2007年8月28日火曜日

「衰え感じる前に潔く」 世界的バレリーナ、フェリ引退



  2007年08月27日14時53分


 世界的バレリーナ、アレッサンドラ・フェリの引退記念のガラ公演が先ごろ東京であり、妖精のような清らかで愛らしい踊りとの別れを惜しむファンの喝采が会場にあふれた。会見などで絶頂期の引退について聞かれると、「衰えを感じる前に潔く身を引きたい」。満面の笑みの中に、「バレエ女優」とたたえられた人気者の誇りがのぞく。
 ロベルト・ボッレやジュリー・ケントら人気ダンサーとのガラ公演では、「ジゼル」「マノン」など得意の演目を踊った。しなやかな動きと役の性格を浮き立たせる細やかな演技は、40代前半の今も目を見張らせるものがある。なぜ引退を決断したのか。 「10年、15年前より芸術家として充実しているように思える。比較的若い引退だけれど、経験と肉体のバランスが取れ、奇跡のような瞬間が味わえる時に辞めたい」
 19歳で英国ロイヤル・バレエ、21歳でアメリカン・バレエ・シアターのプリンシパルに。さらにスカラ座バレエのエトワールとして走り続けてきた。 与えられた才能を「神からの贈り物」という。それにこたえようと、自分の体をいじめ抜く厳しいけいこで有名だ。最初の娘を産んだ時は、出産間近までトレーニングし、産後もすぐけいこに出かけたほど。自分への厳しさからか、「仕事と正面から向き合えなくなったら、お客さんに失礼」と、引き際の重要さを強調する。
 劇場から劇場へと世界を飛び回る過密スケジュールを重ね、11歳と5歳の娘と親密な時間を十分持てなかった。 「2人ともバレエが好きで、よく劇場に来ましたが、疲れた私の姿を見たせいか、ダンサーになる気はないみたい。母親として励まし、成長をしっかり見守りたい」

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という記事を見つけました。
本当のことは多分フェリ自身しか知らないと思いますが、少なくとも私は、あの文化会館のあとの彼女の顔を観て、肌に触れそう感じました。 最高のパフォーマンスをしてくれた(結果は賛否ですが)事は多分間違いないと思います。舞台は生き物です。 良い日も有ればそうで無い時も多いかと思います。一生懸命の後は、やはり疲労が来ます。 観ているだけでも、その時のあと・は本当に疲れまた。
この疲れが思い出になる時、さて・・どのように思うかは、個人個人の思い入れのみかと思います。美しい思い出になれば良いとおもいつつ、やっぱりお別れですか?

  

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