2010年7月1日木曜日

7/1 ・・・とは言い難い『椿姫』


本日は、新国立劇場バレエの『椿姫』の日。

大好きな小説『椿姫』のバレエ♪

やっぱりフローリオの選択に、一番の問題あり、もちろん2番目は、物語の解釈。
前回も書いた気がしますが、ベルリオーズの選択。あのデュヴァル卿がマルグリットの家を訪ね時、あの楽曲、またそのあとアルマンがマルグリットに迫る場面、数え上げたらきりがない。ダンサー達のあの一途な気持ちと、まるで邪魔をしてるかのような楽曲の選択。 あんなに激しい感情を内面にもち、抑えた演技は見事なのですが、あ~とてもあの楽曲を聴く事の悲しささえ覚えてしまいます。ダンサー達が可哀そう。もちろん感じ方はそれぞれ違うと思いますし、あくまで私の意見に過ぎませんが、やはりあの場面での長調は、頂けません。

久しぶりの本日、ザハロワでした。またデニスの少し老けた顔を見れた事とてもうれしく思います。・・が、やっぱり牧先生は、新国立劇場バレエのソロイストとゲストダンサーのペアは見せてくれる事は有りませんでしたね。これがとても残念です。

今日なにか、やっぱりというか、メヌエットでの吉本さんと厚木さんのペアは笑わせてもらいました。ってこれ、椿姫ですよね♪ ディベルティメントのあのジプシーから始まる一連の流れって、なにか異次元に来たような・・感じ。結局最後は吉本さんの役者魂(失礼しました、彼はバレエ・ダンサーです)が残った気がします。

今回は1回だけ。
もう新国立では、上演される事も無いと思いますので安心でしょうか!


スタッフ:

     【振 付】牧 阿佐美
     【音 楽】エクトール・ベルリオーズ
     【編曲・指揮】エルマノ・フローリオ
     【舞台装置・衣裳】ルイザ・スピナテッリ
     【照 明】沢田祐二

     【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団
     【芸術監督】牧 阿佐美
     【主 催】新国立劇場

キャスト:

     【マルグリット・ゴーティエ】  スヴェトラーナ・ザハロワ
     【アルマン・デュヴァル】     デニス・マトヴィエンコ
     【伯爵】            ロバート・テューズリー
     【デュヴァル卿(アルマンの父)】   森田健太郎
     【プリュダンス】  西川貴子
     【ガストン】                      マイレン・トレウバエフ
     【農民】さいとう美帆  大和雅美 小野絢子  大和雅美
                八幡顕光  福田圭吾
     【ジプシー】    湯川麻美子 芳賀 望
     【メヌエット】   厚木三杏 吉本泰久
     【チャルダッシュ】川村真樹 遠藤睦子 長田佳世 丸尾孝子
     【タランテラ】小野絢子 八幡顕光 さいとう美帆 グリゴリー・バリノフ 
                      高橋有里 八幡顕光 福田圭吾

雑談1
  ロイヤルって、もう終わってしまったのですね。私はここで何度か書いておりますが、フェリと出会ってから、ジュリエットダンサーに対して思い入れが強いのだと思います。なかなか観れない。思い切って、っで今回コジョカルのチケットを取りたかったのですが、負けてしまいましたし、またNBSとの相性、やっぱり(DVDを買ってみて)ロホじゃ無いし、って思い結局、ロイヤルでの大好きな演目は、観ることが出来ませんでした。意外とここは難しいです。素晴らしい舞台である事は、100%ニアリーで間違い無いと思います。(行ってもないのに言ってみました)  ロイヤルでは、本当に思い入れが出来たらチケットを取りに行きたいと、自分に言い聞かせてみました。今日も、ミラノ・スカラ座のメールでは、ロミオとジュリエット・ゲストにコジョカルと言う内容が、掲載されておりましたし、ジュリエットダンサーとしては、多分素晴らしいのだと思います。 唯一観てみたい・・・な~なんて思っているのは、ルシア・ラカッラぐらいでしょうか。

雑談2

ここから完全に余談ですが、今日は私は、シベリウスの「ヴァイオリン協奏曲」を聴いていました。そうあの名曲ですね。なにかこの楽曲って、あの場面にとっても合いそうな気がしつつ、今日は帰りました。

勝手なこと言ってみました。


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