2007年8月30日木曜日

ロシア・バレエのスターたち Aプロ



今日は、
ボリショイ・バレエ&マリインスキー・バレエ  
『ロシア・バレエのスターたち Aプロ』に行ってきました。

 指揮:パーヴェル・ソローキン,他 Conductors : Pavel Sorokin
  演奏:東京ニューシティ管弦楽団  Tokyo New City Orchestra

   はじまり・・   ・・ ・・・


【ボリショイ・バレエ】
●エスメラルダ  プティパ振付/ドリゴ音楽
エカテリーナ・クリサノワ&ドミートリー・グダーノフ
もともと、『ノートルダム・ド・パリ』(好きな演目です)を題材にした演目で、エスメラルダとフェビュスの第2幕パ・ド・ドゥが踊られました。 エスメラルダは、かなり渋めのモスグリーンの衣装、2幕のパ・ド・ドゥです。コーダではグダーノフのサポートが少し不安定でした。バリエーションが始まってからは、問題なく立て直していました。・・が、カーテンコールのとき、随分と、クリサノワの怒った顔が忘れられません。多分グダーノフがカーテンコールの段取りを間違えたような・・  
クリサノワの感想ですが、特にバリエーションでの小さなタンバリン(黒に長いグリーンと赤のリボン付き)の、音の取り方はとっても素敵でした。トゥで打つ時、最初はタンバリンを確認していましたが、最後の方は客席を見て、余裕さえ感じさせる感じ。なぜパ・ド・ドゥでのあの失敗?って想わせるほどの美しさです。 あととっても仕草がかわいいのが印象です(現実はどうでも)♪

●マグリットマニア  ポーソホフ振付/ベートーヴェン音楽
ネッリ・コバヒーゼ&アルテム・シュピレフスキー
マグリットマニア自体、初見の作品です。2000年初演のベートーヴェンの抜粋で構成されているらしいが、音楽自体が余り記憶から消えている模様。
今回実は、コバヒーゼのジゼルが観たかったのです。 (2005年、カールとのジゼルが話題になっていたので)


マグリットマニアの衣装は、両脇に深いスリットの入りの赤いドレスと白いシャツにサスペンダー付黒フォーマルパンツ、リフトの時間が長かったのが印象的です。コバヒーゼの空気感はとても素敵です。またシュピレフスキーのサポートが軽やかだった印象です。またこの演目初見ですが、ボリショイで一番でした。


●海賊  プティパ振付/ドリゴ音楽
ニーナ・カプツォーワ&アンドレイ・メルクーリエフ
ランケンデムとグルナーラの踊り、昨年の『海賊』はロパートキナで見ましたが、この2人は、またメルクーリエフはなんともかっこ良いです・・はい

●ジゼル  コラーリ振付/アダン音楽
スヴェトラーナ・ルンキナ&ルスラン・スクヴォルツォフ
ルンキナ・スクヴォルツォフ の『ジゼル』アダージョは良かったです。かなりの「ブラボー」コールがかかっており、本当に丁寧に、ていねいに踊ってられました。 アラベスク自体が安定しており見ていてこの短い時間で入り込むことが出来ます。 少しジ~ン・・涙でした。
ルンキナ、これからは少し気になる存在になりそうです。コバヒーゼで無くっても何となく良かった感じがとても幸せです♪

●ファラオの娘  プティパ,ラコット振付/プーニ音楽
マリーヤ・アレクサンドロワ&セルゲイ・フィーリン
第二幕のパ・ド・ドゥ。衣装は紫のチュチュと白地にブルーの胸当て付。特にアレクサンドロワのヴァリエーションは高速かつ複雑なステップがなんとも音楽とマッチしていて綺麗でした。 アレクサンドロワは目を見ると、すごく優しそうな感じがしました。 なんとなく今まで少しきつい系と思っていましたが、カーテンコールのとき、ふっと目が合ったような気がして、優しさがとっても印象的。
また、フィーリンは大好きなダンサーで、やっぱり今回も好きです

●パリの炎  ワイノーネン振付/アサフィエフ音楽
ナターリヤ・オシポワ&イワン・ワシーリエフ
前半・ボリショイ最期のペアの登場です。
オシポワの脚力に・・参りました・・♪ 舞台の上を歩いていないかのう様に空気の中で1人踊っていました。このペアはまだまだ若いのでこれから◎ですね♪ 
2人のトリコロールの衣装は少しどうかと思うけど、特にワシリーエフのヴァリエーションで斜めの角度が観ていてはらはらする程でした。やはりこの企画で初日ボリショイの最期を飾るにふさわしい2人です。 ダンスは第四幕のパ・ド・ドゥ


【マリインスキー・バレエ】
私の稚拙な経験では、マリインスキー引越公演(2006年末)があり、とっても大きな事件でした。
大変美しい大好きなカンパニーです。

●ばらの精  フォーキン振付/ウェーバー音楽
イリーナ・ゴールプ&イーゴリ・コールプ
コールプは少し安定感にかけているような。 そう言えば、ボリショイのトップバッターも危なかったね。しかし少し焼けたゴールプはとっても綺麗で、マリインスキーの大好きな部分を偉観なく発揮♪
コールプのアーム(って言うより筋肉?)はとても美しい印象です。

●ヴェニスの謝肉祭  プティパ振付/プーニ音楽
って為ってるけど、『サタネラ』という演目
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ&ウラジーミル・シクリャローフ
とっても若いとだけしか覚えていません。なにせ次への期待感で・・m(__)m

●3つのグノシエンヌ  マネン振付/サティ音楽
ウリヤーナ・ロパートキナ&イワン・コズロフ
サティの『 グノシエンヌ 第1番』からはじまる、耳慣れた音。生ピアノはアレクサンドラ・ジーリナ。テンポの取り方は好きです。
向かい合って、青いシフォンのドレスのロパートキナ。 立っている時から音楽に乗っています。とっても幻想的な音楽・照明とロパートキナはブルーという感情が、時には硬直し、リフトされ、下りた瞬間から人間に戻る、感性と現実の表現。 完全にダンスだけでこの演目を踊りきった感がします。コズロフは躊躇に無いタイミングでロパートキナをサポートしています。なんとも美しい姿♪
  
●ディアナとアクテオン ワガーノワ振付/ドリゴ音楽
エカテリーナ・オスモールキナ&ミハイル・ロブーヒン
あえてエカテリーナと書きますが、今回一番気になっているバレリーナです。
でもとっても残念な気がしました。(多分本人が一番だと思いますが)

          


十分に出し切れない残念さ・・ と共に、Bプロ(タリスマン)では期待しています♪
  
●グラン・パ・クラシック  グゾフスキー振付/オーベール音楽
ヴィクトリア・テリョーシキナ&アントン・コールサコフ
テリョーシキナからは、マリインスキーの安定感が期待できます。まるで数学的な動きと思えるような音への乗り方。やはり彼女の安定感にすっかり魅了されました。カーテンコールのロパートキナ以来の2回目ですね。 コールサコフ はヴァリエーションでは、美しい弧を描いてます。5番も綺麗に入る、基礎のしっかり出来た感じを受けました。この演目はやはり安定感ですね。先ほどのエカテリーナの分まで頑張っていたような・・・
  
●チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ  バランシン振付/チャイコフスキー音楽
アリーナ・ソーモワ&アンドリアン・ファジェーエフ
ソーモアはやはりかわいさではマリインスキーで1番ですね。 ピンクの衣装もまた彼女の魅力に花を添える感じがします。 とにかく足が良く上がる。 長い足が耳元まで上がるから。大きめのチュチュの動きと相まってこの演目は満足ですが・・ でもでももう少し丁寧にすれば多分もっと良かったと感じております。 綺麗止まりで無いことをこれからの観るときの課題とします。
  
瀕死の白鳥  フォーキン振付/サン=サーンス音楽
ウリヤーナ・ロパートキナ
このサイトでもLINKしていますが、Youtubeの映像を載せています。
やはり、期待通りの美しさ。ここでもよく書いていますが、『舞台は生き物』的な事の全く無いロパートキナの素晴しさに感動です
(※ここで終わりたいがあと1つ)
  
●ドン・キホーテ  ゴールスキー振付/ミンクス音楽
オレシア・ノーヴィコワ&レオニード・サラファーノフ
第三幕のパ・ド・ドゥです。 サラファーノフパワー炸裂! ・・ 会場みんな(これって大げさかもしれないけど)サラファーノフの意図が解からないぞ。 そんなに頑張らなくても、ノーヴィコワも私達に見せてください。 みんなの舞台だよ!
ノーヴィコワにはこの先だいぶ会いそうな気がします。

以上つたない意見ですが思ったことを綴ってみました。全体的にはボリショイのレベル感がかなり勝ってますが合同の意味の鑑みる時、マリインスキーはロパートキナを出演させてまで対応できる深さにはやはり敬意を感じます。 ボリショイとマリインスキーの関係が少し見えたような、また企画スタッフの気持ちが嬉しく思います

※ところで、ロパートキナのカーテンコールのお話ですが、他のバレリーナとの違いを発見しました
  当日は多分彼女だけだと思いますが、カーテンに消える瞬間まで観客に目線を送っています
  体はカーテンの中に消えているんだけど、顔が残って『もう一度、私を観てくれている』って感覚を・・
  どこまでもプロです。

9/2はBプロ・千秋楽を観る予定です
フィナーレの模様はその時まとめて・・・ (素晴しい瞬間でした) ・・・
  

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