2010年10月30日土曜日

10/30 やっと「また書きました」




「また書きます」ってなかなか書けない不精な性格なのですが、今回は時間を取りました。
っていうか、書きたいから進みます。

また、気になってた写真をスキャンしましたので、掲載してみます。(ダンサーの言葉が楽しいです)

確か2007年からは、今回「合同ガラ」って言葉が表紙に増えてた
でもこの言葉ぴったり
2010年現在でも東京でしか実現出来ていない組み合わせ、招聘元のJAさんが開発した企画プロジェクト。なんとも贅沢。双璧をなすNBS「バレエ・フェス」、こちらはワールドワイド。


-- ここから余分なこと --
NBS、JA ・・・、Jの企画力ってやっぱ凄い。企業はこれだけ頑張っているのけど、芸術にかける余裕が無い日本財政も現実かも(あまり知りませんが本当は違うのかも)。芸術は大事って言ってても、その前に沈没したら、IMFの指揮配下となるしか無いし、たぶんそうなれば数年前の韓国より、親方日の丸にっぽんは、立ち直るのに時間がかかると思うし、その間に絶滅状態に為る事もあり得る(当然空洞化も起こるし逃げ出す)。そう考えて政治家は動いているのかな?  でも少なくともそうで無い人も多い気がする。
ほんとうに仕訳・第3弾では特別会計・・なんなんだ、400年治水?ってやっぱりその分芸術にかけて頂けたらって感じるし、結局そういう事か。やっぱり力の強い人を味方につけた部門が勝ちって事が判明!(いまごろ)  芸術賛同してくれる、力をもった官僚、政治家、資産家、企業家  だれでもいいから、ダンサー、芸術家が普通に暮らせる世界であってほしいですし、そう言う世間にしてほしいな。




-- 以上 ; ここから元に戻る --


適正なチケットの市場価格を保持する為にも、頑張って今回はあの不評な背景映像のバックにしたんだと願った(そうでないならセンスを疑う)。  経費はだいぶ下がった筈。また次回以降も効果が出る筈。いつも横付けするドでかいトラック2台分位と現地までの輸送費、保険他、動く人分は削減できたと思いたい。意見は有ると思うが、考えた事の結果を評価をしたい気持ち。装置が十分にあるけど、チケットがあと3,000円高くなってたら、って十分あり得る。またダンサーを あんなに集めて、演目負けより、4組でこんな舞台を作る企画・発想力(実は結果「逆転の発想」だったかもしれない)。  予測と利益結果の間で動くのですから、魅せたいが為に考えるか、招聘する為に決めるか  ・・なのでしょうか。排除し、集め、考えた結果の金額設定はとてもファンにとっては嬉しいし、つい私のように全部見ちゃう人もいると思う。もちろん「バレエ・フェス」も併せて観てる方が多いと思いますが、そこまでの余裕が私には無いし、現時点ではどうでもいいし。
無理せずに身の丈で楽しめる事ができれば幸せなのです。

あまり面白く無い話になりましたが、あれから何日かして、残像現象・今後で期待なんかしてることを下にまとめた

「ゼンツァーノの花祭り」のサラファーノフの巧さ炸裂してた。ほんとうにもう観れないの?
        って今度マカロワ版・バヤデールだよね
        でも彼はやっぱりノーブルだし、マリインスキーって看板が似合う・・・  今頃だけどアガキまくってみたい気持ち
「シンデレラ」のエフゲーニヤの自然な演技  完全に自分の役にしてる
        本人好きっていってますが、ジュリエットなのかも、いつか知りたい
        今回クラシック・チュチュで良かった。ミハイロスキーと1月ドンキってチラシに出てますが・・・こんどは赤だ
「ジュエルズ」のロパートキナのエレガンス
        「至宝」以外の言葉が見当たらない。何をしててもエレガントなのか興味がある、ってやっぱり人間力。
        脇に徹した感のある今回。でもまだ早すぎ。至高の時期、この数年が勿体ないと思う1ファン
        退職年齢はさておき、今回の役回りは10年後でもみんな納得しますから
「黄昏のヴェニス」のメルクリーエフ、ルンキナの熱情
        人気薄のインパクト薄。忘れられそうな演目で、今後の再演なし?
        って感じですが、忘れたくないのでDVD作ってい欲しい  でないと、忘れる
「プルースト」のパ・ド・ドゥの時のルンキナの強さ
        アルベチヌとプルーストの異質な愛憎世界と、間、オフバランスの素晴らしさ
        エレオノーラが極上と思っていましたが、すっかり生舞台のルンキナ
「タンゴ」でのセルゲーエフの衣装と帽子  (あまりのインパクト)
        同じくテリョーシキナが履いてた12cmはあろう思われる、黒とゴールドラインのピンヒール
        同じく楽曲  奏でられた楽器の色彩の素晴らしさ  録音はよろしくは無いが楽曲は気持ち良かった
        これ以外では、テリョーシキナのエロ・・意外と脱いで無いけど凄いの
「パリの炎」・「パ・ド・ドゥ」の2人  これから先に興味深々
        「パ・ド・ドゥ」的な広がりなのかな?  あの方向のキャラ
        エレガントを身に纏う姿を想像したくなる2人
        「2人のガラ」を作って欲しい  がんばって行くから
            (こんなもんじゃ無いんでしょ・・本当はって時期にね、早すぎはだめよ、ケガには気をつけて鍛えてね)
ニクーリナの次の全幕「ライモンダ」・相手は未定  忘れたらゴメンなさい
        わたしてきには、「スパルタクス」より、これ
グランフェッテを完璧までに魅せたくれたのは、テリョーシキナとオーシポワ
        2回転を規則的に入れて、イメージを具現化してしまった完璧な美しいフェッテをありがとう
        ニクーリナも良かった。彼女以外ですが、1人で頑張れるタイプ
極みは「黒鳥と王子のパ・ド・ドゥ」のティリョーシキナ、サラファーノフの世界感  参ったのはオケ。
        当然と言えばこの2人しか無い。「瀕死の」が無かったのも忘れそうな位
悲惨なオケと録音技術  ⇒  経費もう少しだけお願いします  これはプラスになっても許したい部分ですから

それとJAの企画部門及び関係者(そんな大きくない組織だったら個人)
        ⇒  感謝したい気分♪  ⇒  チケは買ってるよ・・だけどなにかしたい


纏めることがへたな私が書きたかったことは、この企画をしてくれた感謝でございます
世界の点在する素晴らしい芸術を、この東京で・・世界を縮めてくれる企画・・ そこに感謝です
勘違いしやすい事が多いけど、反省し次へ進む努力とチームワーク。これからもがんばってほしいです。(だめだったらすぐまた言うけどね!)

 

今回は2007年以上に賛辞を御贈り致します


今週は少し疲れているので、今日は1日眠ることにします。少し体調も整えたいし。

来週、
「ペンギン」の代わりに向かうコンサートは、五嶋みどりさんのコンサートです。
京都、金沢で1回ずつの公演なのです。
昨日10/29に久しぶりに来日したようですね

五嶋みどりさんのチャイコンは、今度いつ聞けるか分からないもの。
聞けるうちにって思いまして・・


10/30 発表でした

先日JAの「ショパンコンクール・ガラコンサート」のチケット発売がありましたが、やっとのこと出演者のアナウンスがありました。


出演は5人も来てくれます

  1. ユリアンナ・アヴデーエワ (第1位 ロシア) Yulianna Avdeeva
  2. ルーカス・ゲニューシャス (第2位 ロシア/リトアニア) Lukas Geniušas
  3. インゴルフ・ヴンダー (第2位 オーストリア) Ingolf Wunder
  4. ダニール・トリフォノフ (第3位 ロシア) Daniil Trifonov
  5. フランソワ・デュモン (第5位 フランス) François Dumont
それと本番と同じ、オケ・指揮者、うれしいが、オーチャードか!

です。まず1位であるアヴデーエワが協奏曲1番なのは予想しますが、マズルカは誰が何なのかとても気になります。幻想はヴンダーでしょう。他、ソナタはやはり2番がアヴデーエワ、1番、3番がヴンダーってことろでしょうか。また、バラードは誰でしょうか?1番を誰が弾くかな? とても1月がたのしみとなりますね♪

詳細はこちらから

出場者(上記URLから)

ユリアンナ・アヴデーエワ (第1位 ロシア) Yulianna Avdeeva

1985年7月3日モスクワ(ロシア)生まれ。
1990年グネーシン音楽学校でエレーナ・イヴァノワの元でピアノを学び始めた。同アカデミーでウラディーミル・トロップ教授の元で、また同時にチューリッヒ音楽演劇大学でコンスタンチン・シェバコフの元で学んでいる。06年ジュネーブ国際コンクールで優勝したほか多数のコンクールで優秀の成績を収めている。彼女はモスクワの主要ホールや、世界中で演奏活動を行っているほか、CDの録音や、ロシアのTVやラジオで収録を行っている。
ルーカス・ゲニューシャス (第2位 ロシア/リトアニア) Lukas Geniušas
1990年7月1日モスクワ(ロシア)生まれ。
モスクワ音楽院でヴェラ・ゴルノスタエヴァに師事。モスクワで行われたショパンコンクールなどで優秀な成績を収めている。07年にはスコットランド国際ピアノ・コンクールで2位に入賞。ソリストとしてバロックから現代音楽まで広いレパートリーを誇るほか、室内楽の分野でも活躍している。


インゴルフ・ヴンダー (第2位 オーストリア) Ingolf Wunder

1985年9月8日クランゲンフルト(オーストリア)生まれ。ウィーン音楽芸術大学を卒業、近年はアダム・ハラシエヴィッチに師事している。これまでにオーストリア、スペイン、アルゼンチン、ポーランドなどで演奏している。
2006年にはポズナン大学のコンサートホールでアグニエスカ・ドゥッチマール指揮アマデウス室内オーケストラとショパンのピアノ協奏曲第1番を競演している。
これまでに、ベルリンのコンツェルトハウス、ウィーン楽友協会、チューリッヒのトーン・ハレなどにも登場している。


ダニール・トリフォノフ (第3位 ロシア) Daniil Trifonov

1991年3月5日ノヴゴロド(ロシア)生まれ。
モスクワのグネーシン音楽院、クリーヴランド音楽院でピアノと作曲を学ぶ。これまでに2006年に北京で行われたロシア国際ショパンコンクールで3位入賞、2008年にはサン・マリノ国際ピアノ・コンクールで第1位、モスクワで行われたスクリャービン国際コンクールで第5位など、数々のコンクールで優秀な成績を収めている。2009年にはカーネギーホールを含む北米、イタリア、ロシア、中国、イスラエルなどを演奏。様々なテレビ、ラジオの収録を行っている。


フランソワ・デュモン (第5位 フランス) François Dumont

1985年10月19日リヨン(フランス)生まれ。
パリの国立高等音楽院でブルーノ・リグットに師事。07年のエリザベート国際コンクールなどで優秀な成績を収めたほか09年の浜松国際ピアノ・コンクールで4位に入賞。ヨーロッパ、アメリカで演奏活動を行っている。彼のCDはフランスでディアパソン・ドールに輝いている。


2010年10月29日金曜日

10/29 たいへんでしらなかったこと

タイトル通りです
寺島姉妹のサイトがクロージングしております
10/10でした、ショックでしたね

先日有名人のアメーバブログを紹介しましたが、
ひろみさんの情報はこちらで見ることができますので
一応安心かもしれませんが、実はttのサイトって、
メールを送ることができましたが、今回はなしになったのね

とてもさみしいです
公演のたびにお疲れ様メールをお送りすることが楽しみの1つでした

またもしそんなことが出来ましたらうれしいですね♪

覚書:
http://ameblo.jp/terashimahiromi/

でも、昨日もまゆみさんが元気で舞台におられました

ず~っと ず~っと大好きでーす♪

10/29 合同ガラ公演 +α

昨夜【ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ】合同ガラ公演が終了
詳細;http://ja-ballet.seesaa.net/ からです 
この写真はジャパン・アーツの所有となります

ついにまたこの写真です。

女性ダンサーたちのファッション・チェックはTwitterから!
http://twitter.com/ja_ballet

って記事で早速みてみました。
あるいろいろ。

みなさん大変おしゃれですが、オーシポアはやはり思ったとおりの、人です。なんか嬉しい♪

10/28 ペンギン・カフェ トリプルビル


昨日迄のロシア~ンなグレーティストフェスから一転、
新国立劇場バレエ。今日は初台ですね。

今日とあと1日、小野さん、山本さんの日も見る予定でしたが、あいにくと、特別なコンサートがありまして、気になって気になってそちらを選択する事といたしました。
また今後書く事と致しますが、そんな訳で、このトリプルビルは、ただ1回だけの鑑賞となります。なんか、やっぱりビントレーサプライズに未だついて行けていない感じ?

  このオープニングはすごく楽しみでしたし、今までのM監督の古典主義からの脱却とレパートリーの広がりを期待しております。いろんな楽しみを味わい尽くして欲しいですね、特に才能があるダンサー達には・・・♪

以前確か、バーミンガムではエリーシャが怪我で、イアンの相手役に急遽佐久間さんの代役で「美女と野獣」を観た気がします。今回その思いもあり、本日のチケットを取った気がします(なぜこの日取ったのか、ほんとはよく覚えてません)



火の鳥
振付:M.フォーキン Choreography:Mikhail Fokine
音楽:I. ストラヴィンスキー Music:Igor Stravinsky
      火の鳥          エリーシャ・ウィリス(バーミンガム・ロイヤルバレエ団プリンシパル)
      イワン王子      イアン・マッケイ    (バーミンガム・ロイヤルバレエ団プリンシパル)
      王女ツァレヴナ  湯川麻美子
      魔王カスチェイ  冨川祐樹

シンフォニーイン C
振付:G.バランシン Choreography:George Balanchine
音楽:ビゼー Music:Georges Bizet
      第1楽章  米沢  唯  菅野英男
      第2楽章  川村真樹  貝川鐵夫
      第3楽章  厚木三杏  輪島拓也
      第4楽章  丸尾孝子  古川和則

ペンギン・カフェ
振付:D.ビントレー Choreography:David Bintley
音楽:S.ジェフス Music:Simon Jeffes
      ペンギン    井倉真未
      ユタのオオツノヒツジ    遠藤睦子、江本拓
      テキサスのカンガルーネズミ    福田圭吾
      豚鼻スカンクにつくノミ    西山裕子
      ケープヤマシマウマ    古川和則
      ブラジルのウーリーモンキー    吉本泰久
      熱帯雨林の家族    小野絢子、山本隆之


何を書こうか考え込んでしまうが。なかなか進まない、珍しいです。
一応ざっとしたストーリーを書いてみる事にしました。

火の鳥
舞台装置は、ごく単純。
王女が暮らす部屋への段差も無いし、岩の大きさも小ぶり。
そんな廊下だけなら、2つも入口いらないって突っ込みたくなる。がここはまだ押さえて・・・
真ん中に、いっぱいに実をつけた木。実がゴールドだ。珍しい。
長い、陰気な楽曲が始まります。相変わらず幕が開くまで長い。
やっと開いた。 さあ、期待の火の鳥が登場です。
意外と地味? エリーシャはあまり上へ向かってではなく、意外と音な(し)く下手へ
あっ・・。 イワン王子は火の鳥を探し、そうか、金の実があるここって判るわな♪
隠れて、タイミングを待ちます。これは約束。(王子の衣装、まるでディズニー的? でもあの帽子は許せないかも)
捕まえた。っていうか、意外にこの王子強引。つかむ手が強い。でもいい。 この展開面白い。
逃げ出したい気持ちを、ここは火の鳥の表現の見せ場。
う・・ま・・・い・・ががも~♪
判らない。

でも技術はしっかりしてる。ピケターンもそんなにぶれないしゲストに見えてくる。
でもシーズンゲストになるのかな? 自身のカンパニーにあるから、無理でしょうね。ボリショイと違って人数少なそうだし。 まっそれはいい。
って具合で。13人の女性たちから王女を見つける。王子と、意外な相性を魅せる湯川さん・・さずが姉御(言いすぎました)。ここは美しい場面。しばし酔いしれたい。
もうカスチェイの登場。夜のひと時。王子も危ないが、羽・・そう、あの時のもの。
思いだしたが、羽を渡すタイミングは好きでした。一瞬止まったかのような演出。素敵でしたよ♪
とたんに最強の王子・イワン、もうこっちのものって感じに、ここでもイアンは良い。意外といけてるし、やはりゲストに見えてきた。
卵、ですか? 割っちゃった。
みんな、幸せに暮らせそうで良かったです。


シンフォニーイン C
無いので割愛

ペンギン・カフェ
ペンギンが踊る踊る。かぶりものが妙にリアル。でも過ぎたるは・・って事?
装置はなんて事無く、象徴的な部分幕と、ライティング。そのほか椅子等小物類のみ。
この手の感じ多くなりましたね。費用含め合理的なのでしょうから、気にしない事に!
ここ大事: 出演は以下です
ペンギン
    この作品の象徴。 なんでも準備できるカフェの主人
ユタのオオツノヒツジ 
    タキシードに身を包んだマイレン(タキシードもかっこいい❤)と踊りまくる大頭のかぶりもののヒツジ
テキサスのカンガルーネズミ
    元気なネズミ。生きる象徴で元気のキャラ
豚鼻スカンクにつくノミ
    はねはねのノミ。西山さんって思ってたから可愛く見えてしまった
ケープヤマシマウマ
    誇り高きシマウマ。でもかっこ良いし
ブラジルのウーリーモンキー 
    判んない
熱帯雨林の家族
    少年2人と山本さん・・に見えたが、実は小野さんと小さい子供。
    少しヤバかったです、小野さん完全にシースルー。

別に観れば理解できそうだし、説明する意味を感じませんが、
テーマごとに相当な物語を含んでるかもしれませんが、私には理解不能
でもキャラ、楽曲の相性は、アラジンと被るけど、巧いですね♪
実はキャラの巧い人、ステップを踊ってるだけの人、面白いです
カッコいい人は、かぶり物でも、変わらないって感じです

なんか判らずじまいですみません。1回なので許して下さい♪




感じたことと、言いたい放題! 
<< 火の鳥 >> 初見の作品。やっとのこと、この演目に会う事が出来ました。それも新国立劇場バレエで。他意はありませんが、ほんとうはもっと濃い内容で会いたかった思いなのです。 「フォーキン・プロ」マリインスキーで期待したですが叶いませんでした・・からね。でもこのバレエ団が大好きなのですが、少し健康的に薄味として納得して観るつもり。
エリーシャとイアンこの舞台、初回にすると良く出来たのではないかと思います。遠慮に見えるのか、わかりません。でも、結構さらっとしてて見どころで有る筈の、冒頭のイワンのしつこさに負けた火の鳥が羽を渡す迄、カスチェイの魂を投げつけるところに至るまでも、あっさり系。あっ
終わっちゃった。でも「美女と野獣」佐久間さんで良かったかも知れないと思う自分もいる。

<< シンフォニーイン C >>
残念。川村さんを除いてプリンしパルたちが本当に美しくない。少なくともオーラを纏って頂きたいね
新国立劇場の優位な部分が際立っていない。
キャスティングが悪いし、チームワークになって無い。

ここから
ストーリーの無い演目。ハ長調のシンフォニーそれぞれの楽章にバランシンが女性の、バレエの為に創作した造形美、それにダンサー個人の美意識がこの作品の隠し味。アグレッシブな程に美しさを魅せても許される。 実は私的に何故バランシンがこの交響曲を選んだかは本当のところ分かりません。ジュエルズ等は意味も含め本当に良く考えられているし、小品・セレナーデたちもとても美しいのですが、以外にもビゼーは交響曲をほとんど作曲しておらず、ましてこの楽曲間の繋がりは実はあまり良いと理解でないでいます。使っている楽器とこの演目が結び付かないでいます。 

でも演目として観ると美しいし、極地ですね ・・ 感動しちゃう。 とっても不思議な振付。
    第1楽章 Allegro vivo / ハ長調:ソナタ形式
    第2楽章 Adagio / イ短調
    第3楽章 Schetzo / ト長調
    第4楽章 Finale / ハ長調:ソナタ形式
になるので、やはり見せ場的には長調で壮大に盛り上がり、聞かせて頂ける第1と第4ですね。ふつうは・・・。 ・・結果的ですが、米沢さん、丸尾さんにはこの究極の美意識は向いていない。また完全に役不足であったとい思うし、みてて可愛そうな位に感じてしまう。なぜって周りが美しいから、巧いから・・。単純にそれだけ。体形もある。バランシン作品であのプリンシパルを持ってくるなんて、考えられない。でもそう言いつつ川村さんもアラベスクで軸足が折れるし、どうなちゃったの?
第2楽章は少し川村さんに助けられ持ち直しているが、照明も暗い。(厚木さん 輪島さんは書く気も起らないし) そんな事言いつつ、でもでも終楽章では、気持ちが盛り上がる。プリンシパルを観ているのでは無い。そうあの独特なリズムとフォーメーションがとてつもなく気持ち良い作品で有る事は確かだし。新国立ダンサー・・何故かな、久しぶりに観たのですが、なんかおかしいかも・・・。

ここで気がついたのですが、技術的要素も何か変。
照明はセレナーデ等と比較できない位に、悪い。って言うか第3楽章までずっーと暗いし。
なにかあったの?
もう新国立バレエ団の雰囲気も無いし、仲たがいして、解散?
心配になります。スタッフもあっち向いている?
だって開始時間になっても、まま・・照明いじってるし、こんな事、
チームワークの中で無かったよ


<< ペンギン・カフェ >>初見の作品。ほんとうに稚拙なのですが、ビントレーは2008年1月来日で名前を覚え、こんな振付家がいるって事だ・・って。そこから新国立劇場の為に新作「アラジン」を制作した。そこで初めて記憶に入ってきた。でもこの演目私は好きではなかったし、今シーズンもこれを観る予定は無いのです。彼の作品は余り観る機会が今まで無くて、今日の舞台を迎えました。
面白いとしても今日は残念だった。ずっ~と。
やっぱり、アラジン的な学芸会的な演目だった。期待して損した気分。地球環境の事、絶滅危惧種、コメディータッチの辛辣さ。言いたい事がとてもじゃないけど稚拙。

これ程とは思っても観なかった。『美女と野獣』のビントレーと比較しちゃいけないの? 隣の芝的な話じゃ無く、大好きな新国立の舞台にも、合った作品を出して欲しいと思います。


ペンギンの井倉さん、頑張っていましたね。好き♪
ケープヤマシマウマ の 古川さん、ブラボーしちゃいました♪
物語はあっても無くても観れば理解出来ます。ダンサーたちは楽しんだのでしょうか?それだけが気にかかります。選べないんだもの。


これだけは中劇場での作品ですし順番が違いすぎる。
本当はこうじゃないのですか?
     i   ペンギンカフェ
     ii  火の鳥
     iii シンフォニーインC です
このバレエ団は、ほんとうに綺麗で、素敵なのですよ♪
あなたがこの主役ではなく、ダンサーを美しく、素敵に魅せる事を考えて下さいね




↓ ペンギンカフェが素晴らしい(ブラヴォ~)と思う人はリアクションをクリックしてください

2010年10月28日木曜日

10/27 第4回目 ボリショイ・マリインスキー ガラ公演

 いよいよ最終日になりましたね。Bプログラムです。本日も東京文化会館への出勤状態でした
 JAさんのサイトに残券情報等も掲載されております・・・が以外でした!

           10月27日(水) <Bプログラム>
           残券:S席○ A席○ B席△ C席△

           本日27日は公演最終日、歴史に残るような競演が繰り広げられる東京文化会館に、ぜひ、足を運んでください!
            って、確かに語り継ぐってものあるかかもね、人其々だけど

  私的にも今回の公演が成功して、やっぱり次に繋げて欲しいし、パンフレットの中にも記載されておりましたが、「シーズン真っ只中なので男女4組は少し寂しい・・」って言う意味の事をライターさん(赤尾雄人さん)は書いておられましたが、いやいや全然違うし! 選りすぐりのキャスティングで有ること・・とても満足しております。 もちろん欲を言い出せば、切りが無いのですが(100人いれば100通りのキャスティングが必要ですし)、4時間弱の長丁場を観てて、満足度なんて言葉は陳腐、舞台をとにかく楽しめました。 巧さゆえに笑えるし、度肝を抜く技にハラハラするし、締め付けられる位に美しいし。もちろん思いもあります、言いたいこともあります。でもこの舞台でダンサーが踊ってる姿を観れば、初心に戻り・・批評なんておいといて、楽しむ事を貪っていたいですね♪  くらいに、今回のダンサーたちは一流なのですから(また超一流の人もいるし・・・)

本題ですね
今回のA、Bのプログラムはそれぞれは、バランス取れてて概ね満足でしたし、舞台最高に楽しみました。ダンサー、関係者のみなさまには、ほんとうに感謝しております。ありがとう まずはJAさん♪

でもやはりこれは言っとかなきゃね!
オケが駄目でした
先に言っちゃうけど、楽日おおとりの黒鳥、テリョーシキナとサラファーノフはあり得ない位の完璧な息で、魅せてくれたのに、オケ(ホルン)がパ・ド・ドゥの最後で外してどうするの、それとソロヴァイオリンのテンポ悪すぎるす、こんなに可愛そうな舞台ってあり? 昨日のダイヤモンドもそう。呆れて失笑してしまう。 言っちゃ悪いけどプロでしょ。アマのオケでももっと良い音知っています。終わってからオケピを覗きましたが、ただ笑ってるし、ダンサーは一応敬意を払うけど、今日はそうしないで欲しかった・・ってのが本心。管は音を鳴らして下さい。ソロを弾きのであれば、無茶苦茶にしないで・・。お願いです

さて
前回第2回目で書いた、「怒涛の第3部」はやはりきつい。最後と言うこともあり、一層の気合で観てた為、前回よりもピンク色がおおいです

【Bプログラム】
     《フローラの目覚め》よりパ・ド・カトル     (振付:プティパ / レガート / ブルラーカ、音楽:ドリゴ)
          エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ディアナ) /
          アリーナ・ソーモワ(オーロラ) /
          ナターリヤ・オーシポワ(ヘーベ) /
          スヴェトラーナ・ルンキナ(フローラ)
     《ライモンダ》よりパ・ド・ドゥ (振付:プティパ / グリゴローヴィチ、音楽:グラズノーフ)
          アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン
     《タンゴ》 (振付:ミロシニチェンコ、音楽:ピアソラ)
          ヴィクトリア・テリョーシキナ / アレクサンドル・セルゲーエフ
     《Fragments of a Biography》より (振付:V・ワシーリエフ、音楽:アルゼンチンの作曲家による)
          ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ
     《ロミオとジュリエット》よりパ・ド・ドゥ  (振付:ラヴロフスキー、音楽:プロコフィエフ)
          アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ
ー 休憩 ー

     《ゼンツァーノの花祭り》よりパ・ド・ドゥ (振付:ブルノンヴィル、音楽:ヘルステッド)
          エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / レオニード・サラファーノフ
     《パ・ド・ドゥ》( 振付:ヤコブソン、音楽:ロッシーニ)
          ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ
     《パピヨン》よりパ・ド・ドゥ      (振付:M・タリオーニ / ラコット、音楽:オッフェンバック)
          アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ
     《グラン・パ・クラシック》(振付:グゾフスキー、音楽:オーベール)
          スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ
     《ロシアの踊り》  (振付:ゴールスキー / ゴレイゾフスキー、音楽:チャイコフスキー)
          ウリヤーナ・ロパートキナ
     《海賊》よりパ・ド・ドゥ (振付:チェクルィギン / チャブキアーニ、音楽:ドリゴ)
          アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン
ー 休憩 ー

     《パリの炎》よりパ・ド・ドゥ (振付:ワイノーネン / ラトマンスキー、音楽:アサーフィエフ)
          ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ
     《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ (振付:プティパ、音楽:アダン)
          エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ
     《プルースト~失われた時を求めて》より 囚われの女  (振付:プティ、音楽:サン=サーンス)
          スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ
     《ファニー・パ・ド・ドゥ(ザ・グラン・パ・ド・ドゥ)》 (振付:シュプック、音楽:ロッシーニ)
          ウリヤーナ・ロパートキナ / イーゴリ・コールプ
     《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ  (振付:プティパ / ゴールスキー、音楽:ミンクス)
          ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ
     《白鳥の湖》より黒鳥のパ・ド・ドゥ  (振付:プティパ、音楽:チャイコフスキー)
          ヴィクトリア・テリョーシキナ / レオニード・サラファーノフ

  あっ 一応気になった人リストアップしようと思いましたが、ほぼ全員になるので、無駄って事が判りました。メルクーリエフが本当に良かったです、また愛しちゃいました。サプライズはサラファーノフが変わってた事。ヴォルチコフの発見(わたしあまり知りませんでしたので)も。 テリョーシキナの黒鳥は見事っていうか、安定感はいまやマリインスキー一番かもって感じもする。どれも個性がこの上無く素晴らしい。ルンキナ(今日は息切れ?)はやはり好きでした。一生懸命なクールビューティが一瞬微笑む瞬間、やっぱり愛してしまいました。 この先観ていたい、全く足音を立てない技術を持ったオーシポワ。ワシーリエフとのペアに期待。 完璧に磨きをかけて今回も来日して頂けた、宝石たち・ロパートキナ、ついでにやっぱりコールプ。本当にドラマティックなエフゲーニヤとセルゲーエフのペア。ニクーリナの美しさはすっかり覚えちゃったし、ボリショイは次ライモンダ(スパルタクスも入ってるし)持ってくるし、大成功? 全幕で日本デビューでしょうね。
最後例年通りJAさんお気に入りのフィナーレのテープまみれ。あれれ今年ははしゃぐ人がいない・・ってただサラファーノフがおとなしいだけか。こんなに美しいサラファーノフを観れて幸運です(これが言いたい) 2007年まで思いだしちゃった

それにしても、今回合計で12時間のバレエ鑑賞でした。贅沢してしましました♪
今度、頭の整理が出来たら再度書きます。それとJAさんのサイトも奇麗な写真アップされるはずですし、たのしみに余韻を楽しむ事と致します



↓ 今回:オケがダメって思った人,アクションをクリックしてください

2010年10月27日水曜日

10/26 第3回目 ボリショイ・マリインスキー ガラ公演

本日3回目でございます。上野の東京文化会館に向かいました
ガラ公演もいよいよ明日1日残すのみとなりましたね。殆どこの時期から12月迄は年中行事的な忙しさとなりますが、挫けず、頑張ります。今年の公演は現在12/24迄の予定です。新国立劇場が意外と早い時期に終了するので、って言うかクリスマス公演も有りませんので、今年は、バレエの数が少ない!
これはとてもさみしい事です。改めて思う事 ・・・ このガラ公演を観てやはり、バレエが一番だな・・なんてつくづく感じております

本日はAプログラムです
昨日掲載した、順序、キャスティングの変更はありませんでした
ほんと、ダンサーのみなさま、無事で何よりですね♪
(明日は日本での最後の1日です。楽しんで・・楽しませて下さいね)

その前に
JAさんのバレエ・ブログは、いつもの通り写真の山です
素敵でとても愛らしいダンサーたちの、スナップがたくさんありますが、その中でわたしは・・
2日目の お気に入りショット: http://ja-ballet.up.seesaa.net/image/DSC_0279.JPG


本題ですが
先日書きました通り、ルンキナですが、《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ 、《黄昏のヴェニス》 とても素晴らしい出来でした。今日のジゼルの素晴らしい事、一瞬で引き込んでいってしまいました。空気感が、そう本当に空気の摩擦が邪魔って言いたげな位の、スピードとたおやかさ・・相反する事を難なくこの本当に美しいパ・ド・ドゥの中で2人は実現してくれました。それにしてもジゼルのこの場面は美しいな♪
サポートしているアレクサンドル・ヴォルチコフも見事です。
ソロのヴァリがどうとかって言うより、この空気を見事に作り上げた事、本当に感謝。
壊さないのが第1、第2は相乗です。第2までは望みませんが、美しい2人のジゼルは涙もの♪
久しぶりに美しいジゼルを観ました。でもこれ全幕で観てみたい衝動に駆られますね

それと、意外と人気も無い《黄昏のヴェニス》です。これって最後の最後、オレンジ色の中で、これ以上無いダンサー体形のルンキナが影絵になる演出の美しさって、またメルクーリエフの下手姿が、悲しくて、本当にこの演目好きになりました。でも人気無いんだよね
でも良いの、私が好きだから・・

《ジュエルズ》より〈ダイヤモンド〉のパ・ド・ドゥは、本日も素晴らしい。細かい事は置いておいても、やはりロパートキナが踊るダイヤモンドは、別格です。とにかく美しいし気品があって・・ほんとうに良いものを魅せて頂いている。それはそうと、今回気がついたのですが、ロパートキナのダイヤモンドの衣装は、少しベージュ+グレーが混ざった色に、イエローとクリアの飾りですね。凄く薄い素材なのにとても美しいですね。この衣装で登場するロパートキナは、フィナーレで女性ダンサー全員が登場した所(壮観です)で、後ろ上からゴールド等ラメ系の紙吹雪となりますが、見事にロパートキナを輝かせている結果となっています(そう感じてしまいます)♪
これは、Bプログラムでは観れません。

それと全幕観てみたいもう1つは、エフゲーニヤの《シンデレラ》でしょうね。昨日はあまり良い事を書きませんでしたが、そう、この演目はすっかり彼女は自身のものにしていますよね。今回持ってきた中では・・。多分わたしなど、知らないところで素晴らしいパフォーマンスを発揮してるから今のポジションがあると思います。このラトマンスキーの振付は本当に彼女に合っている気がするし、表情を無理に作って無いところが好き。

実は今日感じたのは、タイヤモンド、ジゼル、黄昏のヴェニスの3演目のみという気がしたが、これだけは書いておきたい。

ナターリヤ・オーシポワとイワン・ワシーリエフです。

この2人、本日の第1回目の登場は、《海賊》でした。会場はアリのヴァリエーションの技に喝采だったのですが、わたくしは最初の2人のパ・ド・ドゥかあまりにも見事という気持ちでした。(こんな完璧さを観た事が無い)演技がどうって言うより、とにかくひとつひとつが意外ですが丁寧なのです。リフトでは、一回も持ち直す事無く、ポジションをずらす事無く、ワシーリエフはオーシポワの支える支点を一発で決めている。観ていてこれ程安心するペアは、皆無であるし、前にも書きましたが。今後どの様な運命をたどるのかとても興味があります。観客は今を観て次を期待します。もっともっと・・って。応えるべく今日もワシーリエフは新しい技を見せてくれていましたが、決してデパートであってはいけないし、これ(どれかは判りませんが)を機に、ここまで上り詰めた2人ですから、2人で行くべき方向をしっかりと持ってほしい気がします。良い、ほんとうにベストなペアなのですから。

別枠とって・・って言われると《タランテラ》です
もう最高です。これは面白い。バレエの醍醐味♪
お笑いは・・って言うと、《愛の伝説》です。
いや物語はシリアスなのですが、コルプの衣装が駄目なのです。
今日も笑いが出そうになり、観ている事が出来なくなります。って失礼な!

良くも悪くも、テリョーシキナ が入っちゃった

2010年10月25日月曜日

10/25 第705回定期演奏会 Bシリーズ

本日バレエは中休み、サントリーホールでコンサートです
エルガー、チェロ・コンチェルトは、CDでもジャクリーヌ・デュ・プレのものを散々聴いてました。
何を聴いても、あの感性に達するものが少なく、やはり刷り込まれた記憶は時に嫌気がさします
本日は出来る限り、リセットして聴く事が出来ればって思いますね♪

それと今日はホールでもベストな場所で音に包まれました
このホールにこんな場所があるなんて、知らなかった
いつもは、壁からの反射音を聴いてたのかな・・なんて思えるほど、楽器の直接音を聴いておりました
それが、このチェロ協奏曲です。なんと劇的なのでしょう・・(オイオイ!)

これは、映画『奇跡のシンフォニー』で母が演奏してた楽曲ですね
ケリー・ラッセル演じるライラが、協奏曲を、ルイスがロックを、走るオーガストは父と合わせたセッションを、母は才能に、音楽祭で3人の親子が対面する奇跡的なものがたり・・だったような
またフレディ・ハイモアが演じるエヴァンの超絶ギターテク他・・
とっても劇的で、素敵な効果を持って使用されている事が、とても嬉しかった事に、あの時感じました
(わりと、さらっとした出だし?だったかな)

出演者
   指揮:     ベルンハルト・クレー
   チェロ:   ボリス・アンドリアノフ

曲目
    エルガー:       チェロ協奏曲 ホ短調 作品85
    ブルックナー:  交響曲第4番 変ホ長調「ロマンティック」

http://www.tmso.or.jp/j/concert_ticket/detail/index.php?id=3348


本題ですが、もちろんブルックナーです。唯一本人公認の副題のついた、「ロマンティック」
そもそも「ロマンティック」とは、今の意味からは少し逸脱する様です
現実の制限、限界を超える思想を「ロマンティック」と定義しております
(ロマン派とか、あちらの意味が強いらしいです)
とっても「ロマンティック」な曲調ではないって思いますが、聴けば聴くほど、
やはり「ロマンティック」ですね
7番、8番等の美しく涙を誘う小節の構築物って言うよりも、もっと構築的で論理的で、そうここでこれ、って感じがとても気に入っています。体じゅうに力が入りますね。特に第3楽章から、もうフィナーレ迄。第1楽章での弦の響きから最後らせんループに持っていく。どんどん限界を超えていく気持ちが感じられます。もう体も熱くなりますし、良い楽曲とオケは免疫機能増強ですね♪

東京都交響楽団は ベルンハルト・クレーの指揮が好きなのでしょうか
チェリストを尊敬し、楽団を尊敬していました
いいですね この感じ♪

本当にヴァイオリンのうたい方が気持ちよく、またチェロの音、色がとっても素敵でした
管もほぼ良い出来では無いでしょうか
大満足です。今日も・・


それはそうと、今日はみやこさんの「プロフェッショナル」がありましたね。
家に帰った時にちょうど録画中でしたので、後で観れるかな?
あすからまた、ボリショイ&マリインスキーで2日連続ですので、今日は無理かも

2010年10月24日日曜日

10/24 第2回目 ボリショイ・マリインスキー ガラ公演

本日2回目【Bプログラム】となります。(凄すぎる演目はピンクに変えております)

昨日のとっても素敵な写真が掲載されだしましたね
JAさん、いつも大変でしょうが、みんな楽しみにしております

合同ガラ公演、初日は満席、大成功![ボリショイ×マリインスキー合同バレエ]

上から6枚目? 意外に可愛い(オシポアはイメージ通りです)




【Bプログラム】
     《フローラの目覚め》よりパ・ド・カトル     (振付:プティパ / レガート / ブルラーカ、音楽:ドリゴ)
          エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ディアナ) /
          アリーナ・ソーモワ(オーロラ) /  
          ナターリヤ・オーシポワ(ヘーベ) /
          スヴェトラーナ・ルンキナ(フローラ)
     《ライモンダ》よりパ・ド・ドゥ (振付:プティパ / グリゴローヴィチ、音楽:グラズノーフ)
          アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン
     《タンゴ》 (振付:ミロシニチェンコ、音楽:ピアソラ)
          ヴィクトリア・テリョーシキナ / アレクサンドル・セルゲーエフ
     《Fragments of a Biography》より (振付:V・ワシーリエフ、音楽:アルゼンチンの作曲家による)
          ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ
     《ロミオとジュリエット》よりパ・ド・ドゥ  (振付:ラヴロフスキー、音楽:プロコフィエフ)
          アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ
ー 休憩 ー
     《ゼンツァーノの花祭り》よりパ・ド・ドゥ (振付:ブルノンヴィル、音楽:ヘルステッド)
          エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / レオニード・サラファーノフ
     《パ・ド・ドゥ》( 振付:ヤコブソン、音楽:ロッシーニ)
          ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ
     《パピヨン》よりパ・ド・ドゥ      (振付:M・タリオーニ / ラコット、音楽:オッフェンバック)
          アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ
     《グラン・パ・クラシック》(振付:グゾフスキー、音楽:オーベール)
          スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ
     《ロシアの踊り》  (振付:ゴールスキー / ゴレイゾフスキー、音楽:チャイコフスキー)
          ウリヤーナ・ロパートキナ
     《海賊》よりパ・ド・ドゥ (振付:チェクルィギン / チャブキアーニ、音楽:ドリゴ)
          アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン
ー 休憩 ー

     《パリの炎》よりパ・ド・ドゥ (振付:ワイノーネン / ラトマンスキー、音楽:アサーフィエフ)
          ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ
     《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ (振付:プティパ、音楽:アダン)
          エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ
     《プルースト~失われた時を求めて》より 囚われの女  (振付:プティ、音楽:サン=サーンス)
          スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ
     《ファニー・パ・ド・ドゥ(ザ・グラン・パ・ド・ドゥ)》 (振付:シュプック、音楽:ロッシーニ)
          ウリヤーナ・ロパートキナ / イーゴリ・コールプ
     《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ  (振付:プティパ / ゴールスキー、音楽:ミンクス)
          ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ
     《白鳥の湖》より黒鳥のパ・ド・ドゥ  (振付:プティパ、音楽:チャイコフスキー)
          ヴィクトリア・テリョーシキナ / レオニード・サラファーノフ


観て頂いて判るように怒涛の第3部でした。
ユーモラスで、お茶目で、シリアスな中に感情が流れ、超絶技巧の技のオンパレードです。
泣いて、笑って、キュンとして、この流れは凄いの一言です

まず、ポイントのみ書く事とします
第1部は本当に何も無く、ロミジュリは少し期待しましたが・・って感じです。
第2部《パ・ド・ドゥ》は、オーシポワ、ワシーリエフの為ではなく、6つのパ・ド・ドゥの中の1つ。
6つとは、ロッシーニ(今回)、ショパン、レハール、オネゲル、ブリテン、ドニゼッティの楽曲からの抜粋を振りつけた1つですが、そう・・とっても楽しい、先に書いたオーシポワ、ワシーリエフの為みたいに、彼らのキャラにぴったり合うし、オーシポワの表情がとってもキュート。とんでもなく楽しい選択でしたよ♪

結構マンネリになり易い、《グラン・パ・クラシック》ですが、今日のルンキナは切れ切れです
昨日も感動しましたが、ルンキナママ、やっぱり最近凄いですね♪ なにかふっ切った感じ。やっぱり長期間休んで戻る人って凄いです。良かったと思う部分は、気品が凄い。って今回のボリショイはポイントが高いです。これABプロ観ててそう感じてなりません。

ロパートキナは満を持して、《ロシアの踊り》  ですね。これは新国立劇場バレエの「白鳥の湖」で、ルースカヤって(湯川さんが得意のティベルティスマン)あるのですが、楽曲はそのものですね。チャイコの元の譜面には有ったそうです。今回切り出して、持ってきました。これは何も言いたくありませんが、やっぱりロパートキナ様

怒涛の第3部です。
よくここまで、チェックしました・・えらい!

5つについて書きます。
《パリの炎》よりパ・ド・ドゥ
は、技・技・技、表情、技、ヴァリエーションもパ・ド・ドゥも2人の技術レベルの見せ場、ここから初めて殆ど体も会場もホットにしてくれます。今日はとても会場が寒かったのでたすかります。世界でも最高の技術でしょうね、多分追従は出来ないと思いますし、いいもの観れた♪ その技術に溺れる事無く、これからもがんばってほしいですね!
でもこの後ジゼルでした。どうしてくれるの ・・この気持ちの高鳴りって思いました
《プルースト~失われた時を求めて》より 囚われの女
以前オペラ座の「プルースト」全篇を観ているので、一応予習していきました。ルンキナの体が強い。ヴォルチコフは一時期の、コズロフとキナ様のようにルンキナとの気持ちの応酬が激しく、激情の上の振付自体が胸を打つ。この2人は心が有りますね。逃げ出す女(アルベチヌ/ALBERTINE)は、男(PROUST)の制止で儚さの中、眠りに戻っていく。このパ・ド・ドゥは本当に美しいのもです。余計に入る事が出来たときの感動は格別なのです。
オペラ座では、エルヴェ&エレオノーラでした。エレオノーラの儚さは絶品のDVDです

《ファニー・パ・ド・ドゥ(ザ・グラン・パ・ド・ドゥ)》 は、いつもながらですね、楽しい。コールプは、少し変えてきた。見下げる感が良い。
《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥは、町の庶民的なカップルな為、技術等に行きがちなのだが、改めて、ステパネンコ とメルクーリエフは、本当のこの演目を最認識させて頂く事が出来た気がする。それは、やはり、夢と気品。3幕では今までの庶民バレエが、気品を持ち始めますね。もちろん森の場面でもそうですが、持っている事が必要で、気持ちが有る事が大切。メルクーリエフは完全なサポートを本当に愛おしい表情でキトリを見つめてた。一方ヴァリエーションでは気持ちが乗る。そう気持ちの中、技術でワシーリエフとの比較をしてると思う。でももう一つ一つの手の表情がもう、エスパーダを思わせるくらいに男前。大好き。本当にほんとうにブラヴォー♪ 
さていよいよとりです。
《白鳥の湖》より黒鳥のパ・ド・ドゥ
なのです。テリョーシキナは完璧な黒鳥。先ほどのメルクーリエフ同様、サラファーノフのサポートは美しい。大変なブラボーコールです

2日観てですが、先にも書きましたが、マリインスキーは若手過ぎてか、ボリショイが良すぎてかバランスが悪過ぎる。確かに観るには1つおき的な形になります。だって、交互だもの。あの美しい筈のマリインスキーの十八番の造形美が観れていない。正確には初日1番目の舞台でのロパートキナのシルエット越しのボールドブラに観た気がするが、それだけかも。(明るくなって感動した)
一方、気持ちがあるし、キュートで、シリアスな表現、技術的な強さを併せ持ったボリショイ。若いメンバーに気品がつけば、マリインスキーのアイデンティティが危ない。
次に続くスターが居ないね。人気に実力が付いて行かないのは本人が一番わかっている筈だから、やっぱり大好きなロシアバレエは今後も観ていきたい。

2010年10月23日土曜日

10/23 第1回目 ボリショイ・マリインスキー ガラ公演


 本日、久しぶりのバレエ公演。本当にほんとうに禁断症状全開。既にこのブログの主旨が違っている状態でもあり、鑑賞範囲が広がっている意味に於いて充実はしておりますが・・って感じです。でも逆にこの週は連続での鑑賞となり、いくらなんでもって感じです。その前に、本日朝、JAのサイトをチェックしたのですが、なんと「上演時間約 3時間40分 (休憩含む)」となっておりました。今回の合同ガラは、都合4回を予定しております為、かなりの長丁場がきになりますね・・こんなに長かったっけ・・って思いつつ、文化会館へ向かう事になります。

 まず〖ボリショイ×マリインスキー合同バレエ〗Aプロです (初見のプログラムはピンクにしております)
 第1部、愛の伝説はDVD等では、ピンポイントで見ることは有りましたが、今回は初見(嬉しいです)。また第2部はほとんどが、色つきになりました。もしかしたら忘れてる事もあるかもしれませんが。第3部はこれで良いのか・・なんて思いましたが、終わってみるとなかなか良い感じかもしれません。あまりその辺の感性が無いわたしの所感でございます♪


はじまりから 《パ・ド・カトル》
では、まずは度肝を抜かれしまたね♪ なんと、書いている事と目で見ることが、こんな状態になるなんて・・私、本当に理解してませんでした。エフゲーニヤ、アンナの若手?の2人にロパートキナ、ステパネンコが、この演目、素敵で無いはずも無く、でもイメージが出来ず、観ると感動もの・・こんな豪華な組み合わせでこの演目を観れるなんて凄すぎる。後は比較的今日は舞台の近くに居たので、良い光景でした。きらきらしてる。そう、スポットが当たる前から、シルエットでさえ、悪くい言うと不気味なくらいの圧倒感で支配されてました。
あまりにきつい、オープニングから
《眠れる森の美女》ですね。ソーモワは相変わらず嫌いでした。やっぱり変わらない音感と、ピルエットでの顔。ここでは、やはり楽曲のうつくしさと、サラファーノフでしょうね。ってあれれ今日のサラファーノフは、雰囲気が大人になりましたかね♪ なんとなくおちついちゃって・・
次は、 アクロバチックペアのオーシポワと/ワシーリエフ
《海賊》ワシーリエフの余裕の8回転と、ちょっと無理した8.7回転、空中技も凄い。でも彼の足、本当にアスリートですね。太過ぎです(美しくない)。ウエストが2本の足の付け根より、20cm以上(想像ですが)も細いってどうなのでしょう。 ところで、ブローシャには、今回面白い事をダンサーに聴いています。
好きな音楽は?
共演したいアーティストは?
挑戦したい演目は?
他の、質問を全員にしております。
もちろん、、互いに名指すこの2人。凄いですね。オーシポワはオネーギン、ワシーリエフはイワン雷帝を其々とということでした。さすがです♪
さて今日一番期待してた演目です
《愛の伝説》です。 テリョーシキナとコールプです。当然ですが、美しい。この2人のコンビネーションは完璧に観えるし、そうですね・・造形の美しさは郡を抜いて逸品です。スキルで言うと一番のコンビでしょうね。この演目のストーリ等全然しりませんが、一応読んで見ましたが、あまり理解を深めることが出来ておりませんので・・この辺で!
《ライモンダ》です。って思ってたら、《ジゼル》でした。
一応後でみてみたのですが、やはり張り紙が有りました。 わたしルンキナが大好きです。以前も書きましたが、やっぱり今回のジゼルも好きなのでした。透明って表現があい、演目によって変わるルンキナ。って言っても個性が通っており、理屈ではなく好きなダンサーなのです。 
ここまででも濃いし、簡単なガラ公演では、あと2演目程度付ければフィナーレを迎えれるくらいでしょうか。まだ1部が終わったばかりです。



20分の休憩と比較的プログラムが短い2部の開始です

《ナルシスへのレクイエム》 です。以前≪ナルシス≫って演目があったらしいです。これは、コレイゾフスキーがボリショイのウラジミール・ワシーリエフへの為に振りつけた演目。そのあとマラーホフなどが受け継いだ有名な演目ですが、これは元の≪ナルシス≫とは無関係です・・ってシクリャローフ談らしいですが、わたしには意味不明です。またこの演目は、「ドリアン・グレイの肖像」に近しいと言っている方が多い(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%89%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%81%AE%E8%82%96%E5%83%8F)らしいです。
でもこれ記憶にあまり残っておりません。でも彼が精悍に見えるのも確か。もしこの映画を観ている経緯があれば・・って思います。またナルシスを知ってればなんて思います。


《ライモンダ》です。

ステパネンコとヴォルチコフ、そうですねボリショイのライモンダ、ブリエンヌのマントがカッコ良すぎですね。ほんとうになんか久しぶり感が満載の為、いつもなら思わない事でも少し敏感になっちゃっているきがして。でもこの2人きれいです。
《別れ》 2人の為に振りつけられた演目
エフゲーニヤ、 アレクサンドル・セルゲーエフ 4分程度のものであるけれど、意味が不明です。わかりません。やはりこの演目をこなす2人では無い気がします。ジュリエットを観たいし彼女自身も大好きなのも確か。内容性は無機質なエロとでも言いましょうか。人間・有機的では無い振付が続きます。それぞれのヴァリエーションと、パ・ド・ドゥの構成。簡単ですが、最後がやけにエロっぽい。なりきりエフゲーニヤの本領発揮ですが、やはり私は好きになれなかった。


《タリスマン》よりパ・ド・ドゥ。 これ美しい演目ですね。ニクーリナとロブーヒンの若手コンビです。とってもかわいい。 2人とも今後に期待です。ところで急きょ参戦したニクーリナですが、彼女気にして観たのは初めてでした。でも・・でも意外って感じ。この演目では、あっソーモアタイプって思い、そう気にもしてなかったのですが、3部でのスパルタクスでは感じが違いました。 あと数回観るので少し観察します。 ・・ が多分好きって感じにはならないかもしれません。話変わりますが、エフゲーニヤにしても技術・実力よりスター街道を闊歩してて、あまり巧いとは思えないのに人気ですね。もちろん人気の稼業なので仕方ないけど、私の好みは人気とは少し違うかもしれません。 ← なにを言いたいかと言うと、「失礼を許して」って書いてます。

ああもう終わりだ


《タランテラ》 大好きなバランシン作品です。
とにかく2部の〆としてふさわしい。 楽しいこの2人でこの演目。コケティッシュで巧いから本当に笑う事が出来る私たち。会場は、サラファーノフの1つの合図で、手拍子が始まったり、終わったり。最高です。バレエを楽しめる瞬間です。もっといつも・・はしゃいでいたサラファーノフが、相手とのバランスを考え、テリョーシキナにとても相応しい相手役になっている。人間として尊敬できる気がしてくる。テリョーシキナに最後を任すのはありの瞬間です。



20分の休憩とやっとここまでって感じの3部の開始です

《黄昏のヴェニス》 振付はヴィスクベンコ、音楽:ニンファ、フレーム、ヘーフェルフィンガー、全く初見でしたが、ルンキナ、メルクーリエフのコンテンポラリー。 やっとのことメルクーリエフの登場です。 終わってみると・・いや~~思わず今日初めての”ブラボーコール”でした。 内容は良く覚えてませんが、男性ヴァリから始まり、カーテンが空き女性のヴァリとパ・ド・ドゥって所かな?(間違ってたらまた修正します) ルンキナの女性ヴァリエーションで思わず泣いてました。なにって全然自分でもわかりません。不思議なのです、この演目。頭じゃなくってルンキナ、メルクーリエフの体からこぼれてた思いの純粋さ ・・とでも、言っても良いでしょうか? とにかく無言のダンサーが雄弁に語る今日初めての演目です。
初見でも感じる気持ちの高鳴り
もちろん 《別れ》に感じたものとは対処的です
《チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ》 バランシン作品ですね。音楽がチャイコフスキー・・鉄壁です。
でもここでも、ソーモワ・クリャローフです。コメントは書きません。
《スパルタクス》よりデュエット グリゴローヴィチ版ですね
ニクーリナとロブーヒンの若手コンビ、先ほど書いたとおり全然雰囲気が違う。もしかしてって・・なんて・・そう思った瞬間でした。ロブーヒンは前回公演でも書いているので、ニクーリナの事。彼女はまだまだ鍛えて欲しい。そう背中が弱い気がする。 アラベスクの形が決まったり、決まらなかったり。首が奇麗じゃないから勿体ない。スタイルは神様に特別賞を授かった位に奇麗なのに、生かす為に鍛えて欲しい。
《シンデレラ》よりデュエット ですね。ラトマンスキー&プロコフィエフ
エフゲーニヤとアレクサンドル・セルゲーエフ、これは奇麗だった。シンデレラになりきる事。 そうこの手の演目でエフゲーニヤを観るととても幸せになれるし、すぐに魔法を会場全体にかけてくれる。不思議さんのエフゲーニヤはやはり持って生まれた天性なのでしょう。これからがとても楽しみですね。 彼女の美しさ、本当にそう感じるときは、考え込まないでも役を受け入れられた瞬間からとにかく自然に見えてくる。そう嬉しい時ってこうなの・・みたいに。このときの顔がきらきらしてて、夢の世界で生きている感じ。この瞬間がエフゲーニヤが好きと感じる時間です・・わたし。
《カルメン組曲》より    ビゼー / シチェドリンの楽曲です
メルクーリエフ2回名の登場。まってた。 メルクーリエフは色気がありますね。弱々しくもあり、タフさも持っている。ステパネンコとのカルメンですから、悪いわけが無いしどれだけ集中出来ているかだけでしょう。今日は普通でした。 もちろん高い次元ですが・・
《ジュエルズ》より〈ダイヤモンド〉のパ・ド・ドゥ
バランシン作品 第3幕「ダイヤモンド」 ロシアへのオマージュです。 
楽曲はチャイコフスキー 交響曲3番「ポーランド」から第5楽章他ですね
これ、一瞬で参りました。降参です。
言う事は、何もありません。 (以前観たときそんな感じしなたったし、わたしも成長した?)
ロパートキナ 2度目もやはり至宝でした。
いつも書きますが、何回生きている内に観れるか分かりませんが、考える事は間違いなしでしょうね♪ 
コールプとですが、端正さを引き出し、自身は完璧なフォルムで見せつけます。そうバランシンが考えた女性のためのバレエがウリヤーナで完成される瞬間でしょう。今日は他は何も要りませんし、必要性を感じません。ウリヤーナの女性ダンサー(職業人)としての意志がぎゅっと詰まった、セットです。
いつもであれば、この演目で「瀕死」とかって書きたくなりますよね♪ でも濃いです。やはりウリヤーナのダイヤモンドは世界でも一番でしょうね。今日観る事が出来た事、幸せでした♪
《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ  ゴールスキー版
互いにリスペクトしてる2人、オーシポワ&ワシーリエフの今日最後の仕事。みんなこれだけのメンバーが任せられる2人だけの事はある。もうみんな知っているし、ツボは分かってる。素晴らしい技術です。

今回は、ボリショイの技術、演技が目立ちますね。引き換えマリインスキーは少し演目に恵まれてない?
明日Bプロを再度観てみます。少し形勢逆転してたらっておもいつつ、意味無い事を考えています
本日のプログラムを張ります
上の所感のピンク色は、今日の素晴らしい演目。下は初見を示します。


【Aプログラム】 (ピンクは初見です)
    《パ・ド・カトル》( 振付:ドーリン、音楽:プーニ)
         エフゲーニヤ・オブラスツォーワ(ルシール・グラーン) /
         アンナ・ニクーリナ(カルロッタ・グリジ) /
         ガリーナ・ステパネンコ(ファニー・チェリート) /
         ウリヤーナ・ロパートキナ(マリー・タリオーニ)
    《眠れる森の美女》 第3幕のパ・ド・ドゥ     (振付:プティパ、音楽:チャイコフスキー)
         アリーナ・ソーモワ / レオニード・サラファーノフ
    《海賊》よりパ・ド・ドゥ     (振付:チェクルィギン / チャブキアーニ、音楽:ドリゴ)
         ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ
    《愛の伝説》よりモノローグとアダージョ (振付:グリゴローヴィチ、音楽:メーリコフ)
         ヴィクトリア・テリョーシキナ / イーゴリ・コールプ
    《ジゼル》よりパ・ド・ドゥ  (振付:ペロー / プティパ、音楽:アダン)
         スヴェトラーナ・ルンキナ / アレクサンドル・ヴォルチコフ
ー 休憩 ー

    《ナルシスへのレクイエム》 (振付:スメカーロフ、音楽:マンセル)
         ウラジーミル・シクリャローフ
    《ライモンダ》よりパ・ド・ドゥ   (振付:プティパ / グリゴローヴィチ、音楽:グラズノーフ)
         ガリーナ・ステパネンコ / アレクサンドル・ヴォルチコフ
    《別れ》( 振付:スメカーロフ、音楽:パウエル)
         エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ
    《タリスマン》よりパ・ド・ドゥ  (振付:プティパ / グーセフ、音楽:ドリゴ)
         アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン
    《タランテラ》 (振付:バランシン、音楽:ガチョーク / ケイ)
         ヴィクトリア・テリョーシキナ / レオニード・サラファーノフ
ー 休憩 ー

    《黄昏のヴェニス》     (振付:ヴィスクベンコ、音楽:ニンファ、フレーム、ヘーフェルフィンガー)
         スヴェトラーナ・ルンキナ / アンドレイ・メルクーリエフ
    《チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ》 (振付:バランシン、音楽:チャイコフスキー)
         アリーナ・ソーモワ / ウラジーミル・シクリャローフ
    《スパルタクス》よりデュエット (振付:グリゴローヴィチ、音楽:ハチャトゥリャン)
         アンナ・ニクーリナ / ミハイル・ロブーヒン
    《シンデレラ》よりデュエット    (振付:ラトマンスキー、音楽:プロコフィエフ)
         エフゲーニヤ・オブラスツォーワ / アレクサンドル・セルゲーエフ
    《カルメン組曲》より     (振付:アロンソ、音楽:ビゼー / シチェドリン)
         ガリーナ・ステパネンコ / アンドレイ・メルクーリエフ
    《ジュエルズ》より〈ダイヤモンド〉のパ・ド・ドゥ      (振付:バランシン、音楽:チャイコフスキー)
         ウリヤーナ・ロパートキナ / イーゴリ・コールプ
    《ドン・キホーテ》よりパ・ド・ドゥ (振付:プティパ / ゴールスキー、音楽:ミンクス)
         ナターリヤ・オーシポワ / イワン・ワシーリエフ


ここからPSです:



それはそうと、ラトマンスキーの「アンナ・カレーニナ」のプルミエ終了直後のロパートキナは、元気でした
http://www.mariinsky.ru/en/playbill/playbill/2010/10/15/1_1900/
PREMIERE
15
October
Friday
Diana Vishneva in the ballet
Anna Karenina
ballet in two acts after the novel by Lev Tolstoy

PREMIERE
16
October
Saturday
Ulyana Lopatkina in the ballet
Anna Karenina
ballet in two acts after the novel by Lev Tolstoy


次のマリインスキー公演では、是非この「アンナ・カレーニナ」・・ もちろん、ディアナで。 アンナのあの激情する性格はディアナで観たいしぴったりでしょう。前回は『イワンと仔馬』を持って来て頂きましたし、次回は是非新作を観てみたいですね。期待していますね♪ JAさん
併せて今回もブログの更新楽しみにしておりますね


※ところで、サラファーノフが共演したいアーティストは、アリーナ・コジョカルらしいのですが?