2012年6月27日水曜日

6/27 ジャニーヌ・ヤンセンの話

ニーナ関連でJAを見てて
http://japanarts.cocolog-nifty.com/artistvoice/2012/06/post-9f72.html

待望の日本初リサイタル!
ジャニーヌ・ヤンセン ヴァイオリン・リサイタル

を見つけました。
そうなんだ、今までは、ほとんどが協奏曲等でしか見たことが無いので、
そうなんだ・・でした

これたのしみですが
内容は以下のようです
28・30日などは、争奪戦が激しそうですね♪
フランク:ヴァイオリン・ソナタ、これは聞きたいソナタNo1ですから・・・
(N響とのスケジュールまで・・)



「ジャニーヌ・ヤンセン ヴァイオリン リサイタル」 ピアノ:イタマール・ゴラン

■2012年11月27日(火) 19:00開演 王子ホール
(問合せ:王子ホールチケットセンター 03-3567-9990 6/30より発売)
<プログラム>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
シマノフスキ: 神話-3つの詩 Op.30
メシアン:主題と変奏
ドュビュニョン:恍惚のひととき
:眠りの神ヒュプノス(ミス・ヤンセンに捧ぐ)
:モンフォール・ラモリーに戻って
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調

■2012年11月28日(水)19:00開演 紀尾井ホール
(問合せ:紀尾井ホールチケットセンター 03-3237-0061 7/14より発売)
<プログラム>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーゾ

■2012年11月30日(金)19:00開演 フィリアホール
(問合せ:フィリアホールチケットセンター 045-982-9999 好評発売中)  
<プログラム>
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ 第5番 ヘ長調 Op.24 「春」
ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチョーゾ


★NHK交響楽団との共演★
2012年11月21日(水) 19:00開演 サントリーホール
2012年11月22日(木) 19:00開演 サントリーホール
(問合せ:N響ガイド 03-3465-1780 7/29より発売)
(指揮:エド・デ・ワールト  ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品26)

6/27 これが見納め ニーナの【白鳥の湖】.vol2

本日も上野です。

 それはそうと、初めて fecebookで有益なサイトを見つけました。普段はあまりこういったサイトの事は全然縁がないし、また用もないので、全然知らないのですが、ここ、最近のニーナの写真などもいっぱいですね(いまだにスマホでないもので ^^;;)
それと衣装展のスナップ写真等も、いっぱいでした。
キトリの衣装もとても素敵なのです、ぜひどうぞ

Georgia State of Ballet
一部の写真など こちらから


それと
スケジュール
を見ると少し楽しみが増えました♪
ビセーヴァリエーション
マルグリット
でニーナが登場するみたいですね。
実は、今日の会場でのビデオ上映の時も、「ご期待を!」的なCMがあったので、半信半疑でしたが、いま頷くとが出来ました。
うれしい!

それと本日、まじまじと、キャスティング表をみました。
その前にアドミニストレーションをグルジアバレエのサイトで確認しました。
こちら


Artistic Director of the Ballet
  Nina Ananiashvili
Director of the Ballet Administration
  Mariam Eristavi
Company Manager
  Lali Kandelaki

なのです。惜しいけど・・・、
いまのカンパニーを見るとうなづけますね。カンデラキは変わろうとするこのバレエ団の裏方で支える事が、良い選択に思えてなりません。いまは、バレエスクール(こちらのニーナ校長?(ここの写真は少し穏やか))出身のダンサーが多く、また世界に散っていダンサーたちも、ニーナの元に集まってきている。やはりこの求心力は、彼女の意気込み、故郷グルジアへの思いにほかなりませんね♪


そう、キャスティング表の話ですが、「ニノ、アナ」が大変多く見受けられました。
ニノ・マチアシヴィリ: トロワ、花嫁、4羽の白鳥
ニノ・サマダシヴィリ: 3羽の白鳥 と花嫁
アナ・アルブタシヴィリ:トロワ、花嫁、4羽の白鳥 なのですね。
本日のキャストもそんな感じです。
微妙に違う名前(ショレナ・ハインドラワとショレナ・ハインドラーワ)などもあり、判別が難しい♪


いつも本当に手を抜かずに演じきっている姿に私たちは感動します
もちろん本日もそうです、またまたJAさんもバレエBLOG、アップデートするとおもいますが「サイン会」はお疲れの所、やっぱり手を抜かずに頑張ってるのでしょうね!

6月24日(日) 14:00 東京文化会館 ※ (終了)
6月27日(水) 18:30 東京文化会館 ※
6月30日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター ※
7月04日(水) 19:00 沖縄市民会館 ※
7月07日(土) 17:00 シンフォニア岩国 ※
7月13日(金) 18:30 愛知県芸術劇場 ※
7月16日(月・祝) 17:00 グランシップ静岡 ※
7月19日(木) 18:30 東京文化会館 ※
7月21日(土) 14:00 東京文化会館 ※


次は、兵庫ですね
また少し期間が空きますが、怪我の無きように東京に戻ってほしいと思います
やはり少し体調が良くないので、本日はこれ位にします
また書くことに致します


2012年6月25日月曜日

6/25 message from Nina


japan arts のサイト情報です。
you tube にアップされていた動画
それも公演のすぐあと。うれしい!

それと、やはりお疲れの中、サイン会も開催してました、ニーナ へ拍手です♪



2012年6月24日日曜日

6/24 これが見納め ニーナの【白鳥の湖】.vol1

本日は、上野です。


 なにはともあれ、これだけのカンパニーになった事が信じられません。2010年にウヴァーロフとの「ロミオとジュリエット」を見た以来ですが、美しいバレエ団になろうとしている事がとてもうれしくおもいます。 「ニーナ・クオリティにバレエ団が一丸となる」と言うカンデラキの言葉を裏付けてるって感じますよね。
また、そのインタビューによるとカンデラキは、ニーナの片腕となり頑張っているようで、これまた近況を書いてくださった事も併せて嬉しく思いました。


舞台生活30周年を故郷のグルジアで行ったニーナ、今回のパートナーは、久しぶりに見たデニス君です。
公演は本日を含む全9回の出演なのですね♪東京3回の白鳥とガラ公演の出演ですね(マルグリットだったらうれしいけど!)

6月24日(日) 14:00 東京文化会館 ※ (終了)
6月27日(水) 18:30 東京文化会館 ※
6月30日(土) 14:00 兵庫県立芸術文化センター ※
7月04日(水) 19:00 沖縄市民会館 ※
7月07日(土) 17:00 シンフォニア岩国 ※
7月13日(金) 18:30 愛知県芸術劇場 ※
7月16日(月・祝) 17:00 グランシップ静岡 ※
7月19日(木) 18:30 東京文化会館 ※
7月21日(土) 14:00 東京文化会館 ※




オケですがマエストロが、指揮棒を振り下ろした瞬間から、「あっ・・遅い」ってかんじました。
こんなにゆったりしたテンポは初めてに近いでしょうか。でもその理由は見れば一目瞭然。
トロワを踊るテンポ、小さな白鳥のテンポ、ニーナのヴァリエーション、どれをとっても微妙にマッチしてました。
人によって、テンポを変えるよりこの方が聞きやすいし、良いと思いましたね♪


フェリなどと同じ63年ですから、現在は49歳でしょうか。でもでも・・ ホールが感動したのは「オディール」の登場から、パドトゥ、ヴァリエーションからコーダの一連、と、やっぱり登場のオデットです。
オディールのフェッテでは、いきなり連続2回転を続けて入れる強さも維持しており、ニーナへの思いが感じられて、うれしく思った方も多いと思います。
きりがないので、整理します。


■思わず泣いてしまったシーン
 もちろん、1幕、オデットのパドトゥ。
   確かに、アラベスク等技術的な強靭さは変わりましたが、指先と申しましょうか、あの表現力に恐れ入ります。
   いよいよ以って、意志の”ちから”だけであの舞台を作り上げた結果だった気がします
   郡部が終わり1幕終了で明るくなったのですが、恥ずかしかったです。


■思わず眠くなったシーン
 今日はなし。意外と集中してたみたいです。
  この疲れは明日また寝る事にします


■思わず「ここ?」って思ったシーン
 2幕4場に移る、以外とシリアスなシーンで、暗転されているのですが、そこで緞帳裏から、女性の笑い声!
 これ、やっぱり意外と気になりますね。それもここで???です



■思わず楽しくなったシーン
トロワでサントス君が、ボ~ってしてた気がした瞬間
 2人の友人女性とのトロワですが、あまり巧く行きませんでした。
 併せて、「ぼく・・、なにするの??。 ここでいいの?」って顔がカワイイ。



■思わずわくわくしたシーン
もちろん、オディールのパドトゥ。
 ニーナも気合が凄かった。デニス君を見る顔つきも、少し怖い。
 うっとりです。でも、凄い。
 まえのオデットのパドトゥでは、美しさにうっとりなのでしたが、ここのうっとりは迫力美


 また、あの馴染みの音楽が響いてきた時から、デニス君が本当によく盛り上げ、
 ホールはニーナに期待で、気温上昇気味。つたわる・・・熱気!


でもでも、一言でいうと、とっても感動でした。
やっぱり最後の最後まで、スタンディングオベーションが温かく、これだけ愛されてる、バレリーナ冥利に尽きるのでしょうね・・なんて感じます。
とてもニーナは満足そうでしたし、細かい気遣い、舞台マナー、本当にずっ~とみてたいダンサーの1人ですね
アフメテリも本当に巧くなっていた。



白 鳥 の 湖 2 幕 4 場 


    音楽 : ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
    原振付 : マリウス・プティパ,レフ・イワノフ
    原台本 : ウラジーミル・ベギチェフ、ワシーリー・ゲリツェル
    演出・台本改訂・振付改訂 : アレクセイ・ファジェーチェフ
    衣装・装置デザイン : ヴャチェスラフ・オクネフ、ギガ・ラピアシヴィリ
    照明デザイン : ポール・ヴィダー・シーヴァラング
    指揮 : ダヴィド・ムケリア
    管弦楽 : 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団


≪出 演≫ 
オデット (白鳥の女王)/オディール (偽のオデット) : ニーナ・アナニアシヴィリ
ジークフリート王子 : デニス・マトヴィエンコ
悪魔 : ワシル・アフメテリ


王妃 (王子の母) : ニノ・オチアウリ
式典長 : ユーリー・ソローキン
パ・ド・トロワ (王子の友人たち) :アナ・アルブタシヴィリ、ニノ・マチアシヴィリ、ウィリアム・サントス


3羽の白鳥 : ショレナ・ハインドラワ、ニノ・サマダシヴィリ、エカテリネ・スルマワ
4羽の白鳥 : ヌツァ・チェクラシヴィリ、ニノ・マチアシヴィリ
       アナ・アルブタシヴィリ、ニノ・マハシヴィリ
花嫁候補 : エカテリネ・スルマワ、アナ・アルブタシヴィリ、エカテリネ・マハチャシヴィリ
       ニノ・サマダシヴィリ、ヌツァ・チェクラシヴィリ、ニノ・マチアシヴィリ
ナポリの踊り : テオーナ・アホバーゼ、ムルマン・キカリシヴィリ
ハンガリーの踊り : アリーサ・ボグダーノワ、ギオルギー・エルカニシヴィリ
スペインの踊り : ショレナ・ハインドラーワ、ヴェーラ・キカビゼ、オタル・ヘラシヴィリ、ダヴィド・アナネーリ
ポーランドの踊り (マズルカ) : タムタ・バフタゼ、 ラナ・カヴレリシヴィリ
     ニア・ゲラゼ、 アナ・チモシェーンコ
     マルハズ・メスヒヤ、 ズラブ・ダツキシヴィリ
     モリス・メスヒヤ、ギオルギー・エルカニシヴィリ





2012年6月9日土曜日

6/7 ヒラリー・ハーン&パーヴォ・フランクフルト



久しぶりのコンサートでございます。

[出演]
パーヴォ・ヤルヴィPaavo Järvi(音楽監督 / Music Director)
ヒラリー・ハーン Hilary Hahn (Violin / ヴァイオリン)
フランクフルト放送交響楽団 Frankfurt Radio Symphony Orchestra

  
[主催]  ジャパン・アーツ
[後援] ドイツ連邦共和国大使館 
[協力] ユニバーサル ミュージック
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
EMI ミュージック・ジャパン


【楽曲】
メンデルスゾーン、 ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 作品64
ブルックナー、 交響曲第8番 ハ短調

ヒラリー、アンコール(日本語で紹介あり!)
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番より「グラーヴェ」、「アレグロ」


今日は黒に金色のモチーフを彩ったデコルテを大きく開けた品の良いドレス。
パーヴォはすらっとした紳士。(思ってたより細い)

メンデルスゾーンのあの難しい一音目。
チューニングで眉間にしわをよせ、少しナーバスなヒラリーは、指揮者を鋭いまなざしで見つめ、とてもチャーミングな音を奏でた。(相反する事をやってのけた)
気概いって言いましょうか?、また総力戦と言いましょうか、なにせ、こんな凄いと感じ入った事、先には無かった。

聞いたことが無い程に澄んだ音色と、体の数倍と感じる気迫。

2010年(チャイコン)の音とも違ってたきもする。
醸し出す音の凄味も増したし、このメンデルスゾーン、協奏曲の第1楽章を切々と歌い上げてた。
私は、チェロの前で聞いていたのですが、彼女の楽器の音を聞くことができた事は、
とてもうれしく思えるし、最上の品格で、もてなしを受けた気が致します。
(既にホール反響音で聞きたくなくなっている)

あのカデンツァ、バッハの無伴奏(前回のジークも忘れれらないし)にも通じる事は、
感覚の音では無い事。これははっきりと分かるのです。
鳴らす音の凄味
終楽章などでの彼女の集中力は、指揮者へのまなざしで目いっぱい感じられました。

言葉で書けば書くほどチープになる私では、伝える事が出来ない演奏。
最上の言葉があるのなら、その言葉をこの演奏に送りたいと考えております

わたしはこんなに美しいメンデルスゾーンって、もう2度と聞く事が出来ない気もします
そう改めて教えて頂けた演奏でした。


アンコール、今回も無伴奏。前回2011年は影響で来日をキャンセルしたヒラリー、2年ぶりの彼女の音に酔いました。
ハープに足を引っかけた姿もとてもチャーミング♪

休憩をはさみ、後半はブルックナー、 交響曲第8番。
マーラー5番と迷ったのですが、って両方行けばって最近の体の調子からは、詰めていくことが出来ないのです。
でも5番は、バレエでも馴染みのアダージェットを含む交響曲。

やはり、ブルックナーですね
後期、7番以降は選択する事は不可能かもしれません。

パーヴォ・ヤルヴィ、最近とても出演の多い指揮者ですね。
初めてなのですが、(すみません!)とても彼の音を楽しみにしておりました。
時折見せる、弾むような音。
ブルックナーはヴァントで覚えた私にとって、
今日の音はとても”快活”って言う表現が適切と思います

第2楽章最初で管が高らかなファンファーレ。
信じられない位に揃ったチェロがサポートし、弦楽と管で盛り上がる部分。
(一部の人には聞こえてたと思うが、まさに奇跡に違い)
ここが私にとっての”つぼ”でした。
こんなに楽しげに弾む音、ブルックナーでは聞いたことが無かった
素晴らしいもりあがり。
ほんとうに響いて、心にすんなり入る音。

第3楽章では、ハープが入る部分。ここは私にとって聞きどころ。
それぞれの楽器が、殆どふつう見られない程、単体で聞かせてくれます(ここも大好き)
アンサンブルの美しさの極みであるが故、オケの実力が発揮される所・・・ 見事でした
それぞれの音の張りが強く、以外にパーヴォの軽いのりを想像してたわたしを簡単に裏切りました。
しっかり聞かせて頂けました

終楽章のこの音はブルックナーを聞いている感じも忘れてしまう位に、強い。
過ぎたる音と感じてしまいました。
反面、ありだなって感覚も強くあり、わたしっていい加減!って思いますが、
なしかって言うと・・そうではありません。

そうなのです、いまを生きる音楽がすべてなのです♪