本日は、新国立バレエ「BALLET THE CHIC」を観てまいりました。久しぶりの中劇場、今日はセレナーデ用にオーケストラが入り、6列目が最前列です。
- BALANCHINE, THARP, DUATO-
ジョージ・バランシンの 『セレナーデ』
井口裕之 『空間の鳥』
ナチョ・ドゥアト 『ポル・ヴォス・ムエロ』
トワイラ・サープの 『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』
【振付】
ジョージ・バランシン(『セレナーデ』)
トワイラ・サープ(『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』)
ナチョ・ドゥアト(『ポル・ヴォス・ムエロ』)
井口裕之(『空間の鳥』)
【指 揮】渡邊一正(セレナーデ)
【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団(セレナーデ)
キャスト
<セレナーデ>
西山裕子、寺島まゆみ、寺田亜沙子、マイレン・トレウバエフ、冨川祐樹
<空間の鳥>
前田新奈、貝川鐵夫、江本拓、八幡顕光、高木裕次、佐々木淳史、末松大輔、
アンダーシュ・ハンマル、泊陽平、清水裕三郎、野崎哲也、原健太、三船元維
<ポル・ヴォス・ムエロ>
湯川麻美子、遠藤睦子、西川貴子、本島美和、丸尾孝子、小野絢子
吉本泰久、 貝川鐵夫、陳 秀介、冨川祐樹、山本隆之、古川和則
<プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ>
福田圭吾、湯川麻美子、小野絢子、さいとう美帆、中村誠
ほか 新国立劇場バレエ団
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いや~~西山裕子さんに”惚れてしまった” 状態です。特に髪をほどいてからの裕子さんの美しさといったら、前列にいた私はすっかり参ってしまいましたし、顔はニコニコというより、ニタニタしてたと思います。時々彼女の素晴らしい側面が見えます。
チャイコフスキーの「弦楽セレナード・ハ長調・作品48(バイエルン放送交響楽団)」、この楽曲を聞くだけでも幸せな気分になります。以前、「10周年ガラ」で初めて「セレナーデ」を見てから、早速アマゾンでこのCDを買いました。今日は初めて衣装、息遣いを意識して見ることの出来る席についていました。
白のクラシックチュチュは、思っていたよりオーガンジーを思っておりましたが、どちらかと言うと、もっと柔らかい、ジョーゼット的なとても薄い軽さがあります。
私は第3楽章の「ロシア」 テンポが上がってきてからの幕と最後の「エレジー」がとても気に入っています。裕子さんもそうでしたが、まゆみさん、美帆さん、それに”マイレン”・・私にとって、新国立劇場でのベストキャスティングですね。
明日はひろみさんで観ます。とても楽しみですが、マイレンが居ないのが寂しいかもしれません♪
あとの3演目は全くの初見です
空間の鳥 ・・ 何人かもう少し「入り込んで欲しい」と思う人もいたのが残念かもしれません。先日NHKの芸術劇場で見た「モーリス・ベジャール -愛、それはダンス」に出てきた衣装にとてもよく似ていた事・・ほかはよく理解できませんでしたが、もう少し強い息遣いを感じたいが、新国立劇場の行儀のよさからは無理かもしれません。(不得意系の演目と思います) 次の演目、もちろんポル・ヴォス・ムエロもそのカテゴリでしょう。『あなたのために死ぬ』という心情を、強いステップと、早い舞台展開と、とてつもなく奇妙なライティングで、効果的につなぎます。 意味が分らない私にとって、少し退屈でした。
やはりこの手の演目は私、苦手です。(ごめんなさい) でも湯川さん、山本さん、吉本さんなどとても素敵な、「入りきった」パフォーマンスを見せて頂けた方もいます。湯川さんのかっこよさはここでも光っています。小野さんではやはりこの役は上品過ぎて物足りない・・って感じます。確かに正確だとは思いますが・・ 。 一番残念だったのは、『プッシュ・カムズ・トゥ・ショヴ』でしょう。福田さんの演技に粋さと、品を感じない。 もっとコミカルに、もっと上品に、って。頑張っている様子がひしひし。
今回とても難しい演目ではないかと思います。もちろん新国立劇場バレエにとっても良い経験になる舞台とおもいますが、合う合わないがはっきりでています。「セレナーデ」以外の演目では、今の新国立劇場バレエを生かしきることの難しさを感じました・・。
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