川 透
【サファイア】湯川麻美子
【ルビー】厚木三杏・陳 秀介
【エメラルド】寺島ひろみ・寺島まゆみ・中村 誠
【ダイアモンド】西山裕子
新国立劇場バレエ団
・[1場] 昔むかしのアラビアの市場
・・ マグリブ人がアラジンに財宝を説得
・[2場] 砂漠への旅
・・ マグリブ人がアラジンが逃げ出しそうになった時に美女の幻影を見せて説得
・[3場] 財宝の洞窟
・・ ランプを渡さないアラジンを洞窟に閉じ込めるマグリブ人
・[4場] アラジンの家
・・ アラジンが魔法で家に着き、なにげにランプを擦ると、ランプの精ジーンの登場
・[5場] 王宮の外
・・ 美女の幻影である、プリンセスに一目で恋に落ちるアラジン
2幕
・[1場] 浴場
・・ アラジンが浴場のプリンセスを覗き見している
・[2場] 宮廷
・・ 死刑確定直後、アラジンの母が助け、ランプの精の助力でプリンセスに求婚
でも、マグリブ人は改めて、策略を練りだす
3幕
・[1場] 王宮の一室
・・ マグリブ人がランプを横取りして、プリンセスを誘拐する
・[2場] 魔術師マグリブ人のハーレム
・・ ハーレムで油断しているマグリブ人邸へアラジンがプリンセスを奪還に
空飛ぶ絨毯が登場
・[3場] 再び家で
・・ プリンセスを離さないことを誓うアラジン
という内容でした。まず「バレエ公演」というより、エンターティメントに近いと思いました。とっても幸せな気分になれる、全幕という感じではなく、ここまでに舞台(エンターティメント)を作り上げているビントレーにブラボーですね。彼の振り付けは、「美女と野獣」での素晴らしさを期待していましたが、方向の違う舞台で、少し残念でした。 ・・が、もちろん嫌いというわけではありません。特に1幕[3場] 財宝の洞窟、での宝石達のディヴェルティスマンの美しさは、新国立バレエとのコラボの結果としてとても素敵なのもでした。振り付けがとても素晴らしく、ルビーの厚木さん、陳さんのペアは期待通り。裕子さんのダイヤモンド、またサファイアの湯川さん。ひろみさんまゆみさんの2人でのペアでのすっかり、今日は心を掴まれた舞台でした。それと、いい味を出しているのが、【アラジンの母】難波美保さん、彼女はまだコ-ル・ドなのに、すっかりキャラが立っており、なかなか面白い役造りをしておりました。
新国立きってのプリンス・山本さんは、やはり後半の役柄がピッタリ♪
1幕の彼は、余りにも役柄とのギャップが私の気持ち的にありましたが、・・素直に、入り込めたのは、彼の芸達者な部分全開でした。(実は初め彼とは気がつかない位の変貌でしたよ♪)
今日の一番は、何といっても【魔術師マグリブ人】マイレンです。主役を完全に奪還する位の・・でも【ランプの精ジーン】吉本さんと足すと、完全に、この2人が本日の印象に残る役柄でした。
先に書きましたが、とにかく楽しめる演目でした。
肝心の楽曲ですが、始まりは、2001年宇宙の旅・・みたいって思っていたら、ライティングは、スターゲイトばり。それぞれの場面では、とても良い感じでした。これCD欲しいぐらいです。
衣装はこの物語にすると、綺麗過すぎた様におもいます。原色系とライティング、スモークを多用して欲しい位の物語なのに、いつものパステル系で彩度を抑えた色合いは、この美しいライティング技術には少しインパクトが足りないようにさえ思われました。
今週の水曜・木曜の2回目の公演を観てまいりますので、また気がついたことの続報を記載します。
それとアラジンの情報がありましたので、ついでに・・
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