2009年1月8日木曜日

1/8 ミハイロフスキー 『ジゼル』

 
 とっても遅れましたが、あけましておめでとうございます。今年も大切な休息時間としての、バレエ鑑賞を続けて参ります。2009年度最初は、ミハイロフスキー劇場バレエの『ジゼル』です。大好きな大好き演目。またシェスタコワを今年最初に拝見出来ること幸せに思います。

【キャスト】
ジゼル: オクサーナ・シェスタコワ
アルベルト: イーゴリ・コルプ
ミルタ: イリーナ・コシェレワ
森番ハンス: アレクサンドル・オマール
ぺザント・パ・ド・ドゥ: タチアナ・ミリツェワ アントン・プローム
ベルタ(ジゼルの母):  アンナ・ノヴォショーロワ
バチルド(アルベルトの婚約者): オリガ・セミョーノワ
公爵 : アンドレイ・ブレグバーゼ
アルベルトの従者: ロマン・ぺトゥホフ
ドゥ・ウィリ : マリア・グルホワ ユリア・カミロワ

指揮:カレン・ドゥルガリヤン
管弦楽:レニングラード国立歌劇場管弦


 なにはともあれ、暖かい気分で帰ることが出来ました。1月も仕事が忙しい中、相変わらずですが、私にとってのシェスタコワは大好きなバレリーナ。また相手がコルプって最高です。 これだけ不安定な彼女を初めて見た位でしたが、でも「アルブレヒトの正体」が判明してからのジゼルは凄かった。 思考が止まり、顔を少し赤らめ、目は空を観て、美しい髪を解き、狂気に満ちた演技をする。以前、ルジマトフとの舞台の時は、抑えた表現にこう言う崩れ方があるんだ・・って思い心に今でも残っています。 今回は激しい表現。 またアルブレヒトの優しさと後悔が本当に心打たれた舞台でした。ジゼルが息を引き取った後、ハンスに剣を取り・・本当に刺し殺す勢いが、とても怖かったです。 カーテンコールはブラボーでしたが、意外と盛り上がりの少ない(私にとっては本当に不満の残る)舞台でした。 
 1幕目ジゼルがノックした相手を探して舞台中央に立ち微笑む場面、一気に入り込むことが出来ました。もしかして彼女が本当のジゼルって思って観ていました。 何処を観ててもイメージにぴったりですし、プリンセスの様に華が無くても、心打つダンサーはとっても貴重です。今年の公演は主役メンバーも少ない様ですが、芸術監督の主役起用は私的にはとっても感謝しています (新国立劇場の牧さんももっと私達の方を観て欲しいし、良い判断を望みます)。 ペザントのミリツェワは相変わらず素敵ですしたが、プロームの重たさが少し残念かな?
昨年観た時のバヤデルカでの白は少し不揃い感が否めませんでしたが、今年はとても奇麗になりました。ドキドキする位に(あのオーチャードでも)魅せて頂く事ができました。これはあとカレン・ドゥルガリヤンさんの力も大きいと思います。とても高揚感のある音がバックアップし、白のバレエを堪能する事が出来た事に感謝ですね♪
少し立て込んでいる為、ミハイロスキーはあと『ライモンダ』だけとなりますが、またこのサイトを宜しくお願いします。
  

0 件のコメント:

コメントを投稿