2009年2月12日木曜日

2/12 新国立劇場 第3回目『ライモンダ』

 
本日新国立劇場「ライモンダ」を観てまいりました。


【振 付】 マリウス・プティパ
【改訂振付・演出】牧阿佐美
【作 曲】アレクサンドル・グラズノフ
【装置・衣裳】ルイザ・スピナテッリ
【指揮】オームズビー・ウィルキンス

キャスト
【ライモンダ】スヴェトラーナ・ザハロワ
【ジャン・ド・ブリエンヌ】デニス・マトヴィエンコ
【アブデラクマン】森田健太郎
 ドリ伯爵夫人:楠元郁子
 アンドリュー2世王:市川 透
 クレメンス:丸尾孝子
 ヘンリエット:堀口 純
 ベランジェ:マイレン・トレウバエフ
 ベルナール:芳賀 望
 第一ヴァリエーション: 厚木三杏
 第二ヴァリエーション: 寺田亜沙子
 スペイン人:湯川麻美子 江本 拓
 チャルダッシュ:西川貴子 マイレン・トレウバエフ
 グラン・パ ヴァリエーション:西山裕子

 新国立劇場バレエ団

 昨日の思いはやはり本物だった事、確信しました。 それはこのバレエ団のシーズン契約ゲストダンサーのキャスティングの悪さです。もちろん、デニス、ザハロワに文句が有る訳も無く、大変プルミエと本日、素晴らしい舞台を見せて頂くことが出来て感謝しておりますが、昨日拝見したひろみさんと劇団メンバーの作り上げた舞台と雰囲気。 力いっぱい出し切った晴々としたひろみさんの演技と、白を基調としたキラキラした色彩、またサポートした山本さん、文句なしにデニス&ザハロワに1日譲って・・って言いたくなります。 昨年の凱旋公演だとすると、ひろみさんデニスのコンビも良かったのに・・ゲストダンサーとの組み合わせなんて、洒落た事をたまにはして欲しいものです。(ってやはり、牧さんでは無理かもしれませんね ^^;;)。 もちろん新国立劇場バレエのファンは私だけではありませんし、海外組だけを楽しみにしている方には、大変ご迷惑かも知れませんが、このバレエ団の真価は、品の良さと、鍛えられた底辺だと私は思っております。 確かにダイナミックさ、バイタルの高さ等は他にかなわない部分もあるかもしれませんが、この美しさは私は好き。 最近はなんとなく表現が時々暴走(周りとの乖離と言うことかもしれませんね)する海外ゲスト組より、ぴったり嵌る新国組の舞台が楽しみです。もちろん、次のシーズンのチケットもソワレ以外はマイダンサーズでお願いしました。

 結局3日間とも、アブデラクマンは森田さんでした。これは少し残念でしたが、やっぱりサラセン軍団は本日も弾けまくっており ブラボー♪ またスペインの湯川がかっこよすぎますし、第二ヴァリエーションの寺田もとっても素敵でした。少し最近気にはなって居りましたが、湊川さん、1幕夢の場面の宝石達(エメラルド色の衣装)の様なコール・ド、大変美しく長いアラベスクを決める場面で、初日・本日ともバランスを崩しておりました。 バランスは苦手なのかな? あとコール・ドの難易度も高いせいか、足に疲れが来ているせいかわかりませんが、2回ぐらい突っかかって転倒している女性がいましたが、大丈夫かな?
あと今日気づきましたが、1幕夢の場面で、クレメンス、ベランジェ、ライモンダ、ヘンリエット、ベルナールが互いに腰に手を添えて、1歩ずつ足を進めるシーンですが、マイレンは本当にライモンダと、息が合っていましたが、残念ながら芳賀さんベルナールは32分音符分だけ遅れる感じ。この感覚は本当に気のせいかもしれません。楽曲とカウントの違いかもしれませんね。彼はとてもアーティステックで表現の為に間の取り方が独特です。良い時の彼は大変素晴らしいと思いますが、あの場面はとても私の好きな場面なので、気になっちゃいました。
今日のデニスはプルミエより、ジャンプの高さが数cm位高かったとおもいますし、疲れが取れたのか「若々しく」なっていて、ホッとしました。(これだけ顔が違うと不思議です♪)

云い忘れないうちに・・本日の一押し、パ・ド・ドロワでした。(さいとうさん、まゆみさん、小野さん)
って言いながら、グラン・パ ヴァリエーションの裕子は外せませんね♪

 今回もとても楽しませていただきました。
 機会があれば、川村さんも観てみたかったのですが、ハンブルグがあるので今回はパスしか
 なさそうです。 とても残念です。ひろみさん・川村さんはこのバレエ団のメインですもの♪

新国立サイトに「お客様の声」がUPされていました。
昨日も紹介しましたが、これからWEBでアンケートを書こうと思います

皆さん、まだ今週末まで続きますが、怪我の無い様に頑張ってください
それと私はとても満足しております、良い舞台ありがとうございます 
 

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