帰ってから公演疲れのせいか、寒さのせいか自室の温かい中でうとうとしておりました
書かなきゃ!
スタッフ:
芸術監督:デヴィッド・ビントレー Artistic Director : David Bintley
振付:マリウス・プティパ Choreography : Marius Petipa
改訂振付・演出:牧 阿佐美 Revised by Maki Asami
作曲:レオン・ミンクス Music : Leon Minkus
編曲:ジョン・ランチベリー Arranged by John Lanchbery
舞台美術・衣裳・照明:アリステア・リヴィングストン Production Designs: Alistair Livingstone
照明:磯野 睦 Associate Lighting Designer: Isono Mutsumi
指揮:アレクセイ・バクラン Conductor: Alexei Baklan
管弦楽:東京交響楽団 Orchestra: Tokyo Symphony Orchestra
キャスト:
【ニキヤ】 川村真樹
【ソロル】 芳賀 望
【ガムザッティ】 堀口 純
【ハイ・ブラーミン(大僧正)】 森田健太郎
【マグダヴェヤ】八幡顕光
【黄金の神像】 福田圭吾
【トロラグヴァ】 貝川鐵夫
【ラジャー(王候)】逸見智彦
【ジャンペの踊り】 井倉真未 米沢 唯
伊東真央 細田千晶 今村美由起
川口 藍 加藤朋子 盆子原美奈 益田裕子(交代出演)
【つぼの踊り】寺田亜沙子
【パ・ダクション】
[ブルー・チュチュ]
西川貴子 寺島まゆみ 丸尾孝子 本島美和
[ピンク・チュチュ]
さいとう美帆 大和雅美 伊東真央
【アダジオ】グリゴリー・バリノフ 江本 拓
【第1ヴァリエーション】長田佳世
【第2ヴァリエーション】西山裕子
【第3ヴァリエーション】米沢 唯
川村真樹さんのプリマっぷりが、久しぶりに凄いと思える、また奇跡とも思える舞台を創ってた。きもち良かったし本当に良い舞台を魅せて頂けた事に、感謝ですね。こんなときこそファンとしては、出待ちで、プレゼントを渡したい感情が湧き上がります。でも寒さなのか、きょうは全く無理でしたが・・。(言ってみただけです) こんな感情は、ひろみさんとデニス君の『ドン・キホーテ』以来でしょうか。本当に3幕の影からフィナーレ迄の川村さん・ニキアにちょっと、びっくりしたのと感動したのと、会場全体もそれを間近に見た嬉しさに、川村さん主演にしては拍手が鳴り止まない位でございました。 わたしもなにげに嬉しいっておもいました。女性初のプリンシパルの誕生も次シーズンに向けて、有りかもしれませんね♪
牧版と言う事で、グリーンのスーツに身を包んだ先生もいらしてましたが、もういいって感じ。次シーズンのくるみ割り人形と言い、白鳥の湖と言い、なぜ牧版? 今シーズン・ロミジュリ、次シーズンのマノン等、比較的2009年迄のラインナップからの脱却を、”やはり”望みます。 よね
それと特質すべき事ですし、改善されたと認識しますが、アレクセイ・バクランが指揮した東京交響楽団、本日はとても良い演奏でした。特に歌うように流れの良い弦にうっとりしてて、また1回しか外れない金管も、木管もいつもの新国立劇場での音ではありませんでした。これすこしアップグレードした感じがして、3幕なんてもう最高の気持ちよさ。 大変おつかれさまです。1幕、2幕は今まで聞いたこと無い音でしたよ♪
抜粋: ついでに (こちらのサイドメニューでもありますDANZAのWEBBOOKです)
新国立劇場バレエ団 『ラ・バヤデール』 ~初役も多く、キャストで楽しめる牧版の再演~
DANZA(ダンツァ)誌 第31号(P19) ⇒記事はこちらからからご覧いただけます
本題ですが1幕、
芳賀さんのソロルはもっと濃いって思っていた感があったのですが、以外・・あっさり登場と少し影が薄い感覚。数年前に数回見た感じと違うが、とにかく先に進む。大僧正ハイ・ブラーミンの命でニキアの登場なのですが、やはりここでもあっさり気味の登場。でもここって、いくらなんでもニキアは普通もっと恭しく、ベールと取るまでに神秘的な演出をするのが普通?って思っていたが、階段を降りて歩き方が早い・・速い・・。ほんとうに速い。あれって思う間に、もうハイ・ブラーミンはニキアのベールをとってた。でも きれい・・うっとりするくらい美しい川村真樹。彼女こんなだっけ?って言えるくらい何か変化が有った気がしてきた。 実は気が付かなかったが、ここでもうすっかりわたしを虜にしてた。その前に、8人の舞姫たちの踊りがあるのですが、何気に美しかった。湯川さん、大湊さん、他本当に数人の綺麗に踊る人が目立っている(だれだかあまり分かっていない・・すみません)。やっぱり新国立の優雅さは健在であった気がしている。
話をススメます。マグダヴェヤの八幡さんも丁度良い。これくらいがとても似合う。あまり前え、前えくる感じが鼻に付くことを感じている私なので、今日の役つくりをとても良いし、溶け込んでいるチームワークが嬉しかった気がした。ハイ・ブラーミンがニキアへの第1次接近です・・以外と草食系なのか、強い押しが無いな。嫌らしいくらいのパワーハラスメントの方が雰囲気は好き。ここも全体にあっさり系。芳賀さんと川村さん。初めて見るかもしれないパ・ド・ドゥですが、スロースタートと言う事で書き終わります。(芳賀さん一度失敗したかな?)だって最後本当に綺麗だったのですもの。
ラジャーの屋敷。 あの豪奢な明るさと対照的な女性2人の葛藤が始まる期待。新国立では紗幕等は(意外と)素敵なのだが、セットの色合いが少し弱い。もう少し豪華に感じる色調の方が映えるかもしれない・・って勝手に思っている。 ここはパステル系中間色よりって感じなのです。
他の版では、キチンとラジャーの屋敷で、ニキアに来た説明などがあるのですが、ハイ・ブラーミンとの内緒話を聞いてたガムザッティが、いきなりニキアを呼び出す。話が分かってるから良いがやはり内々の祝婚約のくだりは欲しい気がする。なぜこの屋敷にいるの?って。
いよいよ楽曲と完全にリンクするマイム。(2人の諍い)わたしは心で楽曲を歌い、目で2人の女性を追う。綺麗。堀口さんもこの役はハマっている気がした。若いわがままな感じ、幼いこころの動き、直情的な表現がとても、軽くって単純で巧い演技。(って、もしかして演技じゃないかもしれない)川村真樹は、落ち着いた良い演技。ブラヴォー♪ いきなり心雷が落ちた気分。こんなに芯の強いニキア・川村真樹を垣間見た。これ気のせい?とも思ったし、後ガムザッティが拳と心に誓って終わるので。きちんと理解してなかった私なのでした
2幕はやはりパ・ダクションの豪華さと美しさ、ガムザッティの踊りの正確さを楽しみたいし、その後のニキアの悲嘆、ある意味シンメトリックな構成を楽しみたい所。フィフティでしょうか、本日は・・。ガムザッティが正確で無いし、細かい部分をおざなりにしているきがしてならなかった。
芳賀さんのソロ。ここに来てそろそろエンジンがかかって来た。いつもの感じ。パ・ダクションをサポートするピンク・チュチュに逆に目が行ってしまう位にみなさん巧い。さいとうさん、 大和さん、 伊東さん。ブルー・チュチュはいきなり椅子に座り込み。見学?面白い演出。美しさを味わいたいパ・ダクション何も言わずに観てました。やっぱり綺麗でした。でもガムザッティは技術が命。次を嬉しみにします。悲嘆にくれたニキアの登場です。背中が固い川村さんですが、やはりこれだけは変更なし。でも凄い。こんな姿を持ち合わせていた事に驚愕しました。花篭をもらってからのニキアにもびっくり。落ち着いていた一貫した姿、役の解釈にある意味感動的だった。蛇の毒で殺されたのに、走り去るソロルってどうかなって思いますが。
2回目の休憩のあと3幕です
少し外にでたのですが、寒すぎてダメでした。やはり体を冷やすのも大変難しい時期です
影たちはやはり見事でしたし、やはり私の琴線に触れるミンクスのあの楽曲は少し時間が空いただけで新鮮さをもたらします。 アラベスク、パンシェ ただただ単純な繰り返しの中で複雑に絡み合いあの美しい場面を創造します。一番前、前回は小野さんだった気がします。見事なバランスだったのでそこでも感激しておりました。今回私の勉強不足で確認はできませんでしたが、最後まで立派だったと思います。なんともうっとりしており、気がつけば涙が伝っておりました。最近涙腺は緩く、気が付かないあいだに、視界が涙でにじむ事で気がつく状態でした。とてもゆっくりした感激が体を包まれますね、この場面だけは大好きなのです。
ヴァリエーションは長田さんは流石でしょうか。でも西山さんファンである私は第2を応援!
一番の難関ベールですね。川村さんここからが凄いって言うか、プリマっぷりを全開発揮しておられました。完璧にベールをこなし、そのあとのヴァリエーションからコーダ迄、一気に時間が過ぎた感じです。見事♪
書けば書くだけ私の稚拙な言葉では足りないのでごまかしますが、でもこの舞台を観れて良かった
こんなことたまにあるよね
だからやめられない
楽しかったです。
ラ・バヤデールは、あと西田さんって方の舞台が1回有るだけですが、楽しむことと致します
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