2008年1月16日水曜日

1/16 バーミンガム「コッペリア」




今日は、バーミンガムロイヤルバレエの「コッペリア」を見てまいりました。

英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
2008年日本公演 「コッペリア」全3幕
18時30分開演 ゆうぽうとホール

音楽: レオ・ドリーブ
振付: マリウス・プティパ、エンリコ・チェケッティ、ピーター・ライト
装置・衣裳: ピーター・ライト (NBSの案内が間違い)  → ピーター・ティーゲン
照明: ピーター・ファーマー

  
  
   スワニルダ    :アンブラ・ヴァッロ
   フランツ      :タイロン・シングルトン
   コッペリウス博士 :デヴィッド・モース

≪第1幕≫
   スワニルダの友人:ナターシャ・オウトレッド、ヴィクトリア・マール
               ジャオ・レイ、平田桃子、アランチャ・バゼルガ、ジェンナ・ロバーツ
   市長:ヴァレンティン・オロヴャニコフ
   宿屋の主人:ジョナサン・ペイン
   コッペリア(人形):ソニア・アギラー
   ジプシー:ヴィクトリア・マール
   マズルカ、チャルダッシュ:サマラ・ダウンズ、アニーク・ソーブロイ
                   ジェームズ・グランディ、スティーヴン・モンティース

≪第2幕≫
   東洋の人形:クリステン・マギャリティ
   スペインの人形:セリーヌ・ギッテンス
   スコットランドの人形:アーロン・ロビソン
   兵士の人形:ジェームズ・バートン、ナサナエル・スケルトン

≪第3幕≫
   公爵:スティーヴン・モンティース
   側近:ジェームズ・バートン
  鐘の儀式
   時の踊り:英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ団
   暁:ジャオ・レイ


   祈り:ジェンナ・ロバーツ
   仕事:キャリー・ロバーツ、クリステン・マギャリティ、アニーク・ソーブロイ、アランチャ・バゼルガ
       セリーヌ・ギッテンス、ディアンヌ・グレイ、サマラ・ダウンズ、ローラ=ジェーン・ギブソン
   婚約:ナターシャ・オウトレッド、ファーガス・キャンベル
   闘い:アレクサンダー・キャンベル、トム・ロジャース、アーロン・ロビソン、厚地康雄
      ロバート・グラヴノー、ティアス・ディングマン、ジョナサン・カグイオア
      ナサナエル・スケルトン、リチャード・スミス
   平和:アンブラ・ヴァッロ、タイロン・シングルトン

指揮:フィリップ・エリス
演奏:東京ニューシティ管弦楽団
協力: 東京バレエ団、東京バレエ学校


 今日もエリシャ・ウィリスは怪我で降板です。先日の「美女と野獣」で観たアンブラ・ヴァッロはとてもキャラが立っていてブラボーだったのですが、コッペリア、ドリーブの美しいグラン・パ・ド・ドゥでの煌めきは少し物足りなさを感じました。1幕~2幕のマイムでの表情、安定感はやはり先日観たとおりとっても愛らしく、かわいい~と思ってしまいました。またヴァリエーションでは、脚の強さが抜群です。 華がもう少しあったら多分とっても素晴しいプリンシパルと為るように思いました。 一方ソリストであるタイロン・シングルトンには、少し参りました。 なんと言っていいか分かりませんが、ただ好き嫌いだけで言うと大好きな部類。 アメリカンな感じのする笑顔、でも育ちは英国、ジャンプはそれ程高くなく、でも持って生まれた物を感じます。 上手い・・とか、すごいとか、かっこいいとはとは多分違う次元で、彼は居ました。 何となくジプシーとの関係の気になり、3枚目半的なキャラクター(多分役ではなく彼自身)が非常に面白かったです。 もしかして、こんなバレエもありかな・・なんておもいつつ、のめり込んでいました。



ピーター・ライト 版「コッペリア」ですが、とっても楽しい演目ですね。以前ローラン・プティの「コッペリア」を新国演目で観ましたが、とてもバーミンガムロイヤルのピーター・ライト 版はとてもアンティックな色彩と彩度を落とした色のコントラストを上手く使い衣装、装置、照明はとても見事でした。1幕聞きなれた前奏のあと幕が上がって、Coppelia と花文字で書いた紗幕があります。舞台を照らす内部照明が輝きだし物語が始まります。コッペリウス博士は、バルコニーのコッペリア人形を出しご満悦! コッペリアは挨拶をするが、無視・・無視・・(いい演技) 続いてフランツが登場、(ここで一舜自分が固まる)・・あっ拍手してないや ^^;; ぜんまいを巻いた人形は投げKISSをしているが、これは フランツの大いなる勘違い・・これを反対のバルコニーからコッペリアが、いけないのもを観てしまっている。 などなどいつもの物語ですが、とても大人な舞台で満足してしまいました。
写真は3幕目の鐘の儀式 が始まり、祈りから始まるシーンですが、演出はとても素敵でした。
また2幕目、3幕目のディヴェルティスマンはとても綺麗ですが、男性陣コール・ドの弱さを感じます。なにかやっとついて行っている感じがありありと分かります。 この部分だけ外せば、今日はほんとうに楽しめました。
あとやっぱり許せないのはオーケストラです。前奏曲で管楽器系のミス・・とっても美しいドリーブの楽曲なのに・・これはフィリップ・エリス も多分遺憾だと思いますよ。 何度も何度も在りました。
この公演もう1回、みやこさんで観てみたかったな・・♪
明日はみやこさんですが、私は仕事で行けません。
多分暫くは軟禁状態の仕事が続きます
年末から少しバレエ漬けだったので元気が溜まりましたので、また枯渇するまでがんばろうっと!
  
  

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