2010年7月10日土曜日

7/10 上原彩子 in 彩の国

  本日は『ピアノ・エトワール・シリーズ Vol.13 上原彩子』を聴いてまいりました。殆ど間髪を開けずに聴けた事はとても嬉しかったのでした。今日はもちろん上原さんへの感謝としてCDを購入し、まっ・・おまけ的なサイン会で、CDに書いて頂くこととなりましたが・・^^;; 。 素敵でした。今日も『12の練習曲』の後はやはり熱狂的な拍手です。 (私もそうですが) 先日の鎌倉とは違い、本当に鳴りやまない拍手。本当に本当に満足でした。

  それはそうと、今日聴いた『ピアノ・ソナタ第2番』の凄い事。 この音楽ホールは約2.0秒(満席時)の残響時間と仕様となっているんみたいでしたが、今日の2秒は長い♪ 本題ですが、私にとっては聴いた事が無いタイプの2番でした。特に葬送は、どのピアニストの盤より速い。頭の中のクオーツが少しパニックになり、少しして思い出した。悲観的な葬送の後の言葉・・『ショパン自身はこれを「行進曲の後で両手が無駄口を叩く」と表現している』抜粋:wiki ・・ 
第1章はあの嵐の速さを思わせる(この部分はアルマンが走る劇的な部分・・24の前奏曲/24番)位に思っていた私ですが、以外にソフトな出だしって思ってる間も無く覆され、でも深い音色のメリハリに引き込まれる。幸せです。実に低い音の広がりが綺麗だったし、しっかりとペダルを踏んで聴かせる所は、音色がピアノだけとは思う事は・・不可能でした。 やっぱり思うのは、この2番は不思議です。 葬送の間に挟まれている極上の主題と悲観的な対称性と、後に続く終楽章の訳の分からないユニゾンの難易度が醸し出す美しさは、結果的な一貫性を持ち、とてもシンメトリックに感じてしまう。 そう、上原さんのピアノは、その多彩な音と一流の長さの表現で、もう本当にこころを震わせます。

『12の練習曲』は、やはり前回聴いた通り、でも6から7に入る時、少しドキドキしました。(意味分かりませんね)。個人的な間の問題です。それと、小犬ですが、先日の鎌倉の時よりもしっとりしてた。 もう本当ライブは止められませんね♪


日時:
    2010年7月10日(土)開演15:00
会場:
    彩の国さいたま芸術劇場 音楽ホール
曲目:
    ショパン:夜想曲第7番 嬰ハ短調 作品27-1
    ショパン:夜想曲第8番 変ニ長調 作品27-2
    ショパン:ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品35
    ショパン:ワルツ第6番 変ニ長調 作品64-1
    ショパン:ワルツ第7番 嬰ハ短調作品64-2
    ショパン:12の練習曲 作品25
アンコール曲:
    チャイコフスキー:<<18の小品>>より 第5曲 瞑想曲
    チャイコフスキー:<<18の小品>>より 第6曲 5拍子のワルツ
    シューベルト:3つのドイツの舞曲より

あすは、バレエです。しっかり食べて、しっかり寝ることとします

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