2010年11月19日金曜日

11/19 ARTE Live Web la finale de piano du concours 2010

先日arte LIVE WEBから、ピアノコンクールの案内がありました

  ファイナリストの協奏曲。名曲・ラフマニノフ、2番をLeeが、どの様に聴かせてくれるのか、またあの”のり”をハギワラがどの様に表現するのかまた、もちろんプロコ3番は先日、上原彩子での演奏が鮮明に残っている楽曲ですし、この並びって良くも悪くもとても似た要素を持つ作品で、表現したいことがとっても分り易い楽曲だけに感性が分かれる所。とても面白いと思い楽しみにしておりました。
そういえば後でキチンと調べようと思いますが、ハギワラマミはショパン・コンクールでも出てたような・・・ すごい体力 !!

本日の配信内容
http://liveweb.arte.tv/fr/video/Finale_de_piano_du_concours_de_Geneve/


Retrouvez sur ARTE Live Web la finale de piano du concours 2010 :

    マリア・マシチェワ
        プロコフィエフ  ピアノ協奏曲 第3番 ハ長調

    ハギワラマミ (漢字がわかりません)
        ラヴェル ピアノ協奏曲 ト長調

    - 休憩 0.5H -

    Hyo Joo Lee (読みが分かりません)
        ラフマニノフ ピアノ協奏曲 2番 ハ短調

    パスカル・ロフェ:指揮
    スイスロマンド管弦楽団 (って読むと思われます。初めて聞きました)


ハギワラのあと、30分休憩


Leeのラフマニノフの後、賞の発表時間 (結局30分後となった)



結果は以下です:
ハギワラマミが1位
言葉が分からないのですが、マリア・マシチェワ、Hyo Joo Lee は同着の2位かもしれません。詳細が文字で出ていない為、間違いがあれば後で修正とします。それとHyo Joo Lee は、別の賞を受賞しております。観客がかなり彼女のラフマニノフにブラボーを送っておりましたので、観客賞ってところでしょうか? 
発表まで2回、合計30分の遅延アナウンス(画面テロップ)で、司会者が登場し、発表でした

私の感想は:
やはり他の2人はお金を出して見にいきたい演奏では無い・・っていう感じです。
ずれてるのかな?・・なんて事も思いますが、Hyo Joo Lee の演奏は音がつながらない。テヌートしないラフマニノフってどうですか? これは私にとっては致命的。それでもあのブラボーは分からなかった。理解不能・・もう少し聞く耳を持たなきゃ!
それと、マリア・マシチェワは音楽性が違います。なにかあまり最近のピアニストでは無い感じ。プロコ3番も楽しく無い感じ。
さて、ハギワラマミですが、ラヴェル・ト長調ですね。第1楽章ではスィングし、第2楽章では、とても静かに、終楽章ではまた第1楽章でのスィング感が戻ります。特に終楽章って、わたしの感覚では、「迷路に迷い込み、不安で一杯な少女の心、フィナーレでは、いままでは、どうしようも無いって思ってた迷路が、開けて広い光の世界へ飛び出た」って感じです。この気持ち、テンポが合う演奏がわたしの好みなのです。終楽章はほぼ完璧。でも2楽章の静かな流れ感は、全然好きにはなれなかった。かも・・。 ピアニッシモでテヌート的な演奏をすると私的には大好きなのですが、ばらつきと、不安定なトリル・・・などが、どうしても好きになれたかった要因。でも他の2人とは次元が少し違う。 反則かもしれない。

ここでも女性
世界でとても頑張っている
日本人であるハギワラマミは、エールフランスからの賞品授与時、プレゼンターからの「素晴らしい演奏・・(これ英語)」って言葉に対して、首を横に振っていた。欧米では多分あり得ない返しだが、あくまで褒め称えてくれた ”こころ” をハギワラマミがその後に「受け取れた姿」がとても印象的であったと言える。とても明るい感じの女性であり、また音楽家。笑顔が素敵。
これからの東京でのリサイタルなどして頂けると思いますが、機会があれば行きたいと思います

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