エトワール達の花束Bプロ
2007/8/6 東京文化会館 於
あの日から少し時間が経ちましたが、やはりまだ空っぽの私です。今日は話題を終了後の”でまち”から話ますね♪ この前のニーナと言い、今回のフェリ、ルグリガラと怒涛の8月、また末からボリショイ・マリインスキーの合同公演と、なんて幸せ
涙目の私は、公演終了後、東京文化会館のあの扉へ向かいましたが、やっぱり最後の姿を観たい多くの人が先に待っておられた。 動けないよ・・そんなに早くって思いつつ、一番後ろ(道路側)で待っていました。相変わらずフェリは早いですね。
この日のために、フェリに渡すために買ったプレゼントを持って、・・こちらに来てくれるかな?・・ って思いつつ、サイン攻めのフェリ、軽く飛ばしながら目の前に、ほんとうに疲れきった顔、バレリーナとして最大のパフォーマンスを示した印。でも受取ってもらえた。思わずフェリの腕にすがっていた私。 フェリの小ささに、あれだけのパフォーマンスをした彼女であるにもかかわらず、腕の筋肉が無いようなやわらかさ。(ほんとうに舞台では大きく見えるのに)、あた暖かさ・・。
少し微笑んだ様子で、低い声音で「thank you」との言葉、・・また涙。
満足して帰ろうとした時、フェリが振り向くとこちらに手を振っている ・・えっ・・ 知り合いの方が私の前におられハグ。やっぱり綺麗な女性ですね。同年代の私にとっては憧れです。
今日のBプロがほんとうに最後なのね。
■ シンデレラ物語
■ カルメン
■ アポロ
■ イン・ザ・ミドル・サッムホワット・エレヴェイテッド
■ メドウ
■ マノン 第1幕より 寝室のパ・ド・ドゥ
■ ロミオとジュリエット 第3幕のパ・ド・ドゥ
■ ドンキホーテ より グランパ・ド・ドゥ
■ マーキュリアス・マニューバース
■ ル・グラン・パ・ド・ドゥ
■ 真夏の夜の夢
■ 椿姫 第3幕のパ・ド・ドゥ
マノン・大好きな演目、あの可愛さはなんとも言えない。この演目を知ってまず本を読んでました。ハードカバーの本です。こういう演目がほんとうに好きです。バレエ芸術はアスリートとして観るのもでは無いです・・私にとっては。フェッテがぶれないとか、余り実は問題ではないと思う。
なぜならフェリがその証拠。マノンでみせる、悪戯な少女から、先日の沼地での、力は抜けてるがしっかりと決めるフォルムに美しさを感じ、また死を感じ、また愛を感じます。
初公開のロミオとジュリエットは、ティボルトの死後、ジュリエットに別れを告げるシーン、ロミオの旅立ちへと続きます。ベルリオーズの音楽は、心に残っていませんが、邪魔にはなってないよ! だって観るほうが一杯だったから(この演目は♪)
ボッレのあの苦悩に満ちた表情は、今も切なくなります。
【あえて苦言】ル・グラン・パ・ド・ドゥも別なガラで見ていれば純粋に楽しめたと思う。この後半演目の流れは、まるで楽しめない結果となった。 笑ったりする気持ちで無いときに過酷でしたね。
いよいよ「黒のパ・ド・ドゥ」 ピアノを浅野菜生子さんが聞いて下さるそうですが、これもテープではなくて良かったって思いました。休憩時間にオーケストラピットにピアノが1台置かれている事を確認しています。 でも向きが変! ⇒ 会場を考えると開く方向が逆? 始まった瞬間に判った・・全然駄目です。 ぴあの もう少しよい方をつけて下さい。フェリの最期の舞台なのに。 ミラノではかなり有名な方の参加と聞いています。でもマイナスしても、感激でした。
マルグリット・ゴーティエ、ブルーバックの中、(ボッレは目の前)上手舞台の前に佇むアルマンドは、マルグリットを見つけた瞬間、気持ちと体がバラバラ。・・既に集中・・ 一瞬戸惑い、迎えに行きたいけど反発するアルマンドの視線。 フェリの体が語っている、「決して要求しない愛」。信頼と懇願をあれだけの時間で、表現できることが素晴しい。黒のドレスを取った時のフェリの透けて見える、からだは華奢でどこにあれだけのエネルギーがあるのか・・冒頭に書いた、印は多分、後の力が残っていないほどの消耗を演技に詰め込んでいると拝察します。
あまりのショックに空っぽ。
疲れました、ほんとうにこんな疲れは久しぶりかもしれません
カーテンコールは昨日同様、全く終わる気配なし・・
たった3日間の公演でしたが、いつまでも観ていたい 見ていたい そんな夜を過ごすことが出来、大変な幸福感を得られ、くたくたになるほどの時に見れた事に喜び一杯です
でも諸行無常
ロベルト・ボッレ 最大の今回の功労者
アリシア (シュツットガルト) 筋肉の強さと関節の柔軟さは忘れませんよ
シルヴィア・アッツオーニ (ハンブルグ) 大ファンになりました
ホセ (ABT) とっても素敵でした
マルセロ・ゴメス(ABT) 大変素敵でした
ジュリー・ケント(ABT) やっぱり素晴しいです
モニカ 大ファンになりました
アレクサンドル・リアブコ(ハンブルグ) 大ファンになりました
ほんとうに・ほんとうに ありがとう
私にとって、こんなに素敵なバレリーナに出会えることは、二度と無いかも知れません。
少なくとも、彼女の椿姫・マノンはもう観れないのですね、
さよならフェリ
ありがとうフェリ
でも今日は何年かぶりに、幸せに包まれた気持ちです♪
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