2009年11月5日木曜日

11/5 『イワンと仔馬』 雑感

 日本初となる「イワンと仔馬」資料映像を、ジャパン・アーツさんのお陰で、見る事が叶いました。
ラトマンスキーの作品は、記憶に新しい所で言うとNYCB「コンチェルト DSCH」 でしょうか。
ドミトリー・ショスタコーヴィチのピアノコンチェルト2番で、ここでも彼独特のコミカルで屈託の無い、明るさを振りまいていました(以外と最後、感動してたりしました)。ジャパン・アーツさんと言う事では昨年の「明るい小川」でしょうね。
 どちらにせよ、稚拙な思いですが、考えることなく感じる事が大切と感じますね、この手の作品は。 (今回の楽曲はロヂオーン・コンスタンチーノヴィチ・シチェドリーンらしいです)

(写真提供:ジャパン・アーツ 撮影:瀬戸秀美)

結果的に言うと、楽しい ・・それだけですが、以外と難しい感性です。この ”楽しさ” 

 妙に終わり際にシリアスになる様な事もなく、一貫したこの楽しさは本当に貴重♪
 もちろん、内容詳細はネタばれになるので思いのすべてを書くことができませんが、シンプルな舞台と、ビビットな色彩はよき時代のヴィヴィアン・ウエストウッド(って少し古いですが)的な世界感を感じますし、奇をてらう事無く、素直なまた高度なラトマンスキーの思想を、マリインスキーのダンサーは見事に現実化しています。 幼稚になる事もなく、しっかりとしたストーリと定義が感じされるという意味において、初見からでも、十分に理解出来る「楽しい作品」と思います。
 もちろん・・単に明るいだけでは無く、デフォルメ部分に於いてフォルムの本質をついており、理解する時間があれば、とっても素敵に見え出します(私も数回見ております)。彼のエッセンスが最も感じられるのは、”仔馬と若い雄馬” のディティールが、回数を重ねる度に”俊敏な馬”に見えてくる不思議さを感じましたね。もちろん当たっているかは不明ですし、意見は違うと思いますが・・・。 またキャラでは、姫(テリョーシキナ)の我ままな奔放さ、演技の上手さは逸品(これでなきゃ)。(マリインスキーではディアナの次に好きな彼女)。また滑稽なのは、畑にやってきたガヴリロとダニロが火の鳥を捕まえるシーン。と、(寝殿?)神殿侍従官の衣装とキャラ。しっかりしないと全体が弛む役回り。などなど、これも数え上げればきりがない位に、散りばめられたもの。
 時折見せる、パ・ド・ドゥでも、バレエのステップがしっかりと生きておりますので、コンテンポラリを見ている時程の、切羽つまる・・感がありませんし、逆にエンターティメント的な、一過性の感じも有りません。たぶん、日本ではあまり育っていない、または無い「舞台ジャンル」かもしれませんが、上に書いた様にやっぱり、「楽しい」という感覚です。わたしはロブーヒン&テリョーシキナの舞台を観に行く予定です。演技の上手いのがポイント♪ (サラファーノフはちょっと気がかりですが) この冬の神奈川・上野の公演を楽しみにしていますし、世界一素敵なバレエ団を心待ちにしております。


(写真提供:ジャパン・アーツ 撮影:瀬戸秀美)

 これは私だけかもしれませんが、JAさんのサイト記事「「イワンと仔馬」のあらすじ」をよく理解してから、見ないと私の場合は訳が分からない状態で、1回目を終了しまいました。

(写真提供:ジャパン・アーツ 撮影:瀬戸秀美)

内容はこちらから http://ja-ballet.seesaa.net/article/123612954.html
ここを参照  http://ja-ballet.seesaa.net/article/120448544.html

「この作品はシチェドリンが後に結婚するマイヤ・プリセツカヤに恋をしていた時に、彼女の願いによって書かれたものですから、バレエのための音楽、バレエにぴったりの曲です。シチェドリンのプリセツカヤへの想いが、音楽の中にみなぎっています!」 とありました。 わたしなど、まだ4年目の鑑賞歴で、「せむしの仔馬」の事も知りませんでしたし、先入観なしの感想です。
ちなみに(wikiによれば)手塚治虫が原案・監督を務めたアニメ作品青いブリンクの原案である。 ・・ということでした。 知れば知るほど、面白い♪

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