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リニューアルした、NHKなのですが、とても楽しくみております。いま舞台回数が減ってはいるものの、満足しておりますし、逆に以前の様に回数は、今は少し無理です。そんな中、4月から4回に渡り、「クライバーと小澤の特集」が放映されておりました。私などが言うのも無理があるのですが、ドキュメント+公演のプログラムはとても見ごたえがあり、何度も観ております。もちろん録画したものには鍵付きです♪
ウィーンのマノン・レスコーは少し好みではありませんでした。
でもまず書きたくなるのは、クライバーの指揮姿でしょうね ♡
それと小澤、フレンチプログラムは凄かったです。未だ舞台公演を観たことは無いのですが、CDでマーラー2番の「復活」等は涙が出る位の凄さを持っております。未だカーネギーのブラームスは聴いてはいないのですが、これは楽しい公演でした。
またクライバーのニューイヤーコンサート、シュトラウスは永久保存ですね。意味深な部分も含め楽しい。
■2回のクライバー・ドキュメントと1回の小澤・ドキュメントを思って
「カルロス・クライバー~ロスト・トゥー・ザ・ワールド~」
「目的地なきシュプール~指揮者カルロス・クライバー~」
「世界のマエストロ 小澤征爾の指揮芸術」
共通点を見つける事が目的では無いのですが、やはり技術的な実現方法をいくら解くより、感情的な比喩(オケとの共通語)で訴え、また突き詰める事が出来る指揮者であった事は確か。この比喩はクライバーにとってオケとの対峙で、自身の音を創り上げる手段であり、またオケのメンバーが心和ます事が出来るコミュニケーションツールであった事がこの2回を観て判る。
なにせ、実際の奏者が出演してきて、けなす、褒める、尊敬する、吐露する・・・・などなど本当に側面を切り取り、意図だけをみせつけるメディア的手法は無く、ニュートラルな構成に親近感が湧く。
クライバーは決して、みんなに受ける才能では無いのだが、一種瞬間的な麻薬の様に音楽の身を任せ、腕でテンポを完全に掌握し、音を操り、オケ自体、舞台自体を昇天させる事が出来た指揮者であった事。「こんなピッコロの速さは聞いたことが無い」ってプラシド・ドミンゴが言い、実際の演奏者は、懐かしみ、こんな演奏は二度と出来ないと言い、歌手はブラボーを贈る。
その後、ウィーン・フィルとの共演は、成功だったが、過去共演した奏者は成功にはほど遠いと感じる。難しい感性と老化。小澤も、うなっている記憶があり、感性主体だと思われているが、全然読みが深く、また理論的。
なんとも面白い人種であろうか、指揮者とは・・・
でもこの様な方々がいるので面白い
4月2日(土) 午後11時~午前3時
◇ドキュメンタリー「カルロス・クライバー~ロスト・トゥー・ザ・ワールド~」
◇カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立管弦楽団日本公演1986
<曲目>
交響曲 第4番 変ロ長調 作品60(ベートーベン)
交響曲 第7番 イ長調 作品92(ベートーベン)
喜歌劇「こうもり」序曲(ヨハン・シュトラウス)
ポルカ「雷鳴と雷光」(ヨハン・シュトラウス)
<出演>
管弦楽:バイエルン国立管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー
収録:1986年5月19日
昭和女子大学人見記念講堂
◇カルロス・クライバー指揮 バイエルン国立管弦楽団演奏会1996
<曲目>
序曲「コリオラン」作品62(ベートーベン)
交響曲 第33番 変ロ長調 K.319(モーツァルト)
交響曲 第4番 ホ短調 作品98(ブラームス)
<出演>
管弦楽:バイエルン国立管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー
収録:1996年10月21日
ヘラクレスザール(ドイツ・ミュンヘン)
4月9日(土) 午後11時30分~午前3時30分
◇ドキュメンタリー「目的地なきシュプール~指揮者カルロス・クライバー~」
◇カルロス・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団演奏会1991
<曲目>
交響曲 第36番 ハ長調 「リンツ」K.425(モーツァルト)
交響曲 第2番 ニ長調 作品73(ブラームス)
<出演>
【管弦楽】ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
【指揮】カルロス・クライバー
収録:1991年10月
ウィーン楽友協会 大ホール(オーストリア)
◇カルロス・クライバー指揮 ウィーン・フィルハーモニーニューイヤーコンサート1992
<曲目>
歌劇「ウィンザーの陽気な女房たち」序曲(ニコライ)
ポルカ「都会と田舎」(ヨハン・シュトラウス)
「オーストリアの村つばめ」(ヨーゼフ・シュトラウス)
かじやのポルカ(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ「観光列車」(ヨハン・シュトラウス)
喜歌劇「ジプシー男爵」序曲(ヨハン・シュトラウス)
ワルツ「千一夜物語」(ヨハン・シュトラウス)
新ピチカート・ポルカ(ヨハン・シュトラウス)
ペルシャ行進曲(ヨハン・シュトラウス)
トリッチ・トラッチ・ポルカ(ヨハン・シュトラウス)
ワルツ「天体の音楽」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ポルカ「雷鳴と雷光」(ヨハン・シュトラウス)
ポルカ「騎手」(ヨーゼフ・シュトラウス)
ワルツ「美しく青きドナウ」(ヨハン・シュトラウス)
ラデツキー行進曲(ヨハン・シュトラウス父)
<出演>
管弦楽:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロス・クライバー
収録:1992年1月1日
ウィーン楽友協会大ホール(オーストリア)
4月16日(土) 午後11時30分~午前3時30分
◇世界のマエストロ 小澤征爾の指揮芸術
<出演>
小澤征爾
サイトウ・キネン・オーケストラほか
◇歌劇「マノン・レスコー」(プッチーニ)
<曲目>
歌劇「マノン・レスコー」全4幕(プッチーニ)
<出演>
【マノン・レスコー】バーバラ・ハーヴェマン
【レスコー(マノンの兄)】ボアズ・ダニエル
【レナート・デ・グリュー】ニール・シコフ
【ジェロント(財務官)】ウォルフガング・バンクル
【エドモンド(学生)】サイミール・ピルグ
【宿屋の主人】マーカス・ペルツ
【士官】ヨハネス・ウィーデケ
【合唱】ウィーン国立歌劇場合唱団
【管弦楽】ウィーン国立歌劇場管弦楽団
【指揮】小澤征爾
【演出】ロバート・カーセン
収録:2005年6月13日、17日
ウィーン国立歌劇場(オーストリア)
4月23日(土) 午後11時30分~午前3時30分
◇歌劇「さまよえるオランダ人」(ワーグナー)
<曲目>
歌劇「さまよえるオランダ人」全3幕(ワーグナー)
<出演>
【ダーラント(ノルウェーの船乗り)】ワルター・フィンク
【ゼンタ(ダーラントの娘)】ニナ・シュテンメ
【エリック(狩人)】トルステン・ケルル
【マリー(ゼンタの乳母)】マルガレータ・ヒンターマイア
【かじ取り】ジョン・ディッキー
【オランダ人】フランツ・グルントヘーバー
【合唱】ウィーン国立歌劇場合唱団
【管弦楽】ウィーン国立歌劇場管弦楽団
【指揮】小澤征爾
【演出】クリスティーネ・ミーリツ
収録:2003年12月11日、14日
ウィーン国立歌劇場(オーストリア)
◇小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ~フレンチ・プログラム・セレクション~
<曲目>
道化師の朝の歌(ラヴェル)
シェエラザード(ラヴェル)
幻想交響曲(ベルリオーズ)
なき王女のためのパヴァーヌ(ラヴェル)
<出演>
(メゾ・ソプラノ)スーザン・グラハム(2曲目のみ)
(管弦楽)サイトウ・キネン・オーケストラ
(指揮)小澤征爾
収録:2007年9月、2009年9月
長野県松本文化会館
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