2009年12月11日金曜日

12/9 イワンと仔馬 第6回目 ・・昨日の続き・・

約束通りに書くことができましたので掲載致します。

先日の続きを書きます
2幕目もオーケストラピットはやはり、いろいろな音がしておりました。 本当に艶々な音にきき惚れます

火の鳥の国では、姫と火の鳥たちの宴もたけなわ、そのへイワンと仔馬が登場します。 びっくりした姫はこの状況が飲み込めずにいます。 テリョーシキナがとても愛らしくて、可愛くて・・。 最初姫が見たイワンの印象は「以外と素敵・・」なんて思ったのか、拒否するでもなく、迎え入れる訳でもなく、微妙な雰囲気です。混乱する火の鳥たち。 群舞のフォーメーションが素早く移り変わり、舞台を斜め、水平にとそれぞれが非常に速く展開されます。 そこは白鳥など、古典的な世界観とは全くかけ離れた世界。姫はべた足で、肩を落として前のめり。叙情性が案外にはまります。 とても宴が楽しいとは感じれないし、マンネリ状態である事が伺えます。そのへイワンと仔馬の登場は、新鮮な嵐のように吹き付けました。 姫がイワンに向ける視線・・(オペラグラスで覗いてみても、とても豊かです) いろいろな表情がくるくる変わり、少し慣れたイワンが姫の頬にキスします。 (とんでもなく)驚いた姫は、体は反射的に拒否するのですが、直ぐ自身の気持ちに正直になり、和らげ、イワンにキスを返します。 優しい素敵な場面です。 「うれしい」イワンの声が聞えて来そうなほどの表情のロブーヒン! ここである意味初めてのイワンと姫のパ・ド・ドゥが観られます。  

ロブーヒンとテリョーシキナのほんとうに息のあったパ・ド・ドゥでした。

楽しい時間は直ぐに過ぎ去り、姫は眠たくなってしまいました。 そう、無邪気な姫はお客さまがいても平気。 大きなあくびをしてすぐ眠ってしまいました。イワンと仔馬はこの気に・・と考えたかは分かりませんが、姫を抱えだし、火の国から立ち去ります。舞台上手へ ・・一方下手では王様のいすが準備され、帰ってこれた事、王様からの命令の姫を見つけたことを報告します。 「よくやった それでは・・・」と王様。 でも姫は未だ眠っています。イワンが紹介したのに・・・です。 適度に起こし、やっと気がついた姫は「どこ? でもイワンがいる」って表情でハグ。 王様は「早く」って感じまんまんです。侍従のパフォーマンスがやっぱり光る。 このキャラ、ところどころキーとなり面白い。紹介された王様ですが、逆に姫はイワンしか見えていないのです。 王様の権威は丸つぶれ・・! でも一応王様と言う事で慇懃な挨拶をしてみた。 そのあとは火の国と同じく、大好きなイワンとダンスにふける。 姫を独り占めしたい王様を横目に時間を過っていく。 侍従がストップ・・王様へ・・・ やっとのこと、少し年のとった王様は姫と踊ることができましたが・・その内に (心臓に手を当てて)うっ息が苦しい ・・年甲斐も無く頑張ってしまったのでした。 彼は・・。 やっぱり良い所を見せたい男心はあるのね♪ イワンと姫は優しく王様を休ませます。 暫くして王様の息が整った所で、次の欲望が・・ 「結婚したい」 ストレートな王様。 姫はマイムで「私と結婚するには、あなたが深い深い海の底の国にある(またはその国の女王が持っている)、指輪が必要よ♪」と言います。 このマイムは珍しくわたしでも分かりやすい。 またまた動揺を隠せない王様は、懐刀(?)の侍従に相談・・  「かれでは」 とイワンを指差す。 ナイスアイディア・・とばかりに王様はイワンに2度目の命令。 もちろん姫は「こんなはずじゃ」と悲しんでいますが、まあ・・おおげさな表現は少し裏があるのかもしれません。パンフレットでは、仔馬の魔法となっているようですので、多分そうなのでしょう♪ 

またまた旅立ち、仔馬の魔法でイワンは空を飛び、どんどん進みます。優しい音色の弦が、高度なステップを後押しします
「海底」の場面に暗転しました

雌馬を演じたコンダウーロワが、海の女王で登場します。この衣装は長い足が無いみたい。 サポ-トに面白い振りを与え、海の女王は本当に水の中で舞っていました。 そういえばこの様なシーンはノイマイヤーの「人魚姫」でもあった気がします。 比較しても意味無いことは知っていますが、ノイマイヤーは鋭角的な表情と定義すると、ラトマンスキーは曲線とパロでしょうか。 もちろん一流の。

海の世界では、ダイバーが泳ぐ様に、またやわらかい世界感が続きます。 ここでは海の女王はとっても冷静(コンダウーロワ独自路線では無いと思う)。火の国と海の国は国交が有るかのよう。その2国はHOTラインが意識レベルで存在し、彼をお願い・・って言葉をテリョーシキナ演じる火の国の姫が伝えてたとしたら、先ほどの大げさな悲しむ顔もフェイク? ・・そんな訳無いと思いました。すみません。 
サポートした男性2人は女王を自由に泳がせていました。上手かったです。 女王は意外とあっさりと指輪の入った大きなバッグをイワンへ。 ここの場は、どちらかというと踊りが素敵過ぎて、物語を書くことに意味を感じません。 あっさり「来たから渡した」って感じです。 なのでやっぱりダンスの見せ場となります。 前半の群舞たちは、サポートする女王の足の部分を上手く隠すフォーメーションで女王は本当に浮いていました。 大変なのはサポートしている2人なのでしょうね♪ でもすごくきれいでした。 指輪の入った巨大なケースを女王の侍女が、やや軽く(うやうやしく無い所が良い)持ってきます。 イワンと仔馬は大変喜び、お礼もそこそこに泳いで帰って行きました

ここでまた「宮廷の王様の部屋」の場面に暗転します。

1人っきりの姫は、イワンを思い、足をぶらぶらさせながら椅子に座っています。見かねた王様が機嫌をとるも、ちっとも楽しく無い姫はダンスの申し入れを一応受けてみました。・・がやっぱり息切れする王様。 意外と人の良い王様の様なのに・・・こんな分かりやすい人物設定をしたラトマンスキーは、少しふざけ過ぎ? フォーリングが合わないと、やっぱり王様でも結婚とかは有り得ない・・と感じている様子・・それ以前にイワンの事がやはり気になるのか? 時間の長さは分からずじまいですが、暫くして、イワンと仔馬は、海の女王からの贈り物の指輪を持って帰ってきます。 (抜粋王様はすぐにでも結婚したいが、姫君は「夫になるには、ハンサムで若くなくてはダメ。」と言う。
マイムは全般を通して私でも分かりやすく出来ている。ダメって言われて引き下がるキャラでない事は分かっているが、ここでも姫の、とんでもない一言。
抜粋「だって、王様とは結婚したくないんだもの!」 ・・ そしてハンサムな若者になる方法は・・・ぐらぐら湯の煮え立つ大釜の中に飛び込むことと教えてくれる。
無茶苦茶な展開だし、言動。 今の時勢では有り得ないが、似た様な事はあるのかも♪
イワンは心配そうに姫を見つめ、王様を伺っています。 王様は姫の言葉を鵜呑みにしていますが、ここでも約束の侍従の、ツボに嵌った入れ知恵。この展開好き♪ イワンがやっぱりテスターとなったのには、さすがの姫も参っていました。 この場面、姫が心配のあまり・・って言うか自分の後先考えなかった思いつきにブルーが入っている。 泣きじゃくる姫? これはさすがにフェイクではない様に思いましたが・・・。 その真相は分かりません。 瞬間的に魔法をかけた仔馬が、イワンを助けます。 熱湯風呂へダイブ! ロブーヒンの姿を私は追いました。彼はゆっくりと着替えを済まし、済んだ所で、仔馬の出番。 イワンは美しい青年となり、もはや王様の入る余地すら与えない位に素敵な姫の相手となっておりました。 (何を観てたかは分かりませんが・・・)その姿を見た王様の方向は決まった! 一揆に侍従の足を台にしてこれまたダイブ! 魔法の無い熱湯風呂では、結果は見えていました。 王様 ご臨終です。 この王様結構優しく、シャイで面白かったのですが、その顔は結構リアルで怖かったです。

そのあとは大円団で、めでたしめでたし

っていうとでした。
全く私の思いと、抜粋部分はJAさんの、ストーリー紹介のページからのものです。 特に物語と深く起因する部分は抜粋を記載し、書きましたが、多分こんな感じだった気がします
とても心に残る、素敵なスペクタクルでした

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