2008年5月23日金曜日

5/23 ラ・バヤデール2回目

 
 会社を定時であがり初台に向かいました。入ったのはぎりぎりで10分前です。いつも時間は余裕をもって行動したいのですが、忙しいので観れるだけでもOKです。 心待ちにしていたひろみさんニキヤなので絶対遅れる訳にはいきませんし、どうにか滑り込めたのは助かりました。 先日も京王線はすごく遅れていて、こんな時は日頃しない、神様に感謝しますね♪

キャスト
  【ニキヤ】寺島ひろみ
  【ソロル】中村 誠
  【ガムザッティ】真忠久美子
  【ハイ・ブラーミン(大僧正)】ゲンナーディ・イリイン
  【マグダヴェヤ】八幡顕光
  【黄金の神像】グリゴリー・バリノフ
  【トロラグヴァ】市川 透
  【ラジャー(王候)】森田健太郎
  【ジャンペの踊り】楠元郁子 堀口 純
  【つぼの踊り】湯川麻美子
  【パ・ダクション】
     [ブルー・チュチュ]川村真樹 寺島まゆみ 丸尾孝子 堀口 純
     [ピンク・チュチュ]遠藤睦子 さいとう美帆 大和雅美 井倉真未
  【アダジオ】陳 秀介 冨川祐樹
  【第1ヴァリエーション】丸尾孝子
  【第2ヴァリエーション】寺島まゆみ
  【第3ヴァリエーション】さいとう美帆

【感想】
なかなか書けないでいましたが纏まりが無いと思いますが、とにかく書いてみます。
先日文句ばっかり言っていた、オーケストラはプルミエ公演と違いとってもゆっくりした(って比べると)心地よいものでした。できるじゃん♪ 音は逆に先日の方が良く鳴っていたと思いますがテンポが[130]ほどある行進は足が絶対について行かないと思います。今日はとっても良かったです。
 本題ですが、めちゃめちゃ緊張の登場でした。観ているこっちももう”ドキドキ”です。自分なりにニキヤ登場のシーンは思い入れがあったりして、良し悪しではないのですが「まったりした登場」とかがお気に入りです。出てきて足を一歩進める瞬間から、ひろみさんは”ぎこちない状態”でした。こんな登場って今まで見た事無いよ・・。 以外(ごめんなさい)と冷静さを持っていた中村さんとの事を鑑みると、今日は少しおかしいかも・・・とおもいつつ。 ニキヤ最初のバリエーションはやはり堅さが目立つ出来。終わって近づく大僧正を前にして、腹筋が大きく動き、また肩まで使って息をしているひろみさんでした。もしかしたらって思いました・・本当に。 でも水を与え会える嬉しさで笑顔になった時には、何となく少し落ち着いたように感じていました。少し可愛そうだったのが、大僧正との絡みのシーンでも、演技する顔のこわばりは消えていませんでした。 ここはやっぱり毅然として欲しい所! 愛する人があるのに・・あなたって、もっと「きっぱり」と答えて・・と言う気持ちです。中村さんソロルとのパ・ド・ドゥですが、ぎこちない様に感じました。 拍手も比較的ファンが多いひろみさんにとってでも少なく感じております。
1幕2場、「ラジャの屋敷」のシーンが始まります。色が昨日観たものと少し違う感じがありましたが、気のせいかもしれません。もっと黄色が強かった気分でしたが。(少しいい加減な事言ってるかもしれません) ジャンペは良かったです。今日は音にすごく良く乗れていて、観ていてつい笑顔が出てくる感じ。 いよいよ初見の真忠さんガムザッティの登場、の前にこの前の家臣のリアクション(結婚命令が告げられた時の・・)はやっぱり少ない振り付けです。これは正式な振り付けなのでしょう! とってもかわいいガムザッティです。 中村さんソロルは多分惚れたでしょう。 一瞬「おぉ~」という声を発している様に、いや・・はっきり聞こえました。 先日のタイトルですが、やっぱりこの男許せないかも♪ 大僧正が登場したときも、先日のデニスは後ろめたさを感じさせ、「内緒の話が・・」では、もう私だ・・的な表情を浮かべてとても面白く拝見していましたが、今日の若いソロルは現代的に、とってもクールな表情でかわしていました。 ← すごいぞ♪ 彼の表情は大変面白いです。若いけど少し大人びた顔も作り、一生懸命さと抜いている状態が一目で判ります。 ジャンプも軽いし大変頼もしい成長を今後見て行きたい気分にさせられますね。
見せ場の、ニキヤとの対決は彼女の表情にすっかり参りました。もちろん真忠さんです。兎に角チャーミングです。決して造っている訳ではないと思いますが、一つ一つが子供っぽさを感じさせながら、きつい事を言う、一見整合がある様で、考えずに出来る自然な役つくりだと思います。 キャラがとっても素敵でした。クールな方が最近多いし心の強さと控えめな表現等と真逆なバレリーナって、ここって感じの存在感。またこの時間からひろみさん発揮でした。とにかく素敵♪
2幕「婚約式」です。やはりここは昨日観た色かな? 少しライト自体のブルーが昨日より冷たさを感じさせます。(全く気のせいかもしれません)
パ・ダクシオンは初日と比べると少しだけ地味です。わくわく感が薄らいでいる自分がありました。でも皆さん丁寧で、今日は舞台センターに座っていましたが、とても綺麗の揃っているチームワークにブラボーです。
っで、肝心のパ・ダクシオンですが、真忠さんの最後のグラン・フェッテはなしでした。でも本当に彼女の可愛あふれるガムザッティは、こんなキャラでも”あり”って納得させる出来だった様に思います。真忠さんって実はあまり今まで観ていない1人だったのですが、好きな・観て行きたい追加1人になりました。まゆみさんは第2バリエーションでした(バリエーションはこの楽曲が一番好きです)。トロアでの彼女も、バリエーションでもとても丁寧な踊り、もっともっと評価されてもいい様に思いますが♪
ここからが今日の本題です。ひろみさんの表現は花籠を含め、素晴らしい出来です。こんなに切なく毅然とした舞姫。解毒剤を落とす目線は思わず涙が溢れてきました。ここからもう次々涙腺がだめ!
3幕「影の王国」昨日に続き、真センターから観る影たちの素晴らしい事。 本当に新国の白は素敵です。
ひろみさんは人間ニキヤから、無機質な空気感が出ていてこんな物悲しさの表現はとっても回数が足りないよ♪
もっと観ていたい。ヴェールでも多分プルミエで観たより良い出来だったと思われます。総じてひろみさんの背中の硬さを除けば、今日は3幕に集約されていました。とにかく素晴らしいとしか、私のボキャブラリはありません。

ありがとう、ひろみさん
今週あと1回24日を観ますが、西山さんのガムザッティのチケットを25日日曜分良い席があったら買う事に決めました。好きな演目なのでしょうがないな♪

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