今日は、(初)中野ZEROホールで、キエフ・バレエ 『白鳥の湖』を観てまいりました。
オデット/オディール : ナタリヤ・ドムラチョワ
王子: ヴィクトル・イシュク
詳細情報のキャスティング表はありません。中野ZEROホールに張り出していただけ。少しもったいないな・・と感じています。
ペンを持ち書き写している人は何人か見ましたが、その状態で次回の『ライモンダ』まで持ち越さないようにお願いしたいと思います。
振付・演出: ワレーリー・コフトゥン
美術・衣裳: マリヤ・レヴィーツカ
指揮: ヴォロディミル・コジュハル (主席指揮者)
オーケストラ: ウクライナ国立歌劇場管弦楽団
《オーケストラ》
とっても素晴しい音を出しています。 が・・ホールの残響音が長すぎる感じがありました。それと高音域は跳ねてしまっていてとっても勿体無い感覚があります。でもこの次もオーチャード『ライモンダ』か! なにかついていないな~ ^^);; 特に管楽器は全て大好きです。
それとヴォロディミル・コジュハル主席指揮の、テンポ・・最初大丈夫かな。なんて思いましたがとんでもない♪ とっても合っており素晴しかったです。 1幕の大好きなワルツの音は本当に胸が高鳴りました。 なにか意図的な演奏方法があるのか、ホール残響のせいか不明ですが、何となく規則的なズレと心地よい部分が多くありました。
息切れか、3幕の鳴りは少し乱暴になってた感は少し感じました
《感想》
ドムラチョワは若手だと書いているようですが、とっても後が楽しみなバレリーナです。素晴しいと思うのは「強さ」です。オデット/オディールというより、パーソナリティが強くこころに残っています。彼女の演じるオデットは若さ、恋、王子との関係、全てに措いて「現代的」って感じたことかな。 多分解釈と表現がこれほど上手い(若いけど)のは関心します♪ とっても可愛いオデットでは無いでしょうか。逆に身体の強さは一品です。 アティチュードの安定感は見ていて危なっかしさは全然!!
久しぶりに爽快って言葉がぴったりなオデットです。一方オディールも実はオデットと良く類似しており、冷たさより、可愛いイジわるさを表現している? 王子の話は何となく出てきませんが、記憶に余り残りませんでした。
それよりコール・ドのよさが気になった事。
幕が上がり、ゆっくりとしたテンポで丁寧なコールのダンスがありますが、いつまで続くかな・・なんて思っていましたが、これが1幕最後まで続きとっても綺麗でした。よく鍛えています。3幕はマリインスキーなどで見慣れてた、黒のコール・ドバレエが登場しますが、バランスは良かったと思います。
《いろいろ》
衣装は少し、今となっては古さを感じました。大変色使いもコントラストの対色(グリーン・紫など)を用いて、煌びやかさを表現しています。ゴールド刺繍等は特に美しく確りとした創りであることは確実。・・でもでも、今この時代との流れとしてはあっていないかもしれません。舞台は殆どが紗幕だけで構成され、とってもシンプルで、こじんまりした中野ZEROではピッタリはまっていました。
会場は、通路・椅子の下に付いている小さいライトですが、これがやたらに明るくってすごく気になりましたが仕方ないですね。
Київ (クィーイィウ) wikiより
ウクライナ語:Київで、発音は「クィーイィウ」に近い。ラテン文字転写としては簡略なKyivが正式な表記とされているが、政府の発表により表記が統一されるまでは各文字を機械的に転写したKyijv、Kyjivなどが用いられていた。
(※The National Opera Theatre of Ukraine. Modern photo)
少し、サイトの情報を・・
1998年の情報ですが、(A playbill of tour in Japan, 1998 ) このようなチラシが出ています。
In the program there were also included G.Verdi's Requiem and D.Shostakovich's cantata Execution of Stepan Razin. In the summer the ballet troupe had visited Japan the eighth time with L.Minkus' Don Quixotte, P.Tchaikovsky's Swan Lake, The Sleeping Beauty and also with the common Ukrainian-Japanese modernistic production in "buto" style of the ballet Wings of Darkness.
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