2010年9月11日土曜日

9/10 白鳥の湖 フルオケ・ヴァージョン

  随分と涼しくなり気持ち良く、六本木からサントリーホール迄、歩いて行くことに致しました。本日のプログラムは、アレクサンドル・ラザレフ指揮 『日本フィルハーモニー交響楽団第623回定期演奏会』です。

とても楽しみにしてたのは、フルオケで聴く『白鳥の湖』と、上原彩子(pf)さんですね。
プログラムは以下です

日本フィルハーモニー交響楽団第623回定期演奏会
指揮 : アレクサンドル・ラザレフ

  チャイコフスキー

  • バレエ音楽『白鳥の湖』 op.20

  プロコフィエフ

  • ピアノ協奏曲第3番 ハ長調 op.26  上原彩子(Pf)
  • 交響曲第5番 変ロ長調 op.100


  アンコール曲

  • プロコフィエフ:オペラ『戦争と平和』から「ワルツ」

となります。


この楽曲は、いつもバレエのオケピでの演奏ですが、やっぱりフルオケの音は全然違う。本当にいつもの白鳥の湖ではありません。 チャイコフスキーの『白鳥の湖』ってこんな音で聞こえてくるのかぁ・・・。って正直感じました。聴いていた音、いつものオーボエ。弦、バレエの<<情景>>が浮かびます。王子が登場し、華やかな<<ワルツ>>はとても楽しい。そう、いつも聴いているヴァイオリンのピチカート・・とっても美しい。いつもと全然違う。このワルツは、いつもわくわくさせてくれます。管の音もあれれ・・って言う事が無いし安心して楽しみました。3番目は、<<4羽の小さな白鳥>>です。もうここではバレエの音では無くオケを純粋に聴いている自分に気付きます。4番目は<<チャルダッシュ>>でした。後半の盛り上がり、ダンサーが居ないので超が付くほどの速度。衝撃です。 
ぜいたくなリクエストですが、でも・・どうせなら、コンマスのソロでアダージョも聞いてみたかった気がするし、私的には、2幕コーダが一番好き。機会が有れば、また出かけてみたいと思いましたね・・バレエ楽曲もので!

今日の一番の楽しみ!
3楽章で構成されたピアノ協奏曲第3番です。とっても楽しい楽曲
上原さんは黄色いドレスを着て登場しました
少し寂しげなクラリネットから一転、ハ長調の明るい1楽章。少しテンポが速いと感じた。この速さで一気に弾ききってしまうの?・・って。 上原さんとの打ち合わせ結果なのか? 弦が楽しく響きだし、鍵盤の指が動きだす。とても難易度が高いのだろうか、休む間もなく♪が刻まれ、鍵盤を叩いている。出だしは最高の感性を持っている気がした。ラザレフは上原さんが引く指先に気を配り、華やかに盛り上げる。そう、楽器を通してラザレフとの会話は大成功だと予感させてくれる。あのこの上原さんの感性が大好きです。今日はスタインウェイのピアノ。音も最高。オケと溶け合うし、なにしろあの優しさと力強い両面。協奏曲が出来上がる。はっきりと聴こえる席に今日はいました・・なにせ上原さんの日って思ってたので思い切ってS席買いました。この第1楽章のプロコフィエフの意図が、はっきりと・・。よかった♪
第2楽章は、ガデンンツァからの主題。中盤トリルでの木管との掛け合いのあと、管が鳴り響き、またソロパート。木管はが間を上手く繋ぐ。この楽章は、やっぱり素敵。もう楽しくって、楽しくって、思わず力が入ります。鍵盤を上下する動きに見惚れ、(この世の終わり的な主題はあっと言う間に消えて→ わざとっぽいですね!)あの何か楽しい主題は徐々に変化、第2主題へと、力強い鍵盤のタッチとオケの掛け合いが。現代音楽を思わせ、どっちかと言うと苦手な部類の筈が、やっぱりこの協奏曲は好き・・って言うより大好き。
第3楽章は弦(ここ、凄く良い音で聞き惚れました!)のピチカートで始まり、割り込み乗車の様な勢いでピアノが入ります。ビクッと成る程。終楽章は、勢いの凄さとピアノの音でまいりました。降参ですね。今日もですが ^^::

今日、上原さんですが、笑っていました。いつもケロッとしているのに、少し頬を赤らめ、初めてかも知れません。演奏が終了してから、あんなに嬉しそうな顔♪ 
やっぱりこの協奏曲は、ハードなのかな・・なんて思って居りました
いつも幸せを頂いております brava !!

でも今日のヴァイオリン、チェロ、クラリネットは上手いと思いました
とても楽しかったです → 主題ですね!

交響曲第5番はまた書くこととします。
少し疲れました

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